COVID−19 Report 2023 Week 1 22年の新型コロナ感染を振り返る

23年1週は22年52週に引き続いて、新規陽性素数、死者数、接種回数は減少が続いている。しかし、100国領土近くで、データの更新がなされていないので、まだ正月休みが続いているのだろう。しかし、治療者数、重症者数、回復者数は増加が続いている。今回は22年の新型コロナの動向を振り返ってみる

1。22年のコロナ感染のデータ


今回は、世界全体の22年4期と2022年のデータをまとめた。大陸別データや指標別ランキングは来週以降に考察する。

1A. 22年は新規陽性は大きく増えたが、死者数重症者数は減った

22年の統計。( )は前年比(△は増加、▼は減少)、前年の数値は修正後のものを用いる。

新規陽性数:3億7374万6083人(△80%)
死者数:121万9379人(▼65%)、致死率:0.3%(▼1.4)
1日平均治療者数:2030万3306人(△10%)
1日平均重症者数:4万9557人(▼47%)、重症率:0.24%(▼0.27)
回復者数:3億8306万5691人(△97%)、回復率:102.5%(△8.7%)

22年感染図

22年治療者数と回復者数の推移

22年は新規陽性数を80%増加させたが、1日平均の治療者数は10%増にとどめた。また、死者数、重症者数も減少させた。21年は主にデルタ株、22年は主にオミクロン株の感染が中心だった。したがって、オミクロン株はデルタ株に比べ感染力は強いが、症状は軽く、早いうちに回復するといえる。

ワクチン接種回数:40億2053万7215回(▼56%)、完了率:64%(△14)
ブースター回数:1億6885万0445回(△182%)、過完了率:34%(△22)

接種回数とブースター回数の推移

接種国領土数とブースター実施国領土数の推移

接種回数は半減以上となったが、ブースターはほぼ倍増した。完了率は21年末にほぼ50%に達しており、特に、ヨーロッパ西、アメリカ北南、アジア東では接種の大半がブースターになった。しかし、初期型オミクロン株の終焉とともに、接種回数、ブースター回数ともに減少していった。

22年接種回数ランキング

22年に最も多く接種をしたのはインドである。1億回以上摂取した国も10国になる。ブースター回数は中国が最も多く、インドがそれに次ぐ。中国では
ブースターの割合が80%を超えるが、インドでは30%に満たない。ブースターの割合が低い国はアジアアフリカに多い。

接種回数 vs 新規陽性数

接種回数(右目盛り)は新規陽性数(左目盛り)の10倍に設定した。新規陽性数は接種回数の移動平均のグラフに近い。つまり、接種回数と新規陽性数とには相関がある。

21年から22年前半にかけて接種されていたワクチンはオミクロン株対応ではない。接種者の方が未接種者よりも人口100万人あたりの感染者数が多い(下図参照、厚生労働省のデータから作成)ことから、このワクチンにオミクロン株に対する予防効果はないことも証明されている。ところが、オミクロン株は比較的症状が軽いので、感染したことに気づかない者も多い。この当時は、ワクチンを接種すれば感染しにくいと勘違いしている者が多かったので、感染したという自覚がなく、マスクをしなかったり、集近閉を避けなかったりしたために、多くはワクチン接種から感染が広まったと考えられる。

22年新規陽性数ランキング

2022年に最も新規陽性数が多かったのはアメリカだった。アメリカを含めて、10国で2022年の新規陽性数が1000万人を上回った。これら10国の新規陽性数の合計は世界の61%を占める。下のグラフはこれら10国の新規陽性数の推移である。

アメリカの1月の新規陽性数があまりに多い(500万人以上)ため、300万人で切った。

1月はアメリカとその陰に隠れる形でフランスで1週間に200万人以上の新規陽性があった。また、ドイツ、ブラジル、イタリア、ロシアでも100万人以上の感染があった。イギリスは1月から急減した。QRでは、アフリカ由来のオミクロン株はまず、南アフリカの旧宗主国であるイギリスに渡り、そこからヨーロッパ各地とアメリカに移動したと考えている。2月は米仏伊伯で大きく減少したが、ドイツでは減少の幅が少なかく、代わって韓国で急増し、3月は200万人以上になった。

