COVID−19 Report 2023 Week 3
22年の新型コロナ感染を振り返って、Week 2では新規陽性数と死者数についての傾向をまとめた。今回は治療者数と重症者数の傾向を考察する。これらの数値はメディアで取り上げられることは少ないが、新規陽性数などとの相関を調べると興味深い結果が得られる。
1。22年のコロナー治療者数と重症者数
1A. 新規陽性数と死者数の修正
昨年末から新規陽性数0だったギリシャとドミニカ共和で漸く修正があった。フィンランド、スウェーデン、アメリカなどでもいつものように修正があった。新規陽性数や死者数の順位は変わらなかったが、修正後は以下のようになった
22年新規陽性数:3億7391万7692人(前年比△80%)
22年死者数:122万0682人(前年比▼65%)
22年致死率:0.3%(前年比▼0.61)
22年4期新規陽性数:4180万3091人(前期比▼39%、前年同期比▼25%)
22年4期死者数:14万8250人(前期比▼21%、前年同期比▼76%)
22年4期致死率:0.35%(前期比△0.07、前年同期比▼0.79)
Week 2で、中国の感染者数が大きく増えたという報道を紹介した。Worldometer が情報源として利用している中国CDC(https://www.chinacdc.cn/jkzt/crb/zl/szkb_11803/jszl_11809/)では1月9日以降データの更新がない(1月30日時点)。
1B. 治療者数と重症者数とその数え方
治療中の患者とは陽性の判定を受けたが、回復していない者のことである。QRでは単に治療者と呼ぶ。治療者は無症状の患者や入院等が必要な患者も含む。重症者とは呼吸補助機器等の必要な患者である。
治療者数と重症者数は新規陽性数などと数え方が異なり、その日に何人いるのかという数え方をする。ゆえに、22年と22年4期の治療者数、重症者数はその1日あたりの平均値を用いることにした。治療者数と重症者数の21年中の平均はまだ算出していないので。前年との比較はしていない。重症率は重症者数の治療者数に対する割合である。
キプロス、セルビア、コソボは独自の治療者数が発表されていない。北キプロスは22年7月以降治療者数を発表をやめてしまった。また、トルコなど19国地域では治療者数の発表を止めている。
1C. 治療者数は減少している
22年と22年4期の治療者数と重症者数
22年治療者数:3218万6177人
22年重症者数:4万9783人、
22年重症率:0.15%
22年4期治療者数:1610万9527人(前期比▼15%)
22年4期重症者数:3万7795人(前期比▼9%)
22年4期重症率:0.35%(前期比△0.01)
22年治療者数推移
22年1期は世界全体で、平均して毎日4467万人強の患者が治療を受けていた。22年2期は治療者数は半減し、以降は減少が続いていた。
大陸別22年4期の治療者数
アジア東で22年4期の1日平均治療者数がもっとも多かった。ヨーロッパ西は2番目に多かったが、アジア東の半分以下で、以下アメリカ北、ヨーロッパ東、アメリカ南と続く。
大陸別22年4期の治療者数シェア
外側が22年4期の、内側が22年3期のシェアである。4期はアジア東で世界の42%の治療者を占めた。3期は27%だったので、15ポイントも上げたことになる。4期はヨーロッパ西が21%、アメリカ北が17%のシェアでそれぞれ3期よりも下げた。またヨーロッパ東とアフリカでシェアが上がった。
大陸別22年治療者数の推移
1期はヨーロッパ西とアメリカ北での治療者数がが圧倒的に多かったが、2期以降はかなり減少して、3期4期ではアジア東の方が多くなった。ほとんどの地域で、2期以降治療者数は減少傾向にあるが、アジア東とヨーロッパ東で増加傾向にある。
