私といきものがかりの話
私は11歳の頃からいきものがかりのことが好きだ。
きっかけは私の弟だった。彼がCDを借りてきて、それを一緒に聴いていたら私の方がファンになってしまったのだ。現代風の言葉で言うなら、これが人生初めての「推し」だった。
あれから今年で10年、私は彼らに沢山の感情を教えてもらった。
一つのグループを追いかける楽しさ、推しの力の偉大さ、CDやライブのすばらしさ。
私の人生の基盤になるものも沢山あった。私が大学に行こうと思ったのは彼らみたいなかっこいい存在になりたかったからだ。
正直楽しいことばかりではなかった。放牧したときは死ぬほど泣いたし、ネットニュースにもさんざん踊らされたし、一時期全く曲が聴けなくなってしまうこともあった。
それでも、何回でも私は戻ってきた。
それは彼らの曲、彼らの人柄が本当に素晴らしくて、素敵だからだと私は信じている。
そんな彼らが決めた一つの決断、メンバー山下さんの脱退。
正直今はまだこれを受け止められていないし、納得もしていない。私自身これからどうしていいのかわからず、生活に精いっぱいの状態になってしまっている。
でもやっぱり彼らのことが大好きな自分のことは否定できなくて。
今回のツアー。本当は幕張メッセだけ参戦のつもりだったがそちらは中止になってしまった。(余談だが、その日は結局家族が手術する日に当たったので仮にやっても行けなかった)横浜公演をあきらめていた理由はただ一つ。簿記試験の三日前なのである(しかも一級受験は今回で三回目なのでそろそろ受からないとまずい)
その横浜公演。ついさっき購入してしまった。
どんなに泣いても落ち込んでもメンバーがいなくなることは変わらないし、辛いのは何も変わらないのだけれど、それでも「三人でのいきものがかりをちゃんと見納めしたい」という気持ちが強かった。
10年分の思いをちゃんと込めたかった。もう行くしかないと思った。
感染リスクやその他もろもろ色々気を付けることは山積みだ。そもそも試験勉強が本当に進んでいない(ショックでまともにやれていなかった)。でも不思議なことに、チケットを買った瞬間からめちゃくちゃ元気になった。
そんな自分を見て、自分が安心した。やっぱり嫌いにはなれないんだなと思った。10年も推している物をそう簡単に嫌いにはなれないんだね。
正直メンタルの起伏激しくて書いていること支離滅裂だけど、なんやかんやで私は横浜公演に行くことにしました。
三人体制最後(?)のライブ、全力で楽しませていただきます。まってろよいきもの!!!
…現地に電卓も持っていこうかな。w