ALEXAを2ヶ月使ってみて
わが家でALEXA(Echo Show 8)を使い始めて、今日でちょうど2ヶ月がたった。備忘録をかねて、使ってみた感想をNOTEに書いていきたいと思う。
ALEXAを買った2つの理由
わが家でALEXAを購入したのには、2つの大きな理由が有った。一つ目は、オーディオを購入しなければならなくなったことに起因する。家を新築して搬入・設置した際に気付いたが、従来のAUDIO機器がすっかりダメになっていたのである。
アンプは音が途切れ途切れになるし、チューナーも何だか怪しげな音だ。スピーカーに至っては、中のコーンがボソっと崩れ落ちてしまった。「これは新調するしか無いか」となったわけである。
そういったことがあって購入したYAMAHAのネットワークレシーバーだが、これが何でも「スマートホーム対応」なんだそうで、簡単なハナシALEXAに話しかけるだけで、いつも簡単に楽曲を再生できるという。
しかも半年前から使っているROBOT掃除機(ルンバi7とブラーバジェットm6)も、ALEXAから音声で駆動できるというではないか! 「これはいっちょ、ALEXA使ってみるか!」となった。
2つ目の理由は、1回のリビングに照明を追加する際に、配線工事で行き詰まってしまったことである。新築時の計画で照明プランを失敗してしまった。暗くて食卓の上で新聞さえ読めない。
ハウスメーカーさんに来てもらって照明を追加できないかと打診したが、色よい返事は帰ってこなかった。残された道はDIYである。
スイッチを壁に設置するには電気工事士の資格が必要である。しかも天井裏に這わせて配線するのは殆ど不可能だった。残された道はコンセントに差すだけでON・OFFできたり調整したりできる「SMART照明」のみだったのである。
そして結論からいうと、これら2つの目論見の半分は成功した。莫大な手間と時間を費やして…。
スマートホーム まだまだかな
ただし問題なく全て上手くセットできたかといえば、決してそうではない。多大な手間と時間を費やしたばかりでなく、お世辞にも完璧な仕上がりとはいえない。特に困ったのが、「操作は全てアプリを通して」というSMARTホームの掟だった。このアプリという奴が、とにかくややこしく、またいろいろな問題をはらんでいるのだ。
例えば、ウチの場合は次のようなことがあった。
・サポート側でも操作法を把握できていない
40分以上電話し続け、ようやく通じたサポート。やれやれと思ったのもつかの間、なんとサポート側のスタッフも、製品の内容を理解していなかったのである。
ウチの場合、照明器具のサポートに問い合わせたとき、当初はAMAZON側の問題として片付けられそうになった。で、よくよく聞くと、その人はアプリの使い方さえ知らなかった。信じられないハナシである。
断じて言うが、サポートの力を借りずに私一人の力であの照明をちゃんと操作できるようにセットしたのである。サポートのサイトにも設定方法はないし、勿論、操作マニュアルにも書かれていない。完璧な操作方法は、アプリの開発者と私だけのヒミツである(笑
・とにかくスマホのバッテリー消費が激しい
予想はしていたが、ちょっと使うだけでスマホのバッテリーはドドッと減る。私の場合はIPHONEだが、半日でパーになることもあった。YAMAHAのアプリはスマートホームとして使うと、どうやら常駐するらしい。便利そうな機能だが、使うのを断念した。
インターホンのアプリも、結局バッテリー消費の問題で断念した。AMAZONミュージックをストリーミングするのと同じくらい、派手に消耗する。
・よくバグる
ALEXAはウェイクワードを使って、かなりしっかりと発音して操作する必要がある。しかもコマンドともいうべき「WORD」があって、それ以外の変な言い回しをすると理解してくれない。
Bluetoothとの接続が不安定なのも気になる要素だ。接続環境が整っていても、「利用できる端末が有りません」とやられることが多い。
もちろんだが、電子レンジを使用するとBluetooth使用機器は全て発狂する。
・ROBOTを操作できない
これはわが家だけのことかも知れないが、i-ROBOT掃除機をALEXAで起動することができない。
ROBOTを操作するには「ROBOTスキル」というものを使うのだが、レビューは散々である。「使えない」という意見が大半を占めているので、やはり「ク●スキル」なのだろう。
もしもあなたが、「ALEXAを使ったスマートホームを夢見ている」ならば、それが実現するのはあと数年先かも知れない。ということで、今回ご報告させていただいた。
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