人口が多ければ、治療者数も多くなるので、複数の国領土あるいは地域で比べるには、人口に対する割合で比較する。治療者数は新規陽性数よりも数が多いので、人口100万人あたりとはせず。単に人口比を出してみた。
大陸別22年4期の治療者数の割合
数ではアジア東が最も多かったが、率ではヨーロッパ西が最も高く、0.72%が治療中である。感染者が隔離されているとするならば、濃厚接触者も含め、約1~2%が隔離されていると推定される。アメリカ北、ヨーロッパ東でも率が高い。アフリカとアジア中は数も率も低い。
大陸別22年の治療者数の割合の推移
アジア東だけが治療者数の割合が増え続けている。
22年4期治療者数ランキング
表には上位20国までぼ国名、地域、QR Rank-4Q(4期QRランク)、New Cases-4Q(同新規陽性数)、Deaths-4Q(同死者数)、Average Active-4Q(同平均治療者数)、rank(同治順位)、Avg Active Rate-4Q(同割合)、ROC 3Q->4Q(3期から4期の平均変化率)、Average Active-2022(2022年平均治療者数)、Excess Positive 4Q(4期の超過陽性)、Rate of ex pos 4Q(同割合)、Avg serious-4Q(4期の平均重症者数)、Serious/Active-4Q(同重症率)、ROC 3Q->4Q(3期から4期の平均変化率)、Average serious-2022(2022年平均重症者数)、Serious/Active-2022(同重症率)をリストした。
治療者数は3期まではアメリカがダントツの1位だったが、4期は日本がトップに立った。アメリカが3期に比べ50%以上減らしたのに対し、日本は170%と大幅に増やした。日本の4期の平均治療者数は約355万人で、アメリカの2期(約236万人)、3期(約344万人)よりも多い。
上位は当然の新規陽性者も多いので、一般に、4期のQRランクも高い。しかし、4位のポーランド、6位のベトナムなどQRランクが40位以下の国地域もランクされている。後述するがこれらの国領土では回復者数が極端に少なく、22年9月30日以前に感染して、23年1月1日時点で治療中の患者が多数いる。つまり、一度感染したらなかなか治らない国である。
4期の平均治療者数0のところは北朝鮮、バチカン、西サハラ、ピトケアン、トルクメニスタンの3国2領土のみだった。ピトケアンとトルクメニスタンは今まで感染を一人も出していない。トケラウは、惜しくも22年12月30日に最初の感染者を出した。
エジプト、エルサルバドル、ニカラグア、グリーンランド、レソト、ヨルダン、ベラルーシ、ニジェール、キリバス、タジキスタン、ジブチ、モンセラートの12国領土では、新規陽性は0だが治療者は0でない。
22年4期新規陽性数0の国領土の治療者数重症者数
治療者数トップ5のシェア
外側が22年4期の、内側が22年3期のシェアである。日本で世界の24%の治療者を占めた。3期は7%だったので、3.5倍に拡大された。アメリカはシェアを落としたが、ポーランドはシェアを上げた。3期は上位5国で43%の治療者を占めたが4期は54%を占めるようになった。日本のシェアの拡大がそのままトップ5のシェアの拡大につながった。
治療者数トップ5の推移
日本とポーランドで治療者数が増加となっている。
22年4期治療者数割合ランキング
4期新規陽性数が10万人以上の国領土の中では香港の治療者数割合が最も高い。日本は2番目に多い。
1D. 治療者数と新規陽性数の関係
