11/10実装Landing Point樋口円香編を読む
Hoooooo!!いれぶんです。こちらは11/10に実装されたLP透編の感想文兼怪文書となる記事です。以下注意点です。
・記事というよりかはただの自分用の感想まとめなのでいろいろ話が飛躍してる気がします。
・コミュ内容のネタバレを含みます。さらに今までのノクチル全体のコミュの内容を前提としつつ絡めるのでさらにネタバレと妄想が飛躍します。お気を付けください。
・私個人の好意的・拡大解釈および誇大妄想を含みますが、それらを押し付ける意図のものでありません。むしろ自分の考えとの違いを発見してより幅の広い解釈を見せてくれ…。
・ゲーム内プロデューサーのことは名前が分からんので「シャニP」と呼称します。
では以下本文となります。
(※因みに、今回からNoteのβ版なるものを使ってみています。あんまりいつもと変わらないクソデカ冗長怪文書ですけどね!)
オープニングコミュ「kore kara」
オープニングではなにか水の中に沈んでいくような描写から始まります。いやこれ【ピトス・エルピス】じゃね?いきなり限定煽りかよ?ヒグッパリらしいな。そして沈み行く少女は問います。「アイドルとは?」
まるでその問いに答えようとするかのようにシャニPは「待たせた」と登場します。すると次にはもう車内に場面が移り変わっているのでおそらく仕事の帰りか何かのタイミングで円香を迎えに来たのだろうと思いますが、そこで円香は仕事の資料を読んでいたようです。真面目だなあ。
その仕事とは「ソロライブ」だそうです。え!?樋口円香シンガーソングライター概念…生きていた上に公式になるのか…?その仕事を請けるかどうかの話をせず、シャニPは「まだ誰にも知られていない仕事だ」と言い、どういう意味かと問う円香に「遠慮なくボツに出来るってことだ」となんかカッコいい迂遠な言い回しで先手を取ります。最近のシャニPは円香に対してこういう風に皮肉っぽい言い回しを良くしますよね。どっかの誰かによく似てるよな~。慣れたもんだ。
円香は「もしこれが遊び半分で作ったものなら破り捨てるが、利益になると考えて作ったのでしょう」と言うと「もちろん」と答えられ、円香は「じゃあ自分が判断すべきじゃない」と口を結びます。相変わらず真面目というか硬いというか…。そんな円香を見たシャニPは「そうだよな」とちょっと苦笑気味です。こういう時、円香がそうやって冷静に自身の置かれている立場を冷静に鑑みて、もっとも当たり障りのない返答をしてくるという事が分かり切っているという事でしょう。
しかしシャニPは「このソロライブではノクチルの歌でも他のアーティストの歌でも何を歌ってくれてもかまわない」という事を言います。そうしたステージのことをシャニPは「円香が自由に表現できるステージ」と述べ、「そういう企画を強引にスタートさせるのは違う気がする」として円香自身の意思を問います。円香は相変わらずというか、「自由な体ではなく本当に自由にやれと」「職務放棄では?」などと詰ってきますがもうシャニPは普通に流して「それでもそういう企画にしたいんだ」と話を続けます。ぅゎシャニPっょぃ。
そんなシャニPに押し負け気味の円香は、「車動かさないんですか」「いつもは走らせながら話す」と指摘し、シャニPもそういえばという感じです。しかしそれでもシャニPは「でも今日は答えを聞いてからがいい」となかなか譲りません。円香は「いつもと同じお得意の手口、逃げ道を塞いで話す」と皮肉りながら黙り込んでしまいます。事実上の敗北宣言でしょうねこれは。その「お得意の手口」にお前はいったい何度やられてきたんだ樋口?でもまあ、こういう風にすれば円香は断れないという事をシャニPもある程度分かっていてやってる節があると思うので、色んな意味でずるい男だと思います。はたしてそんなシャニPがこんな仕事を持ってきた思惑とは…?
1つ目のコミュ「fu tari」
1つ目のコミュではシャニPが空腹を訴え、円香に「何が食べたい?」と聞くと、「適当に近くでいいんじゃないですか」とかぶっきらぼうに答えています。…?……!?え!?なんかこいつ普通にシャニPに飯誘われて普通に乗っかっとるけど!?普通にめちゃビビりしてしまった…。一年前の円香ならまず間違いなくミスター・ハングリーとか訳分らん事言ってさっさと帰ってたでしょうね。なんだかんだで距離は縮まっているのでしょう。よかったなあシャニP…。
到着した先では、円香は「たっぷりエビグラタン」を頼んだようです。飯テロするな樋口。想像するだけでおいしそうな料理ですが、G.R.A.D.編でも「桜エビのパスタ」食ってたよな?エビ好きなの?
食事をともにしながら、シャニPは例のソロライブの会場候補の資料を円香に共有しています。やっぱり受けることにしたんですねえ。しかしそこで提示された会場はどれも円香の想定を上回るキャパシティのものだったようで「チケットが余るでしょ」なんて言いますが、シャニPは「ちゃんと埋められるという確信があって決めた」とぶった切ります。お前…ちゃんと考えたっていうのは疑わないけど、そうやってプレッシャーかけて円香をどうするつもりなんだ…。このひねくれ者はこういう時絶対に「無理、出来ない」とか言わない、言えないんだぞ。
そういう思惑通りか、円香はまたも押し切られて「好きにしてください」と乗っけられてしまいました。その辺は任せるという円香にシャニPは嬉しそう。なかなかエグいやり方しますねえシャニPも大概。
「あなたも暇じゃないんでしょ」「ノクチルとしてのワンマンライブもあるこの時期になぜわざわざ」と気遣いのような皮肉のような言葉をシャニPにぶつけますが、「準備にも時間がかかるから色々並行して進めていかないと」と至極真っ当な返事を受け、「段取りについて詳しくないのに余計なことを言った」と円香は謝罪します。なんか今回だいぶ円香押され気味ですね。これが…「折り目正しいスーツ」の力か…。
そんな状況で何か思うところありそうですが、円香は取り敢えず話を進め歌いたい曲目のリストをシャニPにチェインします。しかし「これカラオケと何が違うんですか?」「自分ならもっと上手いアーティストの歌を聴きに行く」とまだまだ納得がいっていないという部分をぶつけます。しかし我らがシャニP、「来るお客さんは上手い歌が聴きたいんじゃなくて円香の歌が聴きたいんだ」と切り返してまたも円香を黙らしています。シャニP今回のアプデでバフでも受けたんか?
