VR感覚=幻覚&錯覚≠触覚 論
まえがき
それっぽいタイトルですが、私自身はVR感覚がないことを前もって記載します。あくまで個人として「そんな気がする」程度の話です。
呼称とイメージ
あやふやな対象の話なので、そもそも呼称が曖昧です。ありていに言うとVR感覚ですが、幻覚だの錯覚だの、第六感とかシックスセンスとか、それっぽい言葉だとクロスモーダルなんてのもあります。この記事で言うのは、これらの言葉をまるっとまとめて、大雑把にVR感覚と呼ぶことにします。具体的なイメージを挙げると、VR-HMDを被ってアバターを纏った時に脇腹突かれて「ひゃん」みたいなやつです。
本題の概要
VR感覚に関係しそうな実体験を3つ書きます。
・ザシュ
・ゲーム
・催眠
ザシュ
ときのそらさんの古いネタに「ザシュ!」っとピースで目を突く芸?があったのです。丁度その頃に私はVR-HMDを常用し始めたので、ふざけて真似たことがありました。当時はVR-HMDに不慣れなこともあり、目という人体でも比較的弱い部分に、ダメージが及ぶことを連想させる映像は、反射的に体が動いてしまうものでした。
ただ、これは今やられても当時ほどのインパクトはない気がします。VR感覚はVR体験時間が長いほど発現する。といった話も見聞きした記憶がありますが、こうした反射的な行動は、慣れてしまうと逆に失われてしまうように思います。考えようによっては、VR体験初期段階で反射的なVR感覚体験を重ねておくと、上手く適合するのではないか?とも思いました。
ゲーム
話は変わって普通のゲームの話です。HPゲージがあるタイプのゲームの方がイメージしやすいと思います。強力な攻撃を受けて自キャラのHPが一撃で9割持っていかれた時、どんなリアクションをしますか?人生で一度くらいは「いってぇ~!」なんて言ったことはありませんか?私はあります。思い返すと対人ネトゲで良く言っていた気がします。
ザシュに比べるとだいぶVR感がない話ですが、逆に考えると、VR-HMD以上に痛くなる要素はないはずなのに、痛い時のリアクションをしているというのは興味深いと思います。
催眠
またまた話は変わって催眠です。催眠と言っても怪しい人が体験者の頭を振り回して「あなたは動けません!」みたいなのとは違った話をします。ここで扱いたいのは催眠音声というヤツです。どういったものか説明するのは難しいので、私が聞いたことあるヤツを貼っておきます。趣味趣向含めてアタリハズレがあるのですが、私は一時期ハマりました。きっちりヘッドフォンで部屋を暗くしてベッドで横になって聞いてました。しかしながら、手を出してから飽きるまでずっと半信半疑で、怪しい本まで買ったりしましたが、今も信じていません。
ただし、この時期を境に発生した変化があります。催眠音声で聞いたようなシチュエーションや、意図しないタイミングで体がビクつく妙な癖が付きました。嘘かホントか、上級者はお気に入りの催眠音声の最初の音や特定の音だけで痙攣するそうですよ。こう書くと私も十分催眠にかかってるような気がしますが、本人的には変な癖が付いただけ、という認識です。
まとめ
結局何が言いたいかというと、ただの誤認であろうということです。極端な例で言ったらお薬キメてお脳がバグってるのと同じなんだと思ってます。なのでソコに「本当に触れられたような感覚」などというリアルな体験はなく、各々がイメージするVR感覚という自己暗示があるだけなのだと思います。