A/C値は1日平均治療者数の1日平均新規陽性数の対する割合である。とある日に100人の新規陽性があれば、その日の治療者数は100人になり、A/C値=1である。次の日にまた100人の新規陽性があれば、治療者数は200人になり、A/C値=2になる。3日目にまた100人の新規陽性があり、今度は50人が回復したとすれば、治療者数は250人になり、A/C値=2.5になる。A/C値は新規陽性数が増えるたびに上がっていくが、回復者があれば下がる。したがって、A/C値が高いと以前感染した陽性者が回復しないうちに、その数が増えていく状態である。したがって、治りが遅いといえる。22年12月31日時点の世界の A/C 値は32.6である。A/C値が100を超える国領土は、一度感染したらほとんど治らない状態である、と言える
22年A/C値の推移
22年1期は感染者数は多かったものの、A/C値は最も低かった。2期以降は上昇傾向にあった。22年1期はオミクロン株初期型、2期以降はBA.5型が主流だったので、BA.5型は初期型に比べ、回復が遅くなる傾向が見られる。これは高齢者や既往症を持つものなど体力の少ないものが感染するとより危険になったといえる。実際、死者数や重症者数も世界的に増えている。
大陸別22年4期のA/C値
4期世界平均の32未満のところは、ヨーロッパ西、アメリカ南、オセアニアの3地域しかない。特に、アフリカ東が1243で世界で最もA/C値が高い。アフリカは西も423、南も144で、どの地域でも100以上となっている。となっている。また、カリブ海も100以上である。アフリカやカリブ海は新規陽性数が少ないが、感染したらいつまでも治らない、傾向が高い。
大陸別22年のA/C値の推移
全ての地域でA/C値は増加傾向であるが、アフリカでの伸びが非常に大きい。
1E. 超過陽性ー治療の長期化
4期の超過陽性は22年12月31日の治療者数と4期の総新規陽性数との差である。4期の超過陽性がプラスなら、9月30日以前に感染し、23年1月1日になっても治療中の患者がいることを意味する。マイナスであったとしても、そのような患者がいる可能性は高い、というより、確実にいると考えるべきである。新規陽性があまりに多くてあまりに多くて、そのような患者の存在に目が向かないだけであろう。
9月30日以前に感染し、23年1月1日になっても治療中の患者は66国領土に少なくとも310万2139人いた。全治療者のうち15%が超過陽性、つまり、4期末時点で3か月以上治療中の患者であった。
4期超過陽性のランキング
4期の超過陽性が最も多かったのがポーランドの84万0046人だった。ポーランドでは22年4期の新規陽性数は7万5000人弱だった。仮に、10月1日時点での治療者数が0で、この新規陽性者全員が12月31日までに回復しなかったとしても、同日の治療者数は7万5000人にしかならない。ところが、実際の治療者数は91万人ほどいた。超過陽性で算出された約84万人は、10月1日以前に感染した事になる。ポーランドでは、現在治療中の患者の92%が感染してから3か月以上経過している。
超過陽性のランクの上位国は新規陽性が治療者数の比べ少ない。上位20国中、新規陽性数10万人以上はメキシコだけである。メキシコやエルサルバドルのように新規陽性数が0のところもある。
3期の超過陽性、つまり、22年6月30日以前に感染し、10月1日時点でなお治療中だった患者はは41国領土に178万9242人いた。治療者の13%が超過陽性だった/4期は3ヶ月以上経っても回復しない患者が3期に比べ133万人以上増え、割合も2%増えた。3ヶ月経っても治らない患者がいる国領土の数も3期に比べ25増えた。
A/C値と超過陽性から感染者の治療の長期化の問題が浮き彫りになる。
22年の超過陽性も同様に計算できる。これは、23年1月1日時点で3か月以上治療中の患者の数で、22年末の時点で以下の10国領土に少なくとも13万2634人いる。
