SDG’sな理事会運営(番外編)その2
前回の「SDG’sな理事会運営(番外編)」では、精神科医でユーチューバーの樺沢紫苑(かばさわ しおん)先生が発信されている「15-45-90分説」に基づき・・・「理事会は、基本90分、延長しても120分で終わるべきでは?」という提言を行いました。
具体的には、「15分x6ブロックに分けて時間をマネージメントする」ということになりますが・・・
「そう聞いてもピンとこない」という内容のコメントをいただきました。
今回は、管理組合が主体的に管理運営を実現し効率的に理事会運営を行なうために有効な手立ての1つを紹介する予定でしたが、それは次回に回して、「15分ブロックに分けて行う時間マネージメント」について、このブログを書く(制作)するためのスケジュールを基に掘り下げたいと思います。
実は・・・「15-45-90分説」実践中
樺沢先生の著書に触れて「15-45-90分説」を知ってから、私は(会議だけでなく)自身の行動を15分ブロックで考えるようになりました。
とはいっても・・・日常生活の中では、15分で収まらないことも沢山あります。全てを15分ブロックで考えることはできませんが、高い集中力を継続して求められる場合は有効な管理方法かな?と思っています。
事例:ブログ作成のスケジュール(その1)
私が、このブログを2日に1回のペースで書いているスケジュールを事例として紹介したいと思いますが、その前にブログ作成のための想定を次のように考えています。
ちなみに、私の文字を書くスピードは・・・(調べ物をしたりする時間を除くと)今のところ1文字/2秒くらいです。(将来は、これを1文字/1秒くらいにスキルアップしたいです)
ということで・・・ブログで新たに作成するテキストの文字数は、(自身のスキルを基準にして)毎回1,800文字を目安としています。
事例:ブログ作成のスケジュール(その2)
上記の想定で、私がこのブログを書くスケジュールは以下のようにしています。(最大120分まで)15分を1単位として考えています。
もちろん予定は未定!理想的に作業が進めば、90分で1本仕上がるはずですが・・・90分で仕上がったことはありません。(笑)
① 簡単な話の筋道(起・承・転・結)の検討 1~3単位
② テキストの作成(起・承・転・結:各1単位 基本4単位だけど・・・
③ 文章の自己校正・写真等の選定・SNSへの告知 1~2単位
④ 各単位間の休憩時間の合計 1~2単位(@3~5分x5~6回)
朝起きて・・・身支度が整ったら机に座ります。
机の上にメモ用紙を置いて①の筋道を考え始めます。
上手くまとまっていれば5~10分で片付くこともありますし、まとまらない時は30分経ってもまとまりません。
まとまったら、水かコーヒーを飲みます。まとまらなくても45分(3単位)で切り上げて、休憩を取ります。
そして、仮にまとまっていなくても・・・②の作業に入ります。(②の作業をしながら①の構想がまとまることもありますし、①がないので迷走して③が大変なことになることもあります(笑))
事例:ブログ作成のスケジュール(その3)
②の作業は、原則「起・承・転・結」の各チャプターを原則15分ずつ書くことにしてますが、原則どおりにはいきません。(笑)
筆が乗っている時と乗らない時があるからです。
筆が乗っている時は15分を超えても同じチャプターを書きますが、筆が乗っていない時は、15分経過したら切り上げて・・・次のチャプターに進みます。(もちろん15分以内に書き上がることもあります)
そして、チャプターが切り替わる毎にコーヒーを1口飲んだり、背伸びしたり、トイレ行ったり・・・(たぶん10秒以内だと思うけど)必ず小休止を入れてます。仮に作業が15分以内で終わった時は、その分休憩時間を長く取ります。(結局・・・そうした方が効率的で、早く終わるみたいです)
仕上がらなかった場合は?
③を含めて、120分(8単位)で片付かなかったら、その日の作業を中断します。(大体AM8時には終わるので・・・「朝ドラ」観ながらコーヒータイムが始まります(笑))それ以上は、やりません。
そして・・・その日の夜か翌日の朝に仕切り直します。
時間を空けることで・・・新たなヒントが生まれたり、進まなかった筆が進んだりします。
大概は、ここで仕上がるかな?
なお・・・仕切り直しは、ほとんど翌日の朝で、当日の夜はほとんどしないかな?(夜にするとしたら・・・その日にブログをアップしなければならないとかで、超切羽詰まった時だと思います(笑))
理事会も同じで良いのでは?
以上が、私のブログ作成タイムスケージュールでした。
私は、同じ発想で「理事会の時間管理」を考えるべきだと思います。
やっぱり・・・理事会の開催時間は、90分が理想かな?長くても120分で終わるべきだと思います。
私がイメージする理事会の時間管理をまとめると・・・以下のようになるとお思います。
① 15分1単位で議事を進める。(TPOはあるが、時間が余れば休憩)
② 想定時間で結論が出なかったら次回に先送りする。
③ 先送りできない事項は、臨時理事会で対応する。
④ 審議事項が多過ぎる場合は、専門委員会設置を検討する。
私のイメージが正しくて・・・「そうすれば、間違いない!」という部類のものではありません。
しかしながら、「理事会」は、能動的かつ効率的に運営しないと(運営するコツを考えて実践しないと)SDG’sは無理です。
不効率で長時間に及ぶ理事会、または管理会社の提案を受動的に受け入れるだけのお通夜のような理事会では・・・「理事役員就任は、組合員の義務だ!」と叫んでも、誰もやりたいと思わないでしょう。
これらを実現するための具体的な工夫例
理事会で理事役員が順番に発言する時間は「原則1回1分以内にしよう(=ゆっくり喋っても・・・原稿用紙1枚分400文字の発言が可能)」とか、理事会にペンとメモ用紙を各理事の机の前に置いて「(落書きで)意見をまとめてから発言しよう」とか、色々な工夫を考えるのもあり!だと思います。
理事会運営のヒントや参考になれば・・・うれしいです。(もちろん各理事会に馴染ませるためのアレンジはあり!ですよ)
今回は、ここまで!
次回は、上記の「色々な工夫」の1つであり、私的には・・・理事会のマネージメント強化に超有効な提案の1つだと思っている「プレ・理事会」について、お話したいと思います。 (つづく)