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佐世保市グルメクーポンの使い方(前編)

こんにちは、かわけんです。今回は長崎県佐世保市による飲食店来店支援事業「させぼグルメクーポン」の使い方をご紹介いたします。

今回の記事は佐世保市の方対象となりますので、他の地域の方はごめんなさい。でも佐世保がこういう事業をやっていることが周知されると、「自分の町にも導入してみよう」という呼び水になって、街が潤うことになるかもしれません。そうなってくれることを念じつつ、ペン(キー)を取り(叩き)ました。

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今回は基本的な使い方と、他の制度との併用で更にお得になる応用編を準備しました。


・お店側の使い方

5月下旬に佐世保市の公式HP上から事前告知が行われたことで、もう既にご存知の方も多いかと思います。この記事が出る頃にはきっと各店舗に文書での通知も行っていることでしょう。

こちらに詳細が書いてあるんですけど、かいつまんで説明すると”三密対策をしている飲食店”に対し「お客さんへの割引券を市が負担しますよ」ってこと。割引券を佐世保市が負担してくれることで、お店にとってはその分(割引)の支出負担がなくなるんです。

まず店舗側の一連の流れをご案内しましょう。

①申請用紙が送られてくるので(市のHPからでもダウンロードできます)それに必要事項を記入後、郵便で市に送付(6/5の消印有効)

②登録完了後、額面2,000円チケットが50枚各店に送られてくる

③お客さんにチケットを配り、回収(ここが難しいので後述)

④回収したチケットを請求書に添えて市に送る

⑤送ったチケットの枚数×2,000円が登録口座に振り込まれる

チケットは各店に50枚が送られるので、全部のチケットをきちんと回収できて送ることができれば100,000円が市から補助金が頂ける、というシステムなんですね。

市が推奨する基本的な使い方としては

①お店に来てくれた方が5,000円以上使ってくれたら、次回以降使える  「2,000円クーポン」を渡す。

②お客さんは次回来店時にそのクーポンをお店(クーポンを貰った店舗)で使い2,000円の優待を受け、お店側はチケットを回収。

というイメージ。つまりお客さんに2回足を運んで貰うのが狙いなのです。「リピーター獲得キャンペーン」と理解すればいいと思います。

さて、察しの良い方はここで『ん?」となったはず。

そうなんです。渡したチケットが必ずお店に帰ってくる、という保証はどこにもないんです。よしんば1回目の来店時に5,000円以上使ってくれたとして、そこでチケットをお渡ししたとしましょうか。でもお客さんが店を出た瞬間にチケットを捨てたり、無くしてしまったらどうなります?財布に入れっぱなしにしていたら?そのチケットは二度とお店に戻ることなく、お店はそのクーポン代を市から貰えません。埋没しちゃうってことですね。

だからどうやってチケットをお店に戻してもらうか?が鍵となるのです。

・お客さん側の使い方

このクーポン事業、お客さん側に特段難しいオペレーションは生じません。

①市のHP上で行きたいお店があるかどうかをチェック

佐世保市のHP上にお店のリストが公表される予定です(でも一応はお店側に確認をとったほうが良いと思います)。それは随時更新され「チケットの回収→市に送付」の作業が済んだ店舗はリストから削除されていきます。送付のやりとりは郵送によるものなので、それがHP上に反映されるまでのタイムラグがあるから注意が必要です。あと、お店側がそもそも登録自体を申請していない場合もあるので、言うまでもなくその場合も優待は受けることができません。

②予約時にお店にチケット残があるかどうかを確認

③店を利用してチケットを貰う

④再来店して優遇を受ける

といった具合です。

ただですね、この場合はチケットを貰った時点で「必ず、もう一度店に行ってチケットを返す」という良識というか善意が求められます。お客さんの善意に基づいた仕組みと言えるでしょう。だからチケットを捨てたり二度と店に行かない、あるいはそもそも使うつもりがないのならば、はじめから貰っちゃいけない性質のものだという認識は要ると思います。

あと、チケットの表面には店の印鑑が押してあるので、他店では使用できません。ちなみに⇩が裏面になります。お客さんはこれに署名して利用することになります。

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・お店の方、まずはとにかく登録を!

https://www.city.sasebo.lg.jp/kankou/syouko/documents/tirasi.pdf

ここまで来るとなんとなーく事業全体が見えたと思いますが、細かいところは上のリンク(佐世保市の広報チラシ)をご覧ください。

申請したり請求書送ったりといった作業こそ発生しますが、せっかくの支援事業な訳だし、これをきっかけにお店が商売繁盛して貰えて、お客さん側もお得感を感じて貰えたら嬉しいです。

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