「私はダメ人間」と言うのは 「マウント取り」だというハナシ
最近、というよりはずっと以前からもそうなのですが、SAGSの掲示板で自分のことをクズだとかダメ人間だとか書き込む人が出ます。
これまでそういった方に接してきて感じるのですが、ひとことで言えば「手の施しようがない方が多い」ということです。
つまり周囲の仲間たちが声がけして励ましたり対策をアドバイスしてあげたりしても、すぐにスベってしまい、そこで出るのが「ダメ人間」という言葉なのです。そして、「掲示板を去ります」とか「消えます」とか書いて、姿をくらますわけです。
「手の施しようがない方が多い」と先に書きましたが、決して「解決法がない」ということではありません。正直なところ、そういった方たちを見ていて「この人、完全にマウントとっているよな」と感じることが多いわけです。つまり、「ダメ人間」という言葉を、ちゃんとやらない言い訳にしているということです。
つまりそういった人は、「自分は弱者だ」という主張を投げつけ、相手を寄せ付けないわけです。これをアドラー先生は「弱者こそが一番強い」とし、そのことを赤ん坊に例えて、「赤ん坊は支配するが支配されない」と表現していますね。
「頑張る」だけでは頑張れない
そういった方たちに共通することがいくつか有るのですが、一つはアドバイスをもらっても2行程度で、ただ頑張るという言葉しか返さないということです。
頑張るというのは確かに大切なことではあるのですが、ギャンブル依存症に関しては「何をどのように頑張るのか?」ということが具体化していなければなりません。そういった人たちは、具体化しようとしません。だから実現することもありません。
ギャンブル依存症は基本的に、本人がその気にならなければ克服できません。ですが、人間って生来弱い生き物なので、なかなかスイッチが入らないこともあるでしょう。
ギャンブル依存症は心の病気と言われていますが、まず間違いなく医療で完結する病気ではありません。依存症ギャンブラー本人が自ら克服するしか方法はないといえます。
ということで今日は、気合を入れるためのちょっとしたコツについて書いていきます。
気合は 入れるものでなく入るもの
気合を入れてやれとかいう言葉を、ちょくちょく聞きます。勿論、スポーツその他競技の世界では、勝負の前に気合を入れて臨む必要があることでしょう。だって気を抜いてやれば、怪我したりすることにもなりかねません。場合によっては命を失うことだってあるでしょう。
ですが、日常生活においてはいかがでしょう? おそらくですが気合を入れようとしても、なかなか入らないんじゃないでしょうか。
というよりも私は、日常生活におけるモチベーションは高めるというものではなく、作業を始めることによって徐々に高まっていくように感じるのです。
ところが、気合を入れるも何も、そもそもエンジンキーさえ手にしていない状態のまんま諦めてしまう人がいます。そしてそういった人の口癖といえば、「面倒くさい」なのです。私はそういった人が面倒くさく感じる原因は、「何一つ手を付けない」ことではないかと考えます。最初の一歩を踏みだすことの大切さを痛感します。
すぐに取り掛かることで
以前に記事のコメント欄で、貴重な書き込みをいくつか頂戴しました。そんな中で、「すぐにやらないと 一層面倒くさくなる」と書かれた方が2名いらっしゃいました。全くその通りだと思います。
私の場合、すべきことはあれこれ考えず、まず着手することにしています。荷物や封書や手紙も手にしたときすぐに開封します。ただし買い物などは別で、逆に少し吟味した方が良いかもしれません。
・すぐに着手する
・時間が短くても
とりあえず取り掛かる
これら2つのことは、なかなか効果がある方法だと思います。
すべきことを書き出してみる
もう一つ、私がやって効果があったと思えることを一つ書いておきます。それは、自分がすべきことのリストを作ることです。それもスケジュールなどを立てて、毎日見るようにすると一層効果的だと感じます。
面倒くさく感じる理由を考えた時、ヤル気が起きないというのが一番大きな理由でしょう。ですがこれに加えて「何をすべきか わからない」という時も結構多いように感じます。
自分がすべきことのリストを作り、それらがすべて片付いた時は充実感があり、清々しい気持ちになりますよね。スケジュールそのものが面倒くさいという方であれば、ぶっちゃけ当日の「To do list」を書くだけでも良いと思います。
あなたの参考になれば幸いです。