1F. 重症者数ー正直国とそうでない国
22年重症者数、重症率推移
重症者数も治療者数と同様に22年1期が最も多く、2期以降はほぼ半減している。しかし、重症率は増加傾向にある。
22年4き重症者数上位5国の重症者数推移
重症者数は統計に問題があると思われる。重症者数は陽性者数のように新規重症者が何人という数え方はしない。今日これだけの人が重症です、という数を報告している。しかし、新たに重症化したものもいれば、回復した者、残念ながらなくなってしまったものもいるので、毎日ではないだろうが、重症者数は増えたり減ったりする。ところが重症者数が少なくとも3か月以上同じ数字を維持している国が世界には90國領土ある。例えば、重症者数1位のブラジルでは2020年12月に重症者数が8318人になったが、以降、23年1月20日まで、ずっと8313人のままである。上のグラフからもわかるように、アメリカ以外の全ての国で重症者数が変わっていない。新たな重症者数と重症を脱した人がいつも同じ数というのは不自然すぎる。
ブラジルを含めてボツワナ、カボベルデ、中央アフリカ、グアテマラ、リベリア、ロシア、タンザニア、イエメンの9国では2年以上、アフガニスタン、アンドラ、アンティグアバーブーダ、ボリビア、カメルーン、コロンビア、キュラソー、キプロス、エクアドル、エジプト、赤道ギニア、フェロー諸島、タヒチ、ホンジュラス、マラウィ、モルジブ、メキシコ、モナコ、モンゴル、ニジェール、ナイジェリア、パプアニューギニア、サンマルタン、南スーダン、ウズベキスタン、ジンバブエの27国領土で1年以上重症者数が同じである。
中でもエクアドルとホンジュラスは23年1月20日時点で治療者数が0なのに、それぞれ重症者数が759人と105人もいる。ギニアは現在の治療者数は0にもかかわらず、8人の重症者がいる。この8人は22年3月からかれこれ10ヶ月ほどずっと重症である。トルコは治療者数の公表をやめた時点から重症者数の公表をやめた。フェロー諸島、グダルーペ、アイスランド、マルティニク、タンザニア、チュニジアは治療者数の公表をやめているが、トルコのように重症者数の公表は続けている。しかし、その数は変わっていない。
というわけで、これら3ヶ月以上重症者数で同じ数字を続けている90國領土を、重症者数を正しく数えていない国領土とみなした。また、これらの国では、治療者数も疑わしいと考えるべきである。。例えば、治療者数の割合が世界最高のケイマン諸島では、2022年の間、治療者数が前週を下回ったことが一度もない。そして、治療者数が増えるのは新規陽性の確認があった時だけである。もちろん、回復者数は0である。したがって、ケイマン諸島の治療者数は21年12月以降の新規陽性数の合計に間違いない。
そこできちんと統計をとっていると思われる国領土の重症者数と重症率の数いを追ったところ、下のグラフのようになった。
BA.5型が流行し始めた22年3期以降、重症率が急上昇していることがわかる。前回報告したように、致死率も上昇させているので、BA.5型は初期型オミクロン株よりも重症度が高い可能性がある。そうえいば、22年8月頃から、日本では後遺症の相談が増えているという報道もあった。今コロナに感染して発病すると、治るまでに時間がかかり、治った後も後遺症に悩まされ続けるのではないか。
22年4期1日平均重症者数のランキング
重症者数を正しく数えていないと考えられる国の数値は青字にした。したがって、3位のアメリカが重症者数が最も多い。上位20国の中で、重症者数を正しく数えていると考えられる国は、アメリカ、ドイツ、韓国、中国、日本、フィリピンだけである。
2。アフリカで感染拡大か?