4月以降はアメリカと台湾で急増したが、どちらも100万人には届かなかった。台湾では6月から減少となったが、アメリカは横ばいが続いた。22年2期は多くがこれで感染んも一段落すると思っており、一気に規制緩和が進み、ヨーロッパを中心に入国時の検査の撤廃や、ワクチン接種証明も不要となった。おそらくそのせいで、6月半ばから独仏伊で急増した。

7月に入ると、米独仏伊では減少が始まったが、日本と韓国で急増が始まった。特に日本は8月中毎週100万人以上の新規感染があった。9月に入ると日本は急減するが、今度はドイツとフランスで急増した。

10月半ばから、日本と韓国で急増した。トップ10には届かなかったので、ここには出ていないが、台湾と香港でも急増した。また、ワールドカップのはじまった11月半ばから、世界的に増加した。

1B. 22年4期:致死率重症率の増加再開


22年の最初はひどい感染であったが、だんだんと治まってきた。しかし、4期に入ってから、それまでとは違う、感染状況が悪化しているデータが見られるようになった。4期の感染状況は以下の通りである。増減は前期比(△は増加、▼は減少)、前期の数値は修正後のものを用いる。

新規陽性数:4162万8382人(▼38%)
死者数:14万6952人(△0.4%)、致死率:0.35%(△0.07)
1日平均治療者数:1488万7005人(▼17%)
1日平均重症者数:3万8019人(△9%)、重症率:0.25%(△0.03)
回復者数:3342万2410人(▼56%)、回復率:80.3%(▼30.6)

4期の世界の感染図

4期の回復者数と治療者数の推移

4期の新規陽性数、治療者数ともに3期よりも減少したが、治療者数の減少ペースは新規陽性数のそれよりも少ない。つまり、一旦感染すると治りにくくなったといえる。また、致死率と重症率も上昇したので、感染の勢いは弱くなったが、症状が悪化しやすくなったといえる。特に11月18日以降、つまり、W杯が始まってから、いずれの指標も悪化している。オミクロン株の派生種ということになっているが、QRは新種ではないか、そして、W杯で世界に広まったのではないかと考えている。

22年4期新規感染数ランキング

国名(赤字はW杯出場国)、地域、4期新規陽性数、人口に対する割合、Worldometer(累計)順位、累計新規陽性数、人口に対する割合、4期死者数、4期致死率、累計死者数、累計致死率、4期1日平均治療者数、4期1日平均重症者数、4期回復者数、4期回復率、累計回復者数、累計回復率をリストしている

日本は4期の新規陽性数と治療者数も最多、死者数は2位。回復率は4期の新規陽性数が10万人以上のところではワースト1位。また、上位20国領土のうち、アジア東が6国、ヨーロッパ西で7国が占める。特に。4期だけで香港台湾では人口の10%以上が感染した。

22年4期は35国領土で新規陽性数が10万人をこえた。また、日本をはじめ8国で4期の新規陽性数が100万人以上となった。この8国で世界の新規陽性数の75%を占める。次のグラフはその8国の新規陽性数の推移である。

その他のランキングは次週以降にまとめる予定である。

ワクチン接種回数:5億3435万1149回(▼5%)、171国領土で接種(▼18)ブースター回数:1億6885万0445回(▼57%)、146国領土で接種(▼16)

接種回数とブースターの推移

接種国領土数とブースター実施国領土の推移

接種回数、ブースター回数はほぼ横ばい。50週頃に倍増するのは、中国、コンゴ民主、ナイジェリアでの接種回数増加が原因である。

22年4期接種回数ランキング

22年4期に世界で最も多くの接種をおこなったのが日本である。日本はブースター回数でも1番多かった。10国が22年4期に1000万回以上の接種をおこなった。ナイジェリアやコンゴ民主などアフリカでも接種回数が増えた。接種回数が多いからといって必ずしも回復者数が増えるとは限らない。

接種回数 vs 新規陽性数

2。 新規陽性数は減少しているが治療者数は増加が続いている

23年1週の世界のデータは以下のとおりである。データの更新されていない国領土が多いので。暫定数である。増減は前週比(△は増加、▼は減少)、前週の数値は修正後のものを用いる。