「腹が減った時に何を食べようかという候補はあるけど、そうじゃなくて『あの店に行きたいんだ』という気持ちがある」「美味い店はたくさんあるけど、ここのエビグラタンが食べたいんだという気持ち」と追い打ちをかけています。円香は「エビ出せば満足するとでも」と怪訝な表情で、シャニPは「その方が円香にはわかりやすいかと…」と言い訳しています。わろた。おい樋口、お前エビ好きなのシャニPにバレてるぞ。円香は「適当な所」を指定していましたが、シャニPは円香がこの「エビグラタン」が好きなのを分かっていてしれっとここを選んだんだと思えます。イケメン~!だけど円香的にはさいっっっこうに癪に障るだろうな!!「とてもわかりやすいたとえ」と皮肉ります。全部平仮名表記なのが精一杯の皮肉感あって最高に樋口円香って感じする。
するとシャニPと思しきモノローグが「最近の円香は砕けた言葉遣いになることも多くて」「少しだけ近づいている気がしていた」と述べます。まあ間違いなく、出会ってすぐの頃とかと比較すると2人の信頼関係は深まったでしょう。このコミュ冒頭の部分でも述べたように、一緒に食事なんて初期の頃は絶対にありえないからね…。実感としてシャニPも円香との関係が築けているという思いがあるのでしょう。
2人は解散したようですが、円香はシャニPからメッセージを受け取っています。「事務所にファンレターをまとめてあるから次来た時呼んでくれ」「ソロライブの発表はまだだけどファンのみんなは喜ぶだろうな」と伝えていますが、いやメチャクチャにプレッシャーかけるなこいつな?円香は「チケット代のもとを取れるようにはします」といつもの調子ですが、絶対そんな軽いノリで受け止めてはないだろ。ちゃんと気持ちは作れているんだろうか…。最後にシャニPは「困ったことがあったらいつでも言ってくれ」と結びますが、円香は何か思っていそうです。しかし当然、伝えはしません。言う訳ないですよね。むしろそういう風に何かを引き出そうとすればするほど固く口を閉ざすのが樋口円香でしょう。「困ったことがあったら~」という風に切り込むのは多分悪手じゃないかなあ…距離が近づいたことで少し調子に乗ったかなシャニP?
というのを表すが如く、最後はシャニPの「掴める気がしていた」というモノローグで終わり!いや、不穏~~~~!!!もうダメだ。今、確信した。この後の展開で絶対ひと悶着起きる(ピトス・エルピス構文)。この言葉からは、シャニPが円香に対する距離の取り方や向き合い方を少なからず間違ってしまった(或いはこの先間違ってしまう)という状況を感じさせます。いい感じに関係築けてそうなコミュだったのに…どうしてこうなった…。
2つ目のコミュ「mizu kara」
円香は電車に乗っているようで、「座れてよかった」「満員電車で立ちっぱなしはない」などと考えながら眠気を覚えています。こいつよく脳内で誰相手でもなく何か喋ってるな。俺もそう(同調)。
微睡みの中で過去の思い出が蘇っています。小学生の頃、いきなりの小テストで結果が出せなった当時のクラスメイトに「でも円香ちゃんは頭良いから違うか!」と言われたこと。中学生の頃なのか、クラスメイトが「今日のリレー、せっかく樋口が逆転してくれたのに最後のやつがバトン落さなければ」と愚痴っていたこと。進路を考える時期、教師に「進路について何か困ったことがあったら言って、円香さんなら大丈夫だと思うけど!」と言われたこと。この思い出から見て、円香は相当な才媛であるという事が分かりますね。周囲から頭が良いと思われ、運動能力も高く、人生の一大イベントでもある進路決定についてでさえもまったく心配されていない。挙句の果てにアイドルやれるくらいの容姿もある。まさに才色兼備!流石は浅倉透の隣に立てる女。
するとどこからか「見て、海!」の声。今円香の乗っている電車の窓からは「海」が見えるようです。近くの乗客からは「寄り道したくなるよね」なんて言葉も聞こえていますが、円香は「せっかくいい席に座れたのに、途中で降りるなんて、ない」と感じたようです。別に誰に訊かれたのでもないのに相変わらずのヒネくれ脳内返答です。
当然、ここでの「いい席」は先ほどの回想でも表現された、円香のその数々の才能の事でしょう。円香が何かをものすごく頑張ったとか、上手くいくために何か根回しをしたとか、そういう事をしなくても物事がスムーズに進んでいくこと、それを「満員電車で座れたこと」と重ねています。まるで敷かれたレールを進む電車の如く。円香はこれまでのカードコミュでもちょいちょい「自分は何でもそれなりに出来る」という風にモノローグしているので、そういう自分に自覚的なんでしょうね。羨ましいなあ(嫉妬)。そんな円香は、その「いい席」を自ら手放すことを有り得ないと一笑に付すような態度を取りましたが、ならばなぜ、「海」を見るために「いい席」を捨てるという形に考えが及んでしまったんでしょうね。実はどこかにそういう発想があるからじゃないの?「ない」なんてことはないんじゃないのか樋口。
場面は切り替わり、円香は発声のレッスンを受けており首尾は上々のようです。傍らにいるシャニPは「より輝きを増して見える」と述べていますが、すぐに「これでいいのだろうか」「本当に円香の気持ちに寄り添えているだろうか」「これは本当に円香の望む空なのか」と何やら急に反省し始めました。どうした?という感じですが、ここまでのコミュで円香にプレッシャーを掛けてきたことに対する反省なのかな?という風に思えます。円香自身にセットリストを作らせたり円香に期待を寄せるファンの存在を匂わせたり、それこそ逃げ道を奪うように円香をソロライブに向き合わせている事に自覚的な部分があるのでしょう。まあその自覚があるんだったら少しは安心するよ…。それでもシャニPは「迷うのはやめよう」「この先にある円香を俺は信じたい」と気持ちを固めています。今回のシャニPの提案したソロライブ、そして円香に対する姿勢には、その先にある何かを見据えたものであるようですね。
一方で円香も脳内自己言及が始まっています。似た者同士。「自分を騙していないだろうか」「私は変わっていない、自分のために歌っていない」「ならばこれは、『衝動』のようなもの」と述べています。うーんどういうことでしょう。しかし「衝動」というのはG.R.A.D.編でも登場した言葉です。円香が例の【ギンコ・ビローバ】に登場した知り合いの子について「なぜ回そうとしなくても回る時計の針をわざわざ回そうとするのだろう」と問うた時、シャニPが「それはきっと衝動みたいなものかな」と答えていました。その時の円香はその言葉にピンと来た感じではありませんでしたが、今回その言葉を円香から出してきたという事は何か感ずるものはあったのでしょう。