23年3週の世界のデータは以下のとおりである。増減は前週比(△は増加、▼は減少)、前週の数値は修正後のものを用いる。
新規陽性数:184万9236人(▼36%)、4週連続減少中
死者数:1万3218人(▼15%)、7週連続増加でストップ*
致死率:0.61%(△0.05)
治療者数:2035万3927人(▼3%)、9週連続増加でストップ
重症者数:4万4642人(▼3%)、9週連続増加でストップ
重症率:0.22%
回復者数:241万1564人(▼9%)、2週連続減少中
回復率:10.6%(▼0.6)、95%回復週数:26.8週(△1.5)
感染図、治療者数と重症者数の推移
回復者数と新規陽性数/治療者数の推移
4期の半ばから回復者数は新規陽性数w大きくしたμ割っていたが、2期に入ってその差が徐々に縮まり、今週ついに逆転した。つまり、治る人の方が新しく冠接する人よりも多くなった。したがって、治療者数も減少となった。
23年3週のワクチン接種状況は以下のとおりである
ワクチン総接種回数:1359万7734回(▼37%)* 完了率:63.8%
ブースター回数:975万0500回(▼61%) 過完了率:34.2%
ワクチン接種回数とブースター回数の推移
ワクチン接種回数と新規陽性数の推移
ワクチン接種回数と回復者数の推移
2A. 新規陽性数は大きく減少
新規陽性数は4週連続の減少となった。1週間の新規陽性数が200万人以下になるのは、2020年36週以来、2年3ヶ月ぶりである。
23年3週はクウェート、マラウィ、ベナンで約1か月ぶりの新規感染が確認された。また、チュニジア、モーリタニア、ミクロネシア、で前週比1000%以上の急増があった。中国やインドなど15国領土で新規陽性が0だったが、過去のデータからほとんど全ての国で発表をしていないだけであると考えられる。特に中国は先週紹介したTBSのニュースによると、かなりの新規陽性数増加が見込まれる。今のところ、どのコロナ統計サイトもTBS のニュースを反映していない。
ギリシャとドミニカ共和で年末年始の未公表分が公開された。
23年3週の新規陽性数ランキング
上位20国はロシアとスペインを除いてどこも減少傾向である。19位のギリシャは2週まではランク外であったので、赤字になっているが。修正後の順位は1週が15位、2週が11位なので、実際はランクダウンした。
23年3週の人口100万人当たり1日平均新規陽性数ランキング
23年3週のレベル地図
エクアドルと中国での新規陽性数0が続く可能性は、過去のデータをもとにすると否定される。したがって、単に発表していないだけと考え、黒レベルにした。
アフリカで感染拡大が目立つ
2B. 死者数は一転増加
前回1月13日時点で23年2週の死者数は1万4220人で前週比2%の減少だったが、前回の予想通り、ギリシャの修正によって1万5513人と一転して4%増となった。アメリカの修正が思いのほか小さく、日本の死者数がついに1位になった。
23年3週はタークスカイコスで1年ぶりの死者が出た。北キプロスでは16週間ぶり、マラウィで10週間ぶり、カタールで8週間ぶり、リヒテンシュタイン、南アフリカ、バーレーンでも1か月ぶりの死者があった。また、コスタリカ、アルメニア、ナミビア、コンゴ民主、ギニアでは23年発の死者があった。これで、23年に死者のあった国は123国領土となった。
23年3週の死者数ランキング
23年3週の人口100万人当たり1日平均死者数ランキング
2C. 治療者数は久々に減少
治療者数は10週間ぶりに減少した。ギニアで治療者数が0になった。しかし、中国で治療者数が先週と同じままである。新規陽性数同様更新をしていないと思われる。中国の状況によっては、治療者数は増加となっているかもしれない。
23年3週の治療者数ランキング
23年3週の治療者数割合ランキング
23年3週時点での6ヶ月以上治療中の患者数ランキング
世界35国領土で少なくとも174万5436人が22年7月1日以前に感染したがいまだに治療中である。前回に比べて、4680人減少した。
2D. 重症者数も10週ぶりに減少
重症者数も10週間ぶりに減少となった。中国は重症者数を公表しなかった。中国の状況によっては、重症者数も増加となる可能性がある。
23年3週の重症者数ランキング
2E. 回復はさらに長期化
回復者数は前週に引き続き減少となった。新規陽性数が減少したたからである。治療者数も減少したにもかかわらず、回復率は低下が続いている。依然として、感染後の回復にかかる時間がまた長くなった。95%回復週数は26.8週と少し伸びた。