新規陽性数:300万5938人(▼16%)、2週連続減少中
死者数:1万2595人(▼8%)、2週連続減少中
治療者数:2030万3306人(△0.4%)、8週連続増加中
重症者数:4万3795人(△9%)、8週連続増加中
回復者数:290万6765人(△8%)、5週連続増加中

2A. オセアニアとカリブ海で新規陽性者急増

23年1週は158国領土で新規陽性の報告があった。22年52週に比べると14国領土増えた。レソトで16週間ぶりに新規陽性が確認された。グレナダで14週間ぶり、セントルシアでも12週間ぶり、パレスチナでも10週間ぶり、ミクロネシアでも9週間ぶり、スリナムとフィジーでも5週間ぶりの新規陽性が確認された。このうち、レソト、セントルシア、ミクロネシア、スリナム、フィジーでは数週間~十数週間ぶりでの死者も出た。また、52週に16週間ぶりの新規陽性を確認したトンガでは、今週も前週比850%増で感染が拡大している。

また、モンゴルなど17国領土で、22年52週の新規陽性が0になったにもかかわらず、今週は再び新規陽性が確認された。特に、カリブ海のアルーバ、マルティニク、グアドループ、サンバルテルミー、サンマルタン、シントマルテンと前述のセントルシアでは、人口100万人あたりの新規陽性数が高い。おそらく、年末年始のバカンス客が持ち込んだものと考えられる。

ブルネイで過去数週間分にわたって、新規陽性数などの修正があった。

1月10日時点で確認できた23年1期の新規陽性数は300万人強であるが、今後、多くの国で修正が行われると思われるので、最終的には350万人前後になると思われる。

各種ランキングの順位の付け方は、その週の数の多い順である、同数なら、2023年1期の新規陽性数の多い方、2023年の多い方、累計の多い方の順につけている。

23年1週の新規陽性数ランキング

表は国名(赤字はW杯出場国)、地域、順位、23年1週の新規陽性数、同人口100万人あたりの新規陽性数、伸び率、連続週数、レベル、22年4期の新規陽性数とその人口に占める割合、22年の新規陽性数とその人口に占める割合、今までの累計新規陽性数とその人口に占める割合をリストした。

23年1週の新規陽性数1位は前年から引き続き日本である。11週間続いた増加もようやく止まったが、正月休みで、報告されていないだけかもしれない。また、日本、韓国、台湾、香港がトップ5に顔を揃え、中国も12位にランクアップした。

23年1週の人口100万人当たり1日平均新規陽性数ランキング

最も老いのはニウエの1万2947人(△10%)である。数は147人と少ないが、人口の9%に相当する。新規陽性数トップ5の日本、韓国、台湾、香港が逆順でランクされた。日本までの6国領土が1000人以上である。

次の地図は23年1週のレベルである。

2B. 香港マカオで死者の割合が多い

23年1週は93国領土で死者の報告があった。22年52週に比べて1国領土増えた。マヨットで11ヶ月ぶり、ルワンダで半年ぶりmフィジ=で18週間ぶり、レソトで17週間ぶり、モナコで16週間ぶり、グレナダで14週間ぶり、セントルシアとミクロネシアで12週間ぶり、ネパールとグアドループで10週間ぶり、ジブラルタルで8週間ぶり、スリナムで1ヶ月ぶりの死者があった。

23年1週の死者数ランキング

22年52週は「日本の死者数は2294人で55週間連続で1位だったアメリカを抜いて世界1になった」と書いたが、その後の修正でやっぱりアメリカが一番だった、23年1週は日本の死者数がアメリカを超え、1位なっている。しかし、修正で、またアメリカが1位になるかもしれない。

22年4期と22年全体の致死率を比較すると、多くの国で、22年4期の方が高い、特にイギリスは22年全体では0.46%であるが、22年4期に限れば1.95%と2020年並みの高さである。オミクロン株は一般に重症化しにくいと言われているが、4期に流行しているものはそうではないことを意味している。単純に累計の致死率が下がっていることだけしか見ていないと、このような変化に気づかない。

22年52週の人口100万人当たり1日平均死者数ランキング

8週連続で死者数の増加している香港が8.44人で最も多い。2番目がマカオの7.28人である。こちらも4週連続で死者数が増えている。神姫陽性数10万人以上では日本が2番目に多い。

