2021.1.28
今日も天気が悪く外に出れないきこぺんアロハです。
写真は画像がきれいではないだけど我が家の裏庭。家の両側には義母ご自慢のバラの花壇があるがバドミントンコートサイズの裏庭はなぜかコンクリート。右上は夫のいとこが随分前に義母のリクエストで作った聖母マリア像の祠(ほこら)がある。
火曜日、大雨と強風で夜中に大きな音がしていた。昨日の朝、起きて庭を見ると上の写真のようにバーベキューグリルが倒れていた。夫のコーヒーを取りに下に行くとちょうどこの家のオサがいらしたので「庭が大変なことになってますよ。」と言うと「風が強かったからねえ毎日寒いわねえ。」と機嫌は良い義母メーテル。私は横たわっているプロパンガスが気になったので「私外に行ってなおしましょうか?」とオファーしたが義母は「ノーノー外になんか出なくていいわよ。それより後で頼みたいことがあるから。」
きゃー頼みたいことって何だろう。やはりこの人とはあまり会話をしてはいけないのか。この人のお願い事は厄介なことが多い。倒れたバーベキューグリルより大事な事ってなんだろう。
それにしてもこれ何とかしなくてよいのかとまだモヤモヤするが義母のお願いを夫が仕事に出た後に聞きに行った。「私は今日の午後に眼科に行くから赤いバッグを持ってきてちょうだい」義母は先生時代にはスーツを100着以上持っていて今でもこの家のどこかにあるようだ。そのうちにときめかない物がぎっしり詰まった我が家のガレージのことも書こうと思っているがここに住んでいない義姉と義兄の荷物がすごい。ぽけぺんが時々、全部あいつらの荷物は捨ててわしの大事なギャラドスをガレージに入れさせろと言うのだが義母に却下されている。車が2台入るスペースは整頓こそされているがここにアメリカでも人気のこんまりさんが来たら白目をむいて倒れると思う。
話は戻って義母のマスターベッドルームに私達は住んでいるのだが引っ越し前にクローゼットの洋服は全て移動してくれたがウォークインクローゼットの一番上の棚には義母のハンドバッグコレクションがまだ残っている。腰痛がひどくなって重いバッグを使わないようにしているようだが眼科にはちょっとおしゃれをして出かけたいらしい。でも赤いバッグだけではわからない。20個以上バッグがある中で赤も結構ある。ブランド名を言ってくれたらよいが「赤いのがいいの」としか言わない。この前はブラウンバッグをちょうだいと言われ紙袋を持って行ったら大笑いしながら違うと言われた。アメリカでブラウンバッグってあの茶色の紙袋だろと思った。色だけで言うのはやめてほしい。仕方がないので赤いバッグを3個ほど選び義母に見せに行く。3個の中に義母の使いたいバッグがありホッとした。教会もまだ行けないし、ちょっとした買い物と墓地と病院くらいしかお出かけすることがないメーテルは張り切って雨の中、眼科に出かけて行った。
庭に転がるバーベキューグリルを見ながらふと気づいた。これは義兄の買ったバーベキューグリルだから義母的にはどうでも良いのだ。私もなおしましょうかとは言ったものの結構重そうでこれはたまにランチタイムにやってくる筋肉マンの甥に頼むのが良いと判断。この間うっかり自分のマックブックをケースごと足の甲に落として青あざもできるしプロパンガスのタンクも足の上にでも落としたら大変だ。庭を見る度に気にはなるが私はさわらないでおこう。
安心したのは、ぽけぺんが去年植えたライムの木は無事だった。晴れたらまた写真を撮りたいが1個黄色い実が部屋の窓から見える。あれ?ライムの木だけどレモンの花粉が飛んできたのかな。