今ここでその「衝動」という言葉について考えるとするならば、今自分が「アイドル」というものをやっていて、これからのライブのためにレッスンなり準備なりしている自分を正当化しようとしているのかなと思えます。先述のように円香は「海」を見るためだけに途中下車するなんてあり得ないという風に考えており、同じように「アイドル」なんて「いい席」に座っていたはずの円香にはわざわざやる必要のないものです。そういうスタンスが変わっていないという事を「自分は変わっていない」という言葉からも察せますが、そうなってくると今のアイドルをやっている自分が説明できなくなってしまうのを「衝動」という言葉で軽く片付けようとしているんじゃないかなあと思えました。
しかし円香の脳裏には、かつてW.I.N.G.編で声を掛けてきたファンの子の言葉や事務所で読んだであろうファンレターの言葉が入り乱れて思い出されていました。そこには「円香の歌声は生命力に満ち溢れている」という言葉もありました。円香はそんな言葉に、「歌もダンスも未熟な頃から、みんな何を」と疑問を漏らします。
楽屋かどこかでメイクされている円香は、スタイリストさんからメイクのセットについて問題のないことを伝え、「じゃあ仕上げちゃうから鏡で見てて」と促されます。「見ています」と答えた円香の脳裏には、「円香の事を見ています!」と伝えたファンの事が浮かんでいました。鏡に映る自分、ファンの人たちから見た自分、それが全く違うように円香には感じられているのだと察せられます。
自分が今アイドルをやっていること、それはただの衝動的な中身の無い行いであるはずだということ、しかしそんな自分に何かを期待してくれるファンが付いていること。うまく説明の出来ない自分の今置かれている状況が、円香を悩ませています。「アイドルとは?」、オープニングコミュでも描写された円香の問いは、このコミュの中でも画面に何度も映ります。円香は今、深く迷っています。「この先」…本当にたどり着けるのだろうか。頼んだぞシャニP。
3つ目のコミュ「moku suru」
次なるコミュでは【カラカラカラ】を思い起こさせるような夕暮れと、「どこへ行くんだ?」と問うシャニPに「部屋に戻ります、風が冷たいので」と何やら意味深な言葉を吐く円香が描写されました。するといきなり事務所に場面が変わり、「寝てたのか…」とシャニPが呟いています。今のはどうやらシャニPが見た夢だったみたいですが、事務所でうたた寝するくらい疲れてるし円香が夢に出てくるというのは何か気を揉んでいる部分があるのでしょう。
シャニPは円香のボーカルレッスンを外から聞いていた時の事を回想します。中に入ればよかったのにと言うトレーナーさんに円香の調子を尋ねます。シャニPは「なんとなく…(調子が悪いのでは?)」という風に切り出しかけたのですが、その意に反して「絶好調ですよ!」という反応を返され、少し戸惑ってしまっています。
シャニPはそのことを振り返り、「変な夢を見たのは最近の円香に感じる違和感のせいか」と分析しています。その脳裏にはソロライブの販促ポスターの案を提出してきた円香のことが思い出されています。そんなところまで円香側から提案してきてくれたのか…?ソロライブをやるとなってシャニPから「好きな曲やれ」という無茶ぶりをされたにも拘らず、円香は当然のように自分でしっかりセットリスト組んできました。その時はやる気のありそうに見える円香の事を嬉しく思えていたのでしょうが、その少し不自然にも思えてしまうほど期待に応えてくる円香の姿勢に「違和感」を感じ始めたのでしょう。しかしそれでもシャニPは「円香はいつも通りだ、俺の気のせいだ」と心を落ち着けています。本当にそうかあ?不安だなあ。
場所は変わり、どこかの現場です。ドアで隔てられた楽屋から漏れ出る、「あの人の事嫌い、暑苦しくて鬱陶しい」「若いのに大役任されて調子乗ってんじゃないの」という言葉をシャニPは神妙に聞いています。これまさかシャニPのこと…ってコト!?すると続けて「いつもだらしない格好でスーツ着てるところとか見たことない」と聞こえました。おっぶぇ!!我らがシャニPは「折り目正しいスーツ」の男なのでこれは違う人物についての悪評ですね。シャニPも胸を撫で下ろしているようです。
すると「今日もスーツがバッチリキマッてる」なんて適当なお世辞を言うスタッフさんに呼ばれてステージの確認に向かいます。タイムリー過ぎる発言。資料を取りに行ったスタッフさんを横目に、シャニPは「自分に才能があったとして、あらゆる注目を浴びるこのステージに立ちたいと思っただろうか」と自問します。シャニPがステージに立つとこ見たいけどな俺はな。
円香もその確認には立ち会う予定だったようで、挨拶がてら「どうだろう、ここは」とステージ設備に対する感想を求めています。どの席からもステージがよく見えそうだしソロライブにはぴったりだなんて会場の良さを伝えていますが、円香は「それはよかった」と他人事です。相変わらず…と思いたいんですが、ここ最近の円香に何か引っかかるものを感じるシャニPは「最近何か困ってることはないか?」とおそるおそる切り出します。しかし、分かり切っていますが、「ありません」と断言されています。そりゃそうなるよ。オープニングコミュの所でも述べましたが、円香に対して「何か困ったことがあったら」という切り出し方は悪手でしょう。シャニPも分かっててそうするしかなかったんでしょうけど…。
しかしシャニPはなんとか、「本当に何かある時はちゃんと言ってくれるし、そういうところは信頼している」と伝えました。若干強がりっぽい反撃ですが、円香は「強いて言うなら日が昇る前のチェインに迷惑した」と伝えています。シャニPは「困ったやつだな」ととぼけて「あなたのことです」とツッコまれています。わろた。しかも円香は多分「こいつこんな時間まで仕事してんのか」と察してプレッシャー感じるぞ。高燃費、ご苦労様です。
そして最後に、「羽ばたかせることの責任をきちんと負うことが出来るだろうか」というシャニPのものと思しきモノローグでコミュは終わります。うーんこの言葉は…?少なくともシャニPには円香を「羽ばたかせたい」という思いがあることは分かります。しかしそうすることで、円香に大きな負担を強いてしまいかねないことを危惧しているのでしょうか。「俺は本当に円香の気持ちに寄り添えているのか?」「もし自分に才能があったとしてこのステージ立ちたいと思っただろうか」という言葉から見ても、円香に自分の期待を押し付けてしまうことによる重い「責任」が自分にズシリとのしかかるのを感じていることだけはわかります。果たしてその重さを、ビシッとキマッたスーツの男は背負いきれるか?頑張れシャニP!
