電車でゴー
自転車にもう40年近く乗ってないことを思い出し、自分の年齢を再確認したきこぺんアロハです。
自転車で電車に乗る方も多いサンフランシスコベイエリア。皆さんの自転車が様々で興味深いのだけど皆さん右足だけ履いているジーンズなどをくるくる巻き上げている。最初は知らなくてファッションかと思ったら自転車に乗るときにチェーンに裾が巻き込まれないようにだった。
電車は随分乗客も増えてきたけど警察官も良くパトロールしている。
どの駅もお掃除が行き届いて以前より清潔だ。駅のホームや駅前にお店などがないのが寂しい。自動販売機もない。
今週は火曜から木曜日まで3日連続で通勤した。まだ外出に慣れていないので疲れたなあと帰りの電車でぼーっとしているとギターを持った渡り鳥(昭和)じゃなかったお兄さんが乗ってきた。昔は電車の中で物乞いをする人も多かったし、音楽をかけてつり革などを使いちょっとしたブレイクダンス&アクロバットショーをする若者達やひとりめちゃくちゃ歌とギターの上手いおじいさんもいた。ギターのお兄さんは身なりはきちんとされている。失礼かもしれないがホームレスや怪しい人が絡んでくることもあるので必ず近くに来た人はチェックする。もちろん相手も私をチェックしているはず。するとギターのお兄さんはギターを弾き始めた。なかなかお上手。
ここで私の持病林家パー子症候群がムズムズ。写真を撮りたい。電車の中でキャハハとは言えないが周りにあまり人もいないしこのギターのお兄さん写真撮らせてくれないかなあ。
「ギターお上手ですね。写真撮っても良いですか?」と聞くと「もちろん。SNSで何でもどうぞ。」と言ってくれた。普段、ストリートミュージシャンなど良いなあと思った人には寄付(1ドルか2ドル)を少しするのだがこのお兄さんは受け取らなかった。ただギターを弾きたいだけだったのか。
笑顔はなかったが写真を撮らせてくれてそしてまたずっとギターを弾いていた。私の隣で。ときおり歌声なんかもして聞いていたらあっという間に通勤先からサンフランシスコ市内に入った。そしてお兄さんは私が好きなお寿司屋さんに近い駅で軽やかに降りて行った。
何だかとっても不思議だったけど電車に乗るとこういうことにも遭遇する。そして今日は一年半ぶりに友達とランチということでまた電車でゴー!お酒を飲む同士なので楽しみ。