管理委託契約削減への取り組み(6)
管理会社と管理委託費3割削減(値引き)交渉が開始されましたが・・・
管理会社の対応は、「何を馬鹿なこと言ってるねん・・・」みたいな感じで、年間10~20万円位の2%値引き提示で鉾を納めようとしてきました。
そんな提案受け入れられる訳がありまへん!(笑)
「管理委託契約削減への取り組み(1)」
「管理委託契約削減への取り組み(2)」
「管理委託契約削減への取り組み(3)」
「管理委託契約削減への取り組み(4)」
「管理委託契約削減への取り組み(5)」
「キーマン」がテーブルに着くまで(後半)
「キーマン」と直接話をしないと(交渉しないと)・・・両者(=管理組合&管理会社)納得の良い結果を生みません。今回のような折衝では尚更そうだと思います。
前回に引き続き・・・今回は、管理会社の「キーマン」だったY部長に交渉のテーブルに着いてもらうまで経緯をお話します。
管理組合の真剣さを伝えろ!
管理組合からの申し出に対し・・・端からできないと断言し、真剣に応じようとしない管理会社には、こちらの真剣度合いを示さなければ(=危機感を持ってもらわなければ)なりません。
それには、他の管理会社からも見積を取得し・・・自分たちに相応しいパートナー(管理会社)を選ぶ用意があることを示さなければなりません。
・・・なので、前回登場した管理会社の「チームリーダーAさん」からの提案を断った際に、「他の管理会社から見積取得するために必要な書類を揃えて」と依頼した訳です。
Aさんの顔色変わる(笑)
私からの申し出に対し、Aさんは「そうですか・・・承知しました。どういった書類をご用意すればよろしいでしょうか?」と質問してきました。
Aさん自身は、他の管理会社が見積作成のために・・・どんな書類が必要なのか?分かっていたと思いますが、私を試したのだと思います。
私に「そんなことも分からずに・・・他の管理会社から見積取得なんて、できる訳ない!」と言いたかったのかもしれません。
私は、Aさんに予め用意していた下記のようなリストをお渡しました。
そして・・・(管理会社の書庫に保管されているであろう)うちのマンションの書類リストも手渡し「これら書類は、本来管理組合の所有物なので返して欲しい」と伝えました。
この書類をAさんが受け取った時、Aさんの顔色が変わりました。管理組合の真剣度合い(本気度合い)を肌で感じられたのだと思います。
もしかしたら・・・他の管理会社が後ろに控えているかもしれないと危機感を持たれたのかもしれません。
ところで・・・管理運営のズブの素人の私が、どうやって必要書類をリストアップしたのか?実は・・・それには、カラクリがあります。
ブレーン登場!
そうなんです。私には、Bさんというブレーンがいたのです!
Bさんは趣味のテニス仲間で、アフターテニスの飲み会で仲良くなりました。
飲み会の時にBさんが「退職後にパソコンを始めたけど、操作や設定がチンプンカンプン・・・上手く動かないわ」と話をされていたことがきっかけで、Bさんのパソコンフォローを私が引き受けることになりました。
なお、Bさんのご自宅でパソコンのフォローをした後は・・・決まってビールをいただきます。(笑)
趣味の世界のお付き合いなので利害関係が一切なく、しかも私より20歳くらい年上なのに、とても気の合うBさん・・・
ビールを飲みながらBさんには、色々な話をしました。
その話の中には・・・私がマンションの理事長をしていて、管理委託費削減にチャレンジ中!みたいなこともありました。
その時、Bさんは私に「そのためには他の管理会社から見積を取らないと、今の管理会社は本気に対応してくれないよ!」とアドバイスをしてくださいました。
この時に!Bさんが大手建築会社系列の管理会社の営業部門のマネージャーをされていたことが分かりました。(ホント驚いたわ・・・)
ちなみに、早期退職されたBさんが、私の相談に乗ってくれたのは・・・所属されていた管理会社がリプレイス受注するための支援ではなく、「パソコンフォローのお礼」のためです。
こんなありがたい出会いのおかげで、話を前に進めることができた!
・・・という訳です。
管理会社のC課長との面談
チームリーダーのAさんとの面談が終わった翌日に、Aさんの上席にあたるC課長より、私と面談するためのアポイント取得の電話連絡がありました。
電話でお話したC課長とは面識がありました。定期総会の時に挨拶に来られていたからです。
面談でC課長は、「管理会社に保管されている管理組合の資料はお届けする手配をしています。また・・・管理組合のご要望に対し、管理委託契約金額の見直しを行っているところです。
ところで・・・理事長は、どこか他の管理会社さんとお話をされておられるのですか?」みたいな探りを入れて来られました。
まずは、C課長に我々の快適なマンションライフのためのサービスを提供してくださっていることへの謝意を伝えた後、私はこう答えました。
「それは、これからです。ところで・・・C課長は、管理委託契約金額の変更に関して、決裁権をお持ちですか?」
この問いに対しては、C課長から「私に決裁権はありませんが、理事長のご要望にお応えすべく最大限の努力をするつもりでおります」・・・みたいな回答があったと記憶しています。
最後に・・・私からC課長に「御社とのパートナーシップを継続するために、決裁権のある方とお話をさせてください。私が大阪支店に伺っても良いです」とお願いをしました。
管理会社のY部長と面談
そうした過程を経て、決裁権をお持ちのY部長が大阪支店からマンションに来てくださることになりました。
いよいよ!管理委託費削減交渉の火ぶたが切られました! (つづく)