4つ目のコミュ「yoru ni」
4つ目のコミュはいきなり「空には無数の色がある 色は、混ざれば濁る そうして塗りつぶされた夜になった」とポエムから始まりました。アレ?これ透のコミュか?円香のコミュも大概こんなんやりますよねえ!大好きです(中毒)。
どこかの旅館?らしき場所で、カメラマンさんが「それにしてもいい画が撮れた」「道行く人も思わず目を止めてしまうようなポスターになる」「素敵な案をありがとうございました」とシャニPに謝辞を伝えています。これは前のコミュでシャニPが回想していたソロライブのポスターの話ですね。そしてそれは、円香が提案したものでもありますが、カメラマンさんの反応から見るに出来としては大成功であったことは疑いようもないですね。円香は本当に才能のある、素晴らしい子です。何をやってもそれなりにやれてしまう…。
するとシャニPは部屋の外に何か見つけたようで様子を伺いますが、暗転を挟んで「円香のことはおそらく、信じて見守るのが正解だ」「掴もうとしてはいけない」とシャニPの言葉が差し込まれます。やはりシャニPは円香に対しての向き合い方をずっと悩んでいるのでしょうが、前のコミュの最後のやり取りから反省して、その手を取るのではなく後ろから見守る形の方がいいのだろうと考えたのかもしれません。
窓の外に見えていたのは円香だったようで、夜の川べりをひとりで歩いていたみたいです。「遠くには行かないからご心配なく」などと言われていますが、シャニPは心配して円香の近くにいます。夜の水辺はマジで危ないから気を付けろ(注意喚起)。そんなシャニPに円香は「あなたといれば安全ってこと?」とキツい皮肉を言いますが、シャニPは特に何も返しませんし、円香もそれ以上のことは言わずに目を逸らしています。ここまでの皮肉っぽい軽口の応酬ではない…かなり大事な話になるぞ。(クソデカ感情展開を確信)
満天の星空、沢山の虫や鳥たちが鳴く夜の川べり。ややもするとシャニPは「静かな夜だな」と呟き、円香は「騒がしいと思いますが」といつもの反発です。確かに、この沢山の命の音たちを「静か」と思うのも「騒がしい」と思うのもどちらも間違ってはいないですね。
そんなやり取りで、シャニPは「最近似たようなことを思った」と切り出します。「客席や袖から見るステージはとても輝いて見えるけど、角度を変えたら案外そうでもないのかもしれない」と思ったと言うのです。これは先ほど3つ目のコミュの最後で読み取れたように、「ただ自分が円香をステージに立たせて輝かせたいだけで、円香にとってそれが必ずしも等しい価値を持つものでは無い」という思いでしょう。そして円香はそのシャニPの思いを完全に見透かすように「それでもそこに立たせたいんでしょう?」と追い打ちをかけ、「ソロライブを企画した理由は分かってる」「世間に私の価値を知らしめたいからですよね」とメチャクチャ鋭い言葉を放ってきます。う”ーん”手厳しいなあ…!やはり円香は「自分は『アイドル』という商品として、『プロデューサー』のビジネス(或いは自己満足)に使われるだけ」という意識があるのでしょう。いやキッツい!このゲーム仮にもアイマスだぞ!そんなこと言われると身につまされ過ぎてその言葉から目を逸らしたくなる…。
そんな円香の言葉を受けたシャニPは、「無難に答えることもできる」と考えます。まあ普通のアイドルマスターのプロデューサーとしては「そうじゃない」ってとこから綺麗事にも思えるような理想論でも叩きつけて丸く収まって終わりでしょう。しかしこの男、「でも」と明らかにそうじゃないやり方で行く意志を固めています。グギギ…何が起きるんだよ怖いよ…。
「少し、違う」とシャニPは円香の言葉を完全にではないものの否定し、「円香を自由にしたかった」と言います。円香はその言葉の意味を図りかねているようですが、続けて「円香が自己表現したくないのは分かっているし、それでいいと思っていた」「でもそれは違った、円香は表現したいと思う自分の事を押し殺している」と指摘し、円香も神妙に聞いています。畳みかけるようにシャニPは、「前に円香は自分の歌にどれほどの価値があるのか知りたがっていたよな?」「大事なのは円香の価値じゃなくて、円香にとって価値のあるものは何なのかということだ」「俺はそれが知りたいし、ファンも同じく円香を通してその世界に触れたいんだ」と伝えます。抱えてきた考えとか思いをぶちまけたという感じですが、少なくとも私個人としてはこれらの言葉が間違っているというようには思いませんね。そうやって頼まれてもいないのにどんどん自分を押し殺す円香に、もっと「自由」にやっていいということを示すためにシャニPは「ソロライブ」をやらせようとしています。
そんな言葉で円香がすんなり納得…するはずもなく、「でしょうね」と返します。そして「アイドルとは生き様を見せるもの」「ファンが見ているのは歌でもダンスでもなく、私そのもの」であると言います。そして「自分を見て楽しみ、喜び、悲しみ、嗤い、誹る」「私は娯楽のための見世物じゃない…」「私は誰にも縛られない…」とどんどんネガティブな方向に進んでいきます。うーん…結局「自由にやれ」と言われたところで、円香はステージに立つ以上そこに生じるしがらみや、パフォーマンスの良し悪しなんか見てない不特定多数の人間に良くも悪くも好奇の目に晒されることに縛られるという感覚があるようです。そんな一種呪詛のようにも思える言葉を吐き続ける円香。やはりこの樋口円香を説き伏せることは出来ないのか…?しかしシャニPはまるで自ら奈落へ沈もうとする円香の言葉を遮り…
ぉ"あ"ぁ"……(目眩)
言うのか…それを…。「お前がやっているのは社会や周りの人々の価値観を言い訳にして『自由』であることから逃げているだけだ、それは間違っている」「円香は最初から『自由』なんだ」と、面と向かって言いました。ここでぐちゃぐちゃ言うとアレなのでやめますが、まあこれはぐうの音も出ないでしょうね…。これまでシャニPを困らしてきたその言動や態度は、この指摘で概ね説明出来てしまいます。そうして心の奥底を看破されてしまった円香はというと…
突然走って逃げ出しました。えらいことです。あの樋口円香が、皮肉のひとつも言えず背を向けて逃げてしまったのです。ずーっとボロを出さないように張り合って来た円香も、ここに来てとうとう「折り目正しい」ままではいられませんでした。それくらい深いところまでこの言葉は刺さってしまったんでしょう。でも、それだけ刺さったってことはきっとどこかで自覚的な部分もあったんでしょうね…。
そんな円香の姿を見たシャニPは、「やり過ぎだ、絶対追いかけるな、選択を間違うな」と、己を押さえつけようとします。しかし「たとえ間違っていたとしても」と円香の背を追います。うーん流石!このコミュ冒頭の「樋口円香を掴もうとしてはいけない」という思いと相反するものを感じます。追いかけた先で、感情的になってしまっていた円香は、足元が疎かになったか転んで川に落ちてしまいます。大丈夫か!?危ないって言ったのに…。
シャニPは当然円香の事を心配し、「掴まれ」と言って手を伸ばしますが、「あなたを掴むくらいなら溺れて死ぬ」などと言います。そんな言葉を吐けるくらいに浅い川で転んだくらいで溺死出来る訳もないんですが、もうどうしてもシャニPの言葉や理想に手を伸ばしたくないんですね。そうすることに恐怖を覚えているようにすら見えます。
シャニPはそういう円香の心情を理解してか、「痛い時に掴まれって言っても無理だよな…」と詫びつつも、「俺が勝手に助けるよ」「溺れさせたりしない」と言い放ちました。かーーーっ!この男!!ほんともう…こいつ〜〜!!円香は「嫌い、本当に」と絞り出すように悪態を吐き、コミュは終わりました。
ここでのシャニPは、円香に自らの行動を持ってして「自由」を示して見せたと言えます。シャニPの言によれば、ここで円香を「追いかける」という選択は「間違っている」んですが、敢えてその方を取りました。ここでの「間違っている」というのはおそらく、客観的に見ればというか、円香のことを考えれば間違っているということです。これまでの円香の考え方や態度を尊重し、たった今追い詰められてボロボロになったであろう彼女に立て直す時間を与える方が穏便で正しいんでしょう。
しかし先述の通り、シャニPは円香に「他人の価値観で生きるな」と言って「自由」を示しました。その言葉に説得力を持たせるように、円香の事情なんか無視して「俺が助けたいから助ける」という、ある意味では傲岸不遜と言っても良いような態度をとって円香を救いあげました。でもそれが「自由」なんだということが、円香にも伝わっただろうか…。そうだと良いな。
ワンマンライブ当日コミュ
そしてそのままワンマンライブ当日です。いや大丈夫かよ!?透のLPもそうだけど4つ目のコミュが劇的展開過ぎて不安になるわ!