2C. 治療者数は増加が続いている

治療者とは新型コロナに感染してまだ回復していない患者のことである。Worldometer でも集計方法は新規陽性数とは異なり、その日以前に感染した患者も含む。治療者数は新規陽性数の3倍から4倍になる。このことから、感染者の多くは陽性と診断されてから、3~4週間で回復すると考えられる。

23年1週時点で治療者数は増加が続いているが、伸び率は低下している。本来なら、23年2週から治療者数は減少に転じるはずだが、正月休みの修正も入るので、増加が続く可能性もある。

23年1週時点で198国領土に治療中の患者がいる。エジプト、エルサルバドル、ニカラグア、グリーンランド、レソト、ヨルダン、ベラルーシ、ニジェール、キリバス、タジキスタン、ジブチ、モンセラートの11国領土では4期の新規陽性数が0にもかかわらず、治療者数が0でない、つまり、22年9月以前に感染していまだに回復していない患者がいる。

最も長く治療者数の増加が続いているのはアメリカ南のギアナ(仏)で、2年以上治療者数が前週よりも下回ったことがない。サンマルタンは88週、ウガンダは70週、チャドも68週、ケイマン諸島が55週、治療者数が広義に増加し続けている。サモア、ポーランド、レバノン、モルドバ、モルジブ、レユニオン、パプアニューギニア、ジブラルタルでも半年以上治療者数が広義に増加を続けている。これらも含めて、1ヶ月以上治療数が増加を続けているところは44国領土ある。

また、グリーンランドは41週間治療者数が同じである。この間新規陽性者数は0なので、誰も回復していないということになる。しかも感染したのは9ヶ月以上前のことである。グリーンランドも含め、1ヶ月以上治療者数は増えないが、減りもしないところも27国領土ある。

トルコなど19国領土では治療者数を公表していない。

23年1週の治療者数ランキング

23年1週の治療者数割合ランキング

治療者数の割合は治療者数の人口に対する割合である。

23年1週時点での6ヶ月以上治療中の患者数ランキング

世界35国領土で少なくとも175万0116人が22年6月30日以前に感染したがいまだに治療中である。現在治療中の患者のうち約9%が22年6月30日以前に感染した。表中空白だからといって、22年6月30日以前に感染したがいまだに治療中の患者がいないとは限らない。統計上計算できないというだげである。本来は、各国政府がこのような数値も公表すべきである。

23年1週時点での3ヶ月以上治療中の患者数ランキング

世界65国領土で少なくとも308万3110人が22年9月30日以前に感染したがいまだに治療中である。割合は15%になる。

2D. 中国で重症者数が引き続き急増

中国で重症者数の伸びが著しい。23年1週は5016人と前週比155%増である。重症率も5.4%と増えた。このペースでいけば、23年2週は重症者数2位で現在8週連続で増加中のアメリカを抜いて2位になるだろう。もしかしたら、重症者数1位のブラジルを抜く可能性もある。あまりに急激に増えたので国旗が間に合わなかった。

22年52週の重症者数ランキング

重症者数は正しく数えていないところが多いと考えられる。正しく数えていると思われる国領土の中では、アメリカ、中国、ポーランド、日本、韓国の順に重症者数が多い。

2E. 回復者数が新規陽性数に追いつかない

ある週の回復者数は次の式でもとめる。

その週の累計新規陽性数ーその週の累計死者数ーその週の治療者数

したがって、Worldometer で算出している数値とは異なるところもある。

回復者数が多いのは新規陽性数が多いことでもあるので、回復者数が増加が続いているからといって、感染が終息しつつあるとは限らない。回復者数と新規陽性数の差、つまり、治療者数の増減を見ないと、感染が治っているかどうかはわからない。

回復率はその期間の回復者数の治療者数に対する割合である。新型コロナでは感染してから回復するまでに通常2~3週間係ので、1週間単位では低いが、期間を四半期や1年に長くすると、率は高くなる。また、前期に感染した患者今期に回復することもあるので、100%を超えること稀ではない。