ブルネイやギリシャなど13国領土で回復者数が0になった。ギリシャ以外の12国領土には治療中の患者がいる。また、ポーランドなど80国領土で治療中の患者がいるにもかかわらず治療者数が2週間以上0のママである。
23年1週の回復者数ランキング
23年1週の回復週数ランキング
2F. ワクチン接種回数
アフリカを中心とする修正により23年1週の接種回数は2137万9183回、23年2週はは2172万5054回と大きく増え、両週で前週比増加となった。ブースター回数も23年1週は1004万5280回、2週が1715万1596回と大きく修正された。
23年2週ワクチン接種回数ランキング
23年2週ブースター接種回数ランキング
3。コロナ六冠王
3A. 22年の日本の治療者数と重症者数
22年の日本の治療者数とその割合の推移
世界の治療者数は減少傾向だったが、日本は逆に増加した。治療者数の新規陽性数に対する割合は3期までは10前後を維持していたが、4期は4倍に膨れ上がった。
22年の日本の重症者数とその割合の推移
重症者数は世界の傾向とほぼ同じだが、重症率は世界とは逆に小さくなった。
3B. 22年3週は6項目で世界1位に
23年3週の日本の死者数はアメリカを抜いて世界1位になった。今回は、修正後のアメリカの死者数も低いままだった。アメリカは常にデータを修正しているので、来週はやっぱり日本の1位は幻だったと言っているかもしれない。また、新規陽性数の率である、人口100万人あたりの新規陽性数と治療者数の割合もライバルだった香港を上回り、23年1期の神姫陽性数10万人以上の国の中で1位となった。
新規陽性数:72万5643人(▼36%)12週連続1位
人口100万人あたり1日平均:825.4人、3位(1期新規陽性数10万人以上では1位)
死者数:2884(△3%)1位、
人口100万人あたり1日平均:3.3人、6位(1期新規陽性数10万人以上では2位)
治療者数:1042万0816人(△6%)13週連続1位、17週連続増加中
治療者数の割合:8%、10位(1期新規陽性数10万人以上では1位)
重症者数:673人(▼3%)15位(正しく数えている国では5位)12週連続増加でストップ
回復者数:11万9828人(▼38%)7位
人口100万人あたり1日平均:136人、24位
95%回復週数:262週(▼79)、回復者がいるところでは6位
日本の感染図、回復者数と治療者数の推移
日本と世界の回復率の推移
休み明けで接種回数が増え出した。同時に、新規陽性数や死者数も増え始めた。
ワクチン総接種回数:208万9728回(△27%)、ブースター回数:204万5678回(△29%)
オミクロン株対応ワクチン接種回数:224万2261回(△14%)
三回目接種回数:12万8684回(△18%)
四回目接種回数:58万8587回(△10%)
五回目接種回数:154万7796回(△16%)
日本の接種の推移
オミクロン株対応ワクチンの接種回数と治療者数の推移
オミクロン株対応ワクチンの接種回数と回復者数の推移
データについて
23年2週のデータは1月14日から20日までの合計(治療者数、重症者数は平均)である。1月25日時点で得られたデータを用いて計算しているので、他のデータサイトとは数値が異なることもある。また、過去のデータの数値は常に最新に更新されるので。過去のQRの数値と異なることもある。
人口、新規陽性数、死者数、治療者数、重症者数はWorldometer(https://www.worldometers.info/coronavirus/)の Coronavirus Update 、コソボはGoogle、北キプロスは自国のウェブページ(https://saglik.gov.ct.tr/COVID-19-GENEL-DURUM)、日本の空港検疫の新規陽性者数は厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/)の発表する「新型コロナウイルス感染症の現在の状況について」の数字を用いている。回復者数や感染率など各種2次データは全てこれらのデータから計算しているので、Worldometer のデータとは異なることもある。
接種回数とブースター回数はGithub(https://github.com/owid/covid-19-data/tree/master/public/data/vaccinations/country_data)から、日本のブースターとオミクロン対応については首相官邸のホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html)から入手している。その他のデータあるいは記事等の出どころは本文に記す。
23年1月31日投稿