ライブ前の円香にシャニPは「足の捻挫は大丈夫か?」と聞きますが、「それ本番直前に聞くことですか?」とキレキレです。本当に本番直前に聞くようなことじゃないんですが、なんだかいつもの円香って感じ!あんなことがありましたが立て直せた感じですね!シャニPも「よし」とそんな円香を確認できています。
そして円香は、「あなたのことを誤解していたかもしれない」「アイドルをプロデュースしているのではなく、私をプロデュースしようとしているように見える」とシャニPに伝え、「いい迷惑」と零してステージへと向かいました。かなり良い感じですねこれ!今まで「シャニP→アイドル←樋口円香」みたいな構図だと思っていたんでしょうが、この男の場合そうじゃなくて「シャニP⇄樋口円香」の形でやっていくつもりであることをあの一件で理解したようです。ほんといい迷惑だよな!でもきっと、その方がいい。
ステージに立つ円香は来てくれたファンたちに恭しくちょっと形式ばり気味の挨拶とお礼をしています。でもそれはそれできっと悪いことじゃないよ!そういうのも大事です。いかんせん他のメンバーがね…あんまりそういうの上手く出来なさそうだから…。
そんなちょっと他人行儀で塩っぽいのが逆に向こうのファンには受けてそうな円香ですが、しっかり言葉を選ぶように重々しく口を開き、「歌は耳ではなく心で聴くものだと思う」「みなさんの生き方を通して響く歌、それはひとつとして同じものはない」「今日ここであなたの歌を聞いてください」と話しました。やった(感涙)!!円香は自分のことを縛り付けるものであると感じていた「ファン」に対し、「私はこう考える、私はこうする、あなたたちにはこうして欲しい」と伝えています。それが出来る、していいと分かったのかもしれません。それでいい!それが「自由」なんだ。
ステージ裏に戻ってきた円香は、4つ目のコミュでシャニPに掛けられたらしき言葉を回想しています。「もし円香の言う『アイドル』が生き様を見せるものだとして、歌もダンスも見られずに人間そのものを見られるとしても、そのステージに立つ円香は誰かのための円香じゃない」「円香のための円香なんだ」、シャニPはそう伝えていたようです。その言葉を深く反芻しているところ、それを言った当人が声を掛けてきますが、「今とても集中しているので」と突っぱねています。シャニPの言葉が正しいのかどうか、円香は今身をもって確かめるつもりかもしれません。でもそうしようとするくらいには、シャニPの思いは届いているんでしょう。なんか色々大丈夫そうだな!
ステージを終えて戻ってきた2人には沈黙が訪れます。しかしこれは決して気まずい状態なのではなく、もう何も言う事はないくらいにいい結果を得られたということでしょう。そうして一言、シャニPが「お疲れさま」と労うと、円香は「お疲れ様です」「プロデューサー」と返しました。泣いた(泣いた)。円香がシャニPの事を皮肉でもなんでもなく「プロデューサー」と面と向かって呼んだのは多分初めてじゃないですかね?この男、最初から「職務放棄」なんてしてないね。彼女はシャニPを「『樋口円香』の事をプロデュースする存在」として「プロデューサー」と認めました。もう完璧だ…アイドルとプロデューサーで二人三脚…まさにアイドルマスター!2人はここまでの物語で、結果としてお互いの手、というかもう心を「掴め」ましたね!!最高!!お前は間違ってなかったんだよシャニP!!
エンディングコミュ「color」
エンディングコミュでは、例のソロライブの現場に円香が入っています。スタッフさんたちも随分やる気のようで、なんだかいい雰囲気!そんな中証明を担当するスタッフさんは、「ポスターの雰囲気に合わせて抑えめの演出で構成してるけど、ラストではカラフルな照明を使おうと思う」「色は混ざると濁るけど、光は混ざると―――」と読み取れよと言わんばかりの発言をします。言うまでもなくこれは「RGB」、所謂「光の三原色」ですね。今は(ほぼ)亡きブラウン管テレビにめっちゃ目を近づけたりすると画面がこの3色で構成されていることが分かったりするんですが、この3色の光を全部混ぜると「白」になるんですよね。ところで【ピトス・エルピス】で「激情」に身を任せて歌う円香、とっても「白」かったですよね。多分そういう事です。
4つ目のコミュのコミュの冒頭で円香は「色は混ざれば濁る」ということを言っていました。それはきっと、「自分が色んな人間から期待されて、色んな目線で見られて、そうしていろんな色を混ぜられていくうちに自分は黒く濁る」みたいに思っていたのではないかと感じるのですが、「光は混ざれば混ざるほど白く研ぎ澄まされる」という風な形を示すのがこの発言なのでしょう。このソロライブ、そして集まるファンのみんなは、円香に「光」をもたらすだろうか。そうであってほしい!
ライブの始まる直前か、円香は心の中でまた自問自答をしています。これ長いので抜粋しちゃいますね!
おぉ…もう…(感情爆発)。一篇の詩なんだわ。ここに書いてある通り、円香は誰のためでもなく、かといって自分を満たすためでもなく、ただ「歌いたいから歌う」のだと、その「衝動」に身を任せようと思えています。そしてそういう他者のためでも自分のためでもない「誰のためでもない歌」が、そうだからこそそれを聞いた「その人のためだけの歌になれ」と言います。死んだ。この「歌」を受け止めた人にしかないそれぞれの「歌」があるのだということはステージ上で円香が言っていた通りです。「誰かに求められた歌を歌う」のではなく、「届いた歌がその人の求める歌になれ」ということでしょう。最高。そして最後には、そういう円香の「歌」を聞きたいと思った人々がいるということを、「私は」と含みを持たせて終わっています。いったいどういう言葉が続くんでしょうね?でも、後ろ向きな言葉が続くとは到底思えませんね!ソロライブ頑張れ円香!
一方シャニPは事務所に居ます。円香のソロライブについて行かなかったんだねシャニP。いつものように横で心配してたりすると円香の気に障るかもという気遣いもあるのかもしれませんが、きっと本当に心の底から「円香は大丈夫だ、今の円香なら『自由』にやれる」と思えてひとりで行かせたんじゃないかなと思います。
すると微かに歌声が聞こえてきます。シャニPは「気のせいかもしれないけど、どこからか、風に乗って―――」と独り言ちています。いやもうエモ死した。当然円香のソロライブでの歌声が物理的に事務所にまで届いたということはないでしょうが、円香の「衝動」に突き動かされた「誰のためでもない歌」は確かにシャニPに届いたように思えます。だってその「歌」を聞きたいと思う「ひとりひとり」には、向こうの世界の円香のファンたちは当然、シャニPだって含まれているのだから。はたしてこの「歌」は、シャニPにどう聞こえたのかなあ。きっと「生命力」のある、魂を削り出すような美しい歌声に違いないな。
場面は切り替わり、外出中のシャニPに円香は「今日ボーカルレッスンがしたいのですが」と連絡を入れ、シャニPは「今日か!?」驚いていますが、「急ですいません、無理そうなら」と遠慮しそうな円香を引き留め、「歌いたい時に歌って欲しいんだ」と最大限円香の意向に沿おうとします。泣いた(n度目)。
初期の頃の円香を想像してくださいよ!こういう時、「こうしたいんですけど」ってわざわざシャニPに許可とか取りますか?少なくともW.I.N.G.編の時そうじゃなかったでしょう。彼女は何も言わずにひとりでレッスン室に籠りましたよね。でも今は、「自分はこうしたい」というのをすぐにシャニPに伝えるようになりました。つまり円香は、シャニPが期待してくるように思えていた体のいい「アイドル」として己の欲求を誤魔化すのではなく、少しずつだけど「樋口円香」として個人の「したい」を伝えてもいいと思えているということです。相変わらずの深読みなんですけど、これめっちゃ嬉しいでしょ!シャニP的に!