95%回復週数は、患者数が指数的に減少すると仮定して、その95%が回復するまでにかかる週数である。回復率の対数として表される。回復者数が0の時は無限大になる。

23年1週の回復者数ランキング

23年1週の回復週数ランキング

この表の他に回復週数無限大となったところがポーランドなど87国領土ある

3。ブースターの割合が減る

23年1週は52国領土でワクチン接種された。22年52週より12国領土増えた。また、42国でブースターが実施され、22年52週より9国領土増えた。アンギラで1ヶ月ぶりに接種が再開された。

23年1週ワクチン接種回数ランキング

今週接種回数1位のバングラデシュでは4週間ぶりの接種だった。

23年1週ブースター接種回数ランキング

3。日本に世界で2例目の出来事が起こった

日本の52週の感染状況は以下の通りである

新規陽性数93万9307人(▼19%)10週連続世界1位、11週連続増加でストップ人口100万人あたり1日平均:1069人、世界7位(1期新規陽性数10万人以上では4位)

死者数1978(▼14%)世界1位、8週連続増加でストップ
人口100万人あたり1日平均:2.3人、世界11位(1期新規陽性数10万人以上では2位)

治療者数877万5479人(△10%)11週連続世界1位、15週連続増加中
治療者数の割合:7%、世界10位(1期新規陽性数10万人以上では2位)

重症者数:659人(△15%)世界15位(正しく数えているところでは4位)11週連続増加中

回復者数:11万9303人(△11%)世界7位、5週連続増加中
人口100万人あたり1日平均:136人、世界33位
95%回復週数:222週(▼0.5)、回復者がいるところでは7位

日本は世界と同様22年52週、23年1週と新規陽性数と死者数が減少した。おそらく、年末年始で検査期間が休みなためである。2週以降は再び増加傾向になると考えられる。

4期の日本の感染図

4期の日本の回復者数と治療者数の推移

4期の日本と世界の回復率の推移


世界的に回復s率は下がっている。日本の回復率は世界平均の10分の1以下である。

ワクチン総接種回数:19万9270回(▼96%)
ブースター回数:19万3388回(▼96%)
 オミクロン株対応ワクチン接種回数:150万5639回(▼52%)
 三回目接種回数:7万8954回(▼49%)
 四回目接種回数:44万6259回(▼53%)
 五回目接種回数:99万5769回(▼52%)

総接種回数はGithubのデータを、その他は首相官邸のデータを用いている。おそらく、Githunは1月10日当時では日本の接種回数をまだ更新していなかったと思われる。また日本のワクチン接種は95%馬vウースターである。

日本のブースター回数とオミクロン株対応ワクチン接種回数の推移

オミクロン株対応ワクチンと新規陽性数の推移

オミクロン株対応ワクチン接種が増えるとともに新規陽性数数が増えていく。12月23日から回数が少なくなったら、その2週間後に新規陽性数が減少となった。

オミクロン株対応ワクチンと回復者数の推移

回数が少なくなったら、その2週間後に新規陽性数が減少となった。

23年2週(1月7日から13日)の統計は大方の修正がでそろう17日頃に集計と解析を行う予定である。世界で2例目となる面白いデータがが見つかったので、来週紹介したいと思う。

データについて

23年1週のデータは12月31日から1月6日までの合計(治療者数、重症者数は平均)である。1月10日時点で得られた、最新のデータを用いて計算しているので、他のデータサイトとは数値が異なることもある。また、過去のデータの数値は常に最新に更新するので。過去のQRの数値と異なることもある。

人口、新規陽性数、死者数、治療者数、重症者数はWorldometer(https://www.worldometers.info/coronavirus/)の Coronavirus Update 、コソボはGoogle、北キプロスは自国のウェブページ(https://saglik.gov.ct.tr/COVID-19-GENEL-DURUM)、日本の空港検疫の新規陽性者数は厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/)の発表する「新型コロナウイルス感染症の現在の状況について」の数字を用いている。回復者数や感染率など各種2次データは全てこれらのデータから計算しているので、Worldometer のデータとは異なることもある。

接種回数とブースター回数はGithub(https://github.com/owid/covid-19-data/tree/master/public/data/vaccinations/country_data)から、日本のブースターとオミクロン対応については首相官邸のホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html)から入手している。その他のデータあるいは記事等の出どころは本文に記す。

23年1月16日投稿

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?