9月10日
昨日は外がオレンジ色で不気味な1日だった。夫は週末に洗車したばかりの愛車が灰だらけになったと嘆いていた。遠くの山火事でも灰が降ってくるのだ。今朝は霞がかっているけどオレンジ色ではないし、昨日のようなケミカルの変な匂いもしないので手紙を出しがてら近所の郵便ポストまで歩いてみた。昨日は1日中、家に籠もっていたので一瞬でも外に出れるのはうれしい。自粛生活に入ってからお散歩に行けるのがうれしい犬の気持ちがよくわかる。
写真は、去年11月まで住んでいたアパートの裏にあった壁画アート。この壁画の向こう側が高級4つ星ホテルであるせいか一回真っ黒に塗りつぶされて消えてしまった。私は龍とかドラゴンとか好きなので消えたときには悲しかったのだがまたしばらくして気がついたら壁画がもっとカラフルで力強く蘇っていた。インスタグラムなどで知られたのか土日ともなるとこの壁画の前でわざわざ写真を撮りに来る人もたくさんいた。アメリカではMuralとGraffitiの2種類があっておそらくこのドラゴンは壁面の所有者の承諾のもとに描かれたものではないGraffitiだろう。一度アパートの裏口から出るとラジオ局のものですがとインタビューを求められた。質問の内容はこのドラゴンのアートをあなたはどう思う?と聞かれた。地域住民が沢山の人が写真を撮りに来てうるさかったり、ゴミが出るというらしい。私はこのドラゴンのおかげでいつもたむろしている薬物中毒のホームレスがいなくなったのでむしろありがたかった。宅配の荷物が無くなったり、建物に入って来て私の部屋の前で倒れていることもあった。昔は本当に美しかったサンフランシスコ市の大きな問題。ラジオ局の人には私的にはこのアートは好きだし、私の生活には問題ないですよとだけ答えた。
チャイナタウンらしい壁画アート。
壁画ではないけれど配電盤のようなボックスも最近はカラフルなものを見かける。
この毛並みがまるで本物のようでこの配線盤ボックスは犬にも大人気だったような。
迫力のある象は野球チームオークランドアスレティックスのマスコット。背景やら影も丁寧に描いてあった。壁画アートはあちこちにあっていつかゆっくり回って写真を沢山撮ろうと思っている。
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