そしてまた場面は変わり、送迎の車内です。もしかしたらソロライブの後かな?ここでもシャニPは特にその日の内容を問わず、「今日もお疲れ様」の一言だけで済ませます。信頼関係の強さを感じる…。
そしてシャニPは1つ目のコミュよろしく「困ったことに腹減ったな」と言い出します。そして円香も1つ目のコミュよろしく「適当な所でいい」と返すと、「じゃあたっぷりエビグラタンかな」と言います。いやまたちょっと皮肉っぽい返し方だな…なんて思うんですけど、円香は全く反発せずに「そうですね」と認めました。最高。だって円香は例え飢えていなくても「たっぷりエビグラタン」を食べたいし、シャニPもそれを分かっているし、円香だって分かられていることを分かっています。そうしてシャニPは「行くか」と車を走らせました。
今この車、そしてちょっと気障なその運転手はきっと、円香が皮肉った「逃げ道を塞ぐ」形で無理矢理前に進むように感じられるものではないはずです。たっぷりエビグラタンを食べるために、歌いたいときに歌うために、少しでも多くの円香「こうしたい」を叶えるために、未来へ向かうための乗り物であるはず。「海」が見たいなら、いつでもそう言えばいい!そこにいる男は「溺れさせない」と言ったんだから!恐れず「自由」に泳げ、樋口円香!!
まとめ
自由と責任、高2病
ドラマか?このコミュ?後半かなり劇的な展開になってもう倒れるかと思ったんですけど、その分樋口円香という少女の内面にかなり迫る内容でした。いつも通りとやかく考えていきますが文量だけが増えていく予感がします。
そのことを考える上で、樋口円香とはどういう人格の少女なのか?という部分を考えなければならないと思うのですが、私的な考えをザックリ言うと、円香は「高2病」だなという感じです。
ぎぃぃ…(フラッシュバック)。あなたもこういう時期ありませんでした?こういう風な名前つけられるくらいには一般的な現象なんだから恥ずかしがることないよ(自己擁護)。
まさに今高校二年生の円香はかなりこの傾向があって、とにかく身の回りや社会の物事に否定的ですよね。すぐに「どうせ世の中なんてこんなもんだ」「どうせこういう連中には下心がある」みたいに、必要以上にネガティブに物事を捉えます。それはシャニPに対する態度にも表れまくりだし、これまでのイベントストーリーの中でノクチルとして出演する番組に臨む時なんかにも遺憾なく発揮されています。「ヤラセでしょ」みたいな普通にメチャクチャ失礼なこと陰で言いますコイツ。性格悪いって思われるぞ!
しかし例えば、高2病に罹患した愚かな高校生の私がいて、そいつは「世の中はクソだ、学校なんてのも世の中の縮図みたいなもんだしクソ!だからいきなり退学して環境変えまーす!」ってしたか?しませんでした。普通に何事もなく卒業したし、普通に凡庸なオタクとして今まで生きているんです。というか正確に言えば、出来なかったというべきです。そんなことをしたら自分の人生どうなるのか、社会通念を通したリスクリターン等々考えれば割に合わない行動であるのは明確極まりなく、ただなんとなくそういう気に食わないものを批判したり皮肉ったりしながらも大人しく敷かれたレールに乗っているんですよね。高2病って結局「俺は世の中のことよくわかってる」風を醸し出しながら「こんなクソみたいな世の中だから仕方ない」というところに着地してしまって、結果的にそれは中指突き立てたかったはずの世の中に迎合してしまっていると言ってもいいです。
極端な例だったかもしれませんが、その日常や世界に対して何か変化をもたらしたい、あるいは自分の心を満たしたいと思って常識に縛られず望んだ行動を取ることを「自由」であると言ってもいいのですが、そうして道を踏み外した先に起きる何かについて、「責任」を取らなければいけないのは原則自分自身です。それはとっても怖い事ですよね。そして、その「責任」を負いたくないという「怖れ」を「自分が自由じゃないのはこんな世の中のせいだ」と社会や他者に転嫁して言い訳にする、それが高2病だと私は思います。
円香はもう完全にこの状態に陥っていることが今回のストーリーで示されました。2つ目のコミュでの電車のシーンですね。円香は「いい席」から離れらなくなってしまい、「海」に行くために途中下車することはおろか、その席を立って「海」を見る事すら「有り得ない」と思ってしまいます。そしてその脳裏には、かつて自分のことを高く評価して期待して周囲の人間たちのことが思い出されていたのですが、それは「周囲は自分に期待しているしそれにそこそこに応えておけば、こんな世の中でも自分の人生は上手くいく」と、本当は「海」を見てみたいしそうしようと思えばできるはずなのに、「いい席」から離れようとしない自分に言い訳しているように見えました。
やはりそれは本当は「自由」を望んでいるのに「自由」であることを怖がっているように見えるし、円香の弱い部分だったのだろうと思います。特に、「天塵」での冒頭の部分と、今回のオープニングコミュとを並べて見た時にそういう部分が感じられます。円香の物語において、「シャニPの車に乗る」というのはかなり意味を持たせて描写されることが多いです。(というかノクチルにとって「車」は割と大事なモチーフだと思います!)
