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豚に真珠、猫に小判、私にRMEとDPAとノイマンとか
概要
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私は普段VRChatでボイチェンを使って雑談したり、YouTubeLiveでその様子を放送したり、自宅でカラオケ(ボイチェン)をしたりしてます。そんなことを早数年やってきましたが、ずっと欲しかった念願の機材を揃えたので、その使用感というか諸々の総まとめ的な感想を書きたいと思います。
機材
RME Fireface UCX II
YouTuberとかボイチェン使用者には知名度高めなオーディオインターフェースだと思います。もしかしたらBabyfaceの方が有名かもしれませんが、たぶんBabyfaceより上位機種になると思います。メリットは仮想?配線?(DSPでのルーティング)が可能な1~6chのin/outです。EQ等の基本的なDSPも付いています。
SHURE SE846
オーディオインターフェースに相応しいモニタを使うべきと思って購入したイヤホンです。この価格帯で有名メーカーの最上位モデル(現行で普通に購入できる範囲の製品)はコレだと思って購入しています。イヤホンはオーディオインターフェースと違って、選定基準となるような明確な機能の違いなどは正直ないです。
DPA CORE 4488
頭(耳)に装着するタイプのマイクとしては、個人が小売りから現在購入できる製品としては、最も高いのでは?と思って気になっていた製品です。こちらも選定基準についてはイヤホンと同様です。
NEUMANN TLM 102
据え置き?マイクは青天井とまでは言いませんが、安い車が買えるような製品もあるので、比較的高級なマイクを作ってるメーカーで一番安い製品を購入しました。こちらも選定基準についてはイヤホンと同様です。
試用
宣伝みたいで恐縮ですが、実際に使ってみた際のYouTubeLiveを貼ります。
RME + DPA
RME + NEUMANN
感想
各製品個別の感想です。
RME Fireface UCX II
Liveをしたりボイチェンを使う人で、金銭面的余裕があれば、購入しても良いと思います。特にボイチェンで音声通話を行う場合、Bananaで有名なVoicemeeterや、SYNCROOMなどの仮想デバイスの使用を強いられるケースが多いと思いますが、面倒だったり不安定だったり設定が複雑だったり飛んだり、色々大変な思いをしがちですが、その点で行けばこの製品は利点があります。それでも不安定な時が無いとは言いませんが、個人的にはだいぶマシです。設定が簡単かと言うと微妙です。慣れるまではある程度大変だと思います。
前述の利点に類似した機能を有する製品としては、PRESONUSのRevelator io24が挙げられますが、ドライバがだいぶ怪しいので、ブチギレて買い替えたのがこの製品(Fireface)だったりします。ASIOに拘らなければ、ESIのU22 XTは比較的まともに動いていた記憶です。安く済ますなら、安い普通のオーディオインターフェースを二台構成にするのが一番お手軽だし、変な動きはしないと思ってます。
VSTの構成をシンプルにしたいのであれば、DSPがPC負荷の面でも効果的ですが、DSPだけなら他にも搭載された製品が多数ありますし、DSPのためだけに購入するには高額過ぎる気はします。よって、金銭面に余裕があって、これまで上げた利点にメリットを感じられる人であれば、購入しても良いかも、という感じです。
SHURE SE846
所謂解像感が高い、みたいなのは確かに感じなくもないですが、正直誤差でしょ、感があります。「買って損した!」とは言いませんが、無理して購入する意味はないと思います。
DPA CORE 4488
購入直前くらいから若干分かっていましたが、頭(耳)につける系のマイクでかつ、アーム自体に緩衝機構がないものは、VRChat向けにHMDと組み合わせて使う用途にはあまり向かないと思いました。
というのも、タッチノイズが結構入るので、音質以前の使いにくさが気になってしまいます。また、専用?端子をXLRにする場合、変換端子が必要になるため動きにくい、というこれまた音質以前の使いにくさが気になります。繰り返しますが、音質以前の問題なので、論点が良くないのですが、結論としては、正直要らなかったな、という感想です。実際に今はもう使っていません。
個人的には所謂ピンマイク(分類的にはラベリア?)を何等かの形でHMDに装着するのが良いと思っています。また、XLRのケーブルは太いので、マイクから直接伸びているケーブルは、自分が動く範囲で十分な長さが確保されていると尚良いと思います。
NEUMANN TLM 102
前述のDPAはHMDに装着する前提で語ってしまいましたが、こちらは通常の使用方法で使っています。端的な感想としては、イヤホンとほぼ同様です。一度カラオケで使っただけですが、現時点では特に補足したい使用感とかもないです。似たタイプのマイクとして、AT2020を持っていますが、せっかく買ったしこっち使うか、くらいの感じです。
まとめ
正直コレが言いたいだけのために買った所ありますが、「綺麗な(可愛い)声の人は、マザボのオーディオインターフェースに3000円のマイク繋げても綺麗な(可愛い)声だから、機材とか設定を頑張っても誤差!」です。
ボイチェン使い始めて早数年ですが、色々な機材を買ってきたつもりです。無駄!無意味!とまでは言いませんが、正直誤差だと思っています。筋肉で頑張るべきだ!という論調もありますが、正直それも才能というか素質というか元の体の作りによるだろ、という感じがしていますので、現実は辛く厳しく、夢も希望もない訳です。
私にとって今回の無駄遣いは終活のひとつでした。あー、結局ダメだったんだな、という体験を得ることによって、またひとつ諦める覚悟を持つことができました。そういう意味では有意義だったと思っています。
今の私が今の機材を失ったら、M-AUDIOのM-TrackのDuoを前段Soloを後段にして、マイクはTOMOCA(Yoga?)のEM-700とaudio technicaのAT2020を揃えると思います。
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