円香にとって「シャニPの車に乗る」という行為は、今回円香が皮肉った通り、「逃げ場を塞いで行きたくもない未来に連れて行かれる」ことであるということが度々暗示されてきたように感じます。「天塵」の冒頭で、幼少の頃の記憶を思い出しながら円香は「降ろして」と強めにシャニPに言っていたのがそれですね。この時のシャニPはノクチルに初仕事を取ってきていて、それを円香に察されていましたが、それはつまり彼女たちが本格的に「アイドル」になるという「未来」に連れて行かれるということで、そこから「降ろして」と言っていたわけです。つまり円香はそういう風に勝手に「アイドル」にされる=「自由」を奪われることに抵抗を示していました。
しかしどうでしょう。今回のLP編、オープニングコミュで円香はシャニPに「自由にやっていい」と言われた時、「いつものように車動かさないんですか?(=いつものように勝手に物事を進めてはくれないのか?)」と問うてしまいました。先述の通り、円香はきっと「自由」であることを怖がっていて、本当はどこかで「車」を勝手に走らせるシャニPに甘えていた部分があったのだろうと思います。ここである意味シャニPにはしごを外された円香は、もし「自由」にやった時にもしかしたら失敗したり踏み外したりするかもしれないという「責任」の重さに、足元がグラついたんでしょう。だから「誰が自分の歌なんか聞きたいんだ」とか「こんな会場埋まるわけない」とか「せいぜいチケット代くらいは元とれるくらいにします」とか予防線張りまくりなんですよね円香。
実はこういう部分で彼女は結構よわよわで、結局例の言葉を言われるまで円香はずっとそうやって色々と言い訳しながら、優秀な「いい席」に座ってるやつらしくシャニPの期待に応える形でソロライブに向かおうとしていました。「自由にやれ」なんて言われても、この「アイドル」がビジネスであり、そのビジネスを生業にする男が持ってきた仕事は、結局の所「自由」ではないと円香は考えた、というかそう考える方が安心したんでしょうね。なんか分からんでもない気持ちだから困っちゃうなあ…。下手に「好きに私服で来てね」と言われるより毎日制服とかスーツの方がよっぽど気が楽みたいな、でも口では「私服いいな~」とか言う、そんな感じ。
とある男のエゴ
しかしそれを黙って見ていなかったのがこの男~(エンタの神様)!!シャニP!!ほんまこの高身長白コートエグゾディアめ。シャニPは「自由にやれ」と円香に伝えましたが、最初の内は円香も自分で考えて色々やっているように見えていたものの、やっぱりどうにも円香がどうにも何かに縛り付けられているように思えてきていました。
これもなかなか面白くて、シャニPは「円香はいつも通り変わっていない」と感じていたし、円香も「自分は変わっていない」とモノローグする部分があります。これはおそらく2人とも間違っていなくて、実際円香は変わっていないんですが、「変わっていない」からダメなんですよね。前項で述べた通り、円香は「自由」から逃げていて、それ故に自分を殺してしまいます。そしてそれを変えたいから「自由であれ」と円香にソロライブをやらせたかったわけですから、そりゃ「違和感」出てくるよね。
しかしシャニPもまた、「責任」に苛まれていました。「羽ばたかせることの責任」とシャニPは言っていましたが、円香に「自由」にやらせるにあたって、「自分がそうしたいという期待を円香に押し付けているだけ」の形になることに対する「怖れ」を感じます。そんな状態で「変わっていない、この『違和感』は勘違いだ」「円香のことは掴もうとしないのが正しい」なんて言うのは、円香のその何でもできてしまう「残酷な才能」に甘えていますよね。取り敢えず任せておけばそれなりのものを出してくるであろうし、それが「自由」にやった結果だと、シャニPすらもそう思ってしまいかけます。
でもシャニPは、足元の覚束ない川べりでのやり取りを通して、円香が自分の思う「アイドル」というものの「責任」に縛り付けられていたことを確認しました。そしてその円香の思う「アイドル」としての「責任」には他者が巻き込まれていることも分かります。歌やダンスではなく、自分自身を見て喜ぶ人も誹る人もいて、そういう他者の多様な期待に応えなくてはならなくなるというように感じられる「責任」への「怖れ」が、円香が「自由」に踏み出せなかった理由かなと思います。
ここまで「自由」に伴う「責任」の話をしていますが、円香はそもそもその「責任」を他者を通して感じていることがかなり多いよなと今回思いました。「誰かの人生に影響してしまう」という風な形で「責任」を強く感じてしまうタイプだと思います。W.I.N.G.で声を掛けてきたファンの言葉をずっと引きずっていたり、G.R.A.D.編で知り合いのアイドルの子を蹴落としてしまうことにずっとモヤモヤしてたり、今回も自分の歌を聞きたいと思ってくれるファンの手紙を見て「一体自分に何を求めているのだろう」と自問自答したりするのは円香のそういうキャラクター故です。何度も自分の怪文書で書いてしまいますが、やっぱり円香ってめっちゃ優しい子なんです…他人のことを背負い込んでしまうくらいに。
そう考えると、おそらくその他者の中にはシャニPとかいう男が含まれていますよね!円香の人生にズカズカと入り込んできて「ああして欲しい、こうして欲しい」というような期待を(最大限気遣いながらも)円香にかけ、そのくせ「自由であれ」とか抜かす男、それがシャニPです。そりゃ「嫌い」って言われるよ!!円香がシャニPと心の距離を置きたがるのはそういうある意味ご都合主義的な所が原因だと思うし、今思えばシャニPが円香によく「綺麗事ばかり」と皮肉られるのも納得です。
そしてシャニPは3つ目のコミュでの「暑苦しい」と評価されていた他のプロデューサーの話や円香に感じる違和感からそういう態度を改めようとしてしまいましたが、ご存じの通りコイツは最終的にはその円香に様々に期待を寄せる態度を、「俺がそうしたいからそうするんだ」と言って、弱いところを突かれて逃げ出し、社会や他者の水底で溺れ死にそうな円香に「溺れさせたりしない」と手を伸ばしやがったわけです。この態度は【カラカラカラ】のTrueの時から結構見えていて、円香が「自分のためにここまでする理由があなたにあるんですか」と問いそうになった時にも、その答えを聞きたくないと取り乱す円香に「分かる時が来るからその時までここ(この時のシチュエーションも車内!暗示的ですね!)にいてくれ」と言いやがり、円香もその言葉に乗ってしまっていました。そして「その時」はきっとこのLP編だったんですよ。シャニPが円香のために心血を注ぐ理由、それはただ、「俺がそうしたいから」というひとりの男の「エゴ」でした。そしてそういう態度こそが「自由」だと、ここで示しました。
ところで、その【カラカラカラ】で開放できるホーム会話に「ガラスの向こうから見つめないで。一緒に溺れる気もないくせに」というセリフがありますが、これは本当にその通りで、シャニPは円香と一緒に溺れるつもりなんて端からないし、それどころか「俺は円香も溺れさせない」というのがこの男の「エゴ」が出してきた結論です。しかし実際円香だって溺れたくなんてなかったから今回それで上手くいったんでしょう。この【カラカラカラ】のフェスイラストが公開された時、垂れている円香の髪が頬を伝う涙に見えるという話もありましたが、まあそういう事ですよね。円香はあの時からずっと溺れかけて泣いていたんです。とはいえこれ一年半前に実装されたカードだぞ!当時このイラストもセリフも結構衝撃をもって話題になっていたと思いますが、しっかりここで繋げてきてもう感嘆するばかり。凄いね、シャニマス。
衝動、激情、たっぷりエビグラタン、歌、海
そんなご都合主義白コート男に真正面からぶつかられ、「ぐちゃぐちゃに引き裂かれた」円香は結局その水底から引きずりあげられてしまったわけですが、結果として「最初から自分は『自由』だし、やりたいようにやってもいいのかもしれない」と思えたのでしょう。その点で結構大事なのはやっぱりシャニPが「溺れさせない」と宣言したことで、先程「自由には責任が伴う」ということを書いたんですが、シャニPのこの言葉は「俺も円香を自由にさせた責任を一緒に取るから」という宣言でもあります。その重さを背負い込みがちな円香に、一緒に背負ってやると言ったように思えます。
これ、G.R.A.D.編での4つ目のコミュ、「椅子の背もたれに」ですよね~!シャニPの円香に対する想いはなんだかんだで一貫してますね!ずっと一緒に円香の重さを背負おうとしてきました。そして円香がシャニPの事を「アイドル」ではなく「樋口円香」を見ようとする「プロデューサー」と呼んで認めたということは、最終的にその重さを預けたということでもあります。シャニPのスーツをぐちゃぐちゃに引き裂かずとも、2人は「アイドルとプロデューサー」ではなく「樋口円香とシャニP」という関係になれましたね!
「ステージに立つ円香は誰かのためではなく円香のための円香だ」という言葉を反芻しながらワンマンライブのステージに立ち、自分の思いや考えをファンのみんなに伝えた円香は自分が「自由」であるということを実感できたのでしょう。
そうして円香はそういう他者の価値観とか社会のしがらみにとらわれていない自分自身を振り返った時、そこに残っていたのが「衝動」だったというのがこの物語の結末です。誰かのためでもない、自分のためですらもない、それでも歌いたい、そう感じる自分だけが残っていることに気づきました。G.R.A.D.編ではまだ円香的にピンと来ていなかった部分ですが、それが「軽いものではない」ということについてはG.R.A.D.編の時点で円香は思えています。それがお前の中にもあったんだぞ!円香!
しかも円香は、そういう自身の「衝動」に対して実はかなり貪欲な面があるということが【ピトス・エルピス】で示されていました。そういう自分の「こうしたい」という「衝動」に向かって喉を潰してでも歌い続ける円香のその様をシャニPは「激情」と評しました。別にどこでご飯食べてもいいのにあの店の「たっぷりエビグラタン」を食べたいという気持ち、大人の忠告も聞かず自分の思う理想の「歌」を突き詰めたい子供っぽい気持ち、「いい席」なんかに縛り付けられないで「海」を見たいんだという気持ち。そういう「衝動」「激情」が円香にもずっとあったんです。
しかし「世の中がこうしろというから」「人々がそういうことを期待するから」と言い訳して、自分の思いを見た目だけは綺麗な「宝石箱」に押し込めて水底に沈めて無かったことにしてしまい、「自由」でなくなってしまう円香をシャニPは引き上げて開放して見せたわけです。【ピトス・エルピス】で小箱を壊したのがシャニPだったのはそういうことだったんだね。相変わらず有能が過ぎるこの男!
そして何より素晴らしいのが、円香はそういう「衝動」に突き動かされて歌う「歌」を、「ひとりひとりの歌になれ」と願ったことです。泣いたねこれね。ステージに立った円香も、「歌は心で聞くもの」「ひとつとして同じ歌はない」と言って、自分の歌を聞く「ひとりひとり」にそれぞれの「歌」があるということを主張しました。この態度は、乱暴に言い換えれば「こっちは好きにやるから自分の歌はそっちで好きに解釈しろ」という、ある意味で円香の「エゴ」な態度です。
しかしそれは、「自由」だということですよね?「円香は好きに歌う」「それを聞いたファンも好きに捉える」。つまり「自由」なのは、円香だけじゃなく向こうのファンも、そして画面の向こうの俺たちもなんですよ!円香はこの物語を通して、「自由」を主張できるようになったことで俺たちにも「あなたたちも自由なんだよ」と言ってくれたんです。泣いた。
ところで、そういう「エゴ」を通すことで相手にも「自由」を示すというやり方を円香に教えたのは誰ですか?シャニPですよね!この円香のシャニPの示してくれた態度から学び取って同じように誰かに何かを伝える、というのはG.R.A.D.編でのエンディングで知り合いの子に「願いは叶う」と伝えた流れと完全に一緒です。しかも今回シャニPが溺れそうな円香に手を伸ばした時は、「間違っていたとしても!」と「衝動」的に駆け出しましたからね!やっぱりこの2人、似た者同士なんだよなあ。そんな2人が手を取り合えたんだから、なんだかもう安心だな!
【ピトス・エルピス】、何を意味する言葉なのかはきっと皆さん調べがついていてご存知かと思いますが、オタク的には割とお馴染みの「パンドラの箱」のことでしたね。
パンドラの宝石箱としてずっと色んな思いを抱え込んできた樋口円香は、この物語でとうとうその箱を開放し、「自由」になってしまいました。そしてそこに残ったのは、ただ「歌いたい」という「衝動」だけ。しかしパンドラの箱がそうであったように、その最後に残った「衝動」は紛れもなく、「希望」であるはず!それは「大切なもの」をしまう箱だったと、もう既に描かれていましたね。やられたなあ〜!最高!
そしてこんな物語を見せられてしまったら、そのどうしようもない「衝動」に突き動かされて思いを込めて歌う円香の「生き様」は間違いなく生命力に溢れていて、聞いた人の心を揺り動かすものとなる、そんな「アイドル」になってくれるという「希望」を胸に抱かざるを得ません。というか抱いてやるよ!だって、歌いたい円香も、それを輝かせたいシャニPも、それを受け取る私も、みんなみんな「自由」なんだから!ゾウのように重々しく軽やかに、魂を削り出すように、「自由」に歌い踊れ!円香!
円香はきっといつか未来の空、吹き抜ける風に「自由」な歌や踊りを乗せて、それが届いた世界の何処かの誰かの心を震わせることが出来るようになる。そんな明るい「希望」、樋口円香の「これから」を感じられたことを、俺は―――!
感情置き場
嬉しく思う。心の底から本当に。完璧なまでに円香はスタートラインに立ってくれた。もう何も言う事はない。これが樋口円香の「Landing Point」。感情大爆発ですわこんなん!!実装初日、「デュフホw、拙者一気にノクチルのLP編見ちゃうでござるwww」とか思ってたのに、透と円香に浴びせられたものがクソデカすぎてそのまま寝ました(ザコ)。
いつも円香に対する感情は凄えデカくなりがちなんですけど、今回とても感じたのは、「俺メチャクチャ円香に自己投影してしまっているな…」という思いでした。マジで限界オタク過ぎて気持ち悪いって自分でも思うんですけど、正直円香の自己抑圧傾向とそれを社会や他者のせいにしたくなる態度、あまりにも理解出来過ぎるんですよね。そういう時期が実際あったし、今でもそういう思いがふと湧いてきてしまうこともあります。恥ずかしいわホント。死にてえ。
そしてそういう自分の事が大嫌いだし、だから円香にそうであって欲しくなくて感情がデカくなるんだと思うんですが、今回円香はそういう部分から一定の段階で解き放たれてくれた上に、こっちにまで「自由なんだよ」と言ってくれた気がしてなんかもう泣いた(号泣)。凄い嬉しかったよそれが!だから俺も「自由」に解釈してこんなクソ長怪文書を書き散らかしました(邪悪顔)。
また一方で、そういう風にオタクがキャラクターに自己投影して勝手に理想を押し付けることの危うさは十分に理解してるつもりなんですが、そういう部分でシャニPが悩んでいることを描写してくれたのもありがたいことです。透のLP編でもこれやってくれたんですよね。そういう風な部分での懸念を見せた上で「それでも」と前に進む方向にしてくれたシャニマスの物語の丁寧さ、本当に大好きです。別にノクチルに限った話じゃなくて、いつもこういう感じだからシャニマスくんは信頼できる!まだまだ樋口円香を、ノクチルを、283プロのみんなを追いかけていきたい!そう思えました!
なんにしてもここまで読んでくれた方、もしいらっしゃるなら人生の貴重なお時間を頂きありがとうございました。透のLP編記事と同じでおよそ24000字もある。しかも取り留めもないぐちゃぐちゃな内容で。わろた。マジで誰もここまで読んでなさそう!でもいいんだ、これが俺の「自由」なんだ!とか何とか言って、もし本当にここまで読んでくれた人いるなら本当にありがとう!たっぷりエビグラタンと同じくらい愛してる!兎も角、次の着地点で会いましょう!それでは~。どぼん。