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請求書作成業務が1分で終わる?バックオフィスDXツール「Yoom」とは

※この記事を読むのに必要な時間は約5分です。
※経営者、経理、経営管理、財務部門に従事している方を主な対象としています。

本日は今後、急成長を遂げると注目しているDXツール、「Yoom」についてご紹介します。
※前回執筆したUPSIDERの紹介記事はこちら


Yoomとは?

「Yoom」は、様々なSaaSを連携したデータベースをノーコードで作成し、複数のSaaSをまたいだ業務フローを自動化するデータベース型のiPaaSです。Yoomを活用し様々なSaaSを連携する事で、データ入力や書類作成などのSaaSを用いた業務を自動化することができます。

複数のSaaSサービスを利用している企業にとって、SaaS間の連携ができないことで、同じ情報を複数サービスに登録、転記処理しないといけないのは手間がかかるし、入力ミスが発生する可能性も高まります。Yoomでは、SaaSサービスの連携をサポートすることで、これまで手作業でやっていた契約書、請求書、資料格納作業、アカウント発行、連絡作業などあらゆる事務作業を自動化することができます。

今回は具体例として、SaaS企業の月次の請求書作成業務を毎回1分で終わらせるフローを公開したいと思います。(yoomとfreeeの連携)

▼Yoom導入後の請求書作成フロー
①社内データから請求書作成に必要な情報をダウンロードする。
(自動連携も可能)
②①のデータをYoomにインポートする。
③送りたい取引先を選択し、フローボットを起動させる。
(全件選択も可能。)

④請求書がfreee上で自動で作成される。




※ここから先は、Yoom導入後の細かい作業手順になります。

〈請求書作成業務を自動化する〉


▼自動化までの作業手順
①データテーブルの設定をする。
②フローボットを構築する。

①データテーブルを設定する。

(1)まずは、Yoom上で請求書作成に必要なカラムを作成します。
・「テーブルの追加」を選択。

カラムの編集は手作業でも、CSVデータをインポートして作成することもできます。


・CSVで作成を行う場合は、カラム情報を付したCSVデータを作成して、Yoomにインポートします。

・インポートを行うとYoomにて、カラムのデータタイプを選択する画面に移動しますので、それぞれ入力します。

インポートがうまく完了すると、以下のようにYoom上でデータテーブルが作成されます。作成されたデータテーブルは、削除、追加、更新が可能です。

・簡単な四則演算等の関数はYoomのデータテーブル上で行うことができます。カラム追加の「+」ボタンを押し、データタイプを「関数」とすることで計算式を作成します。

(2)freeeと連携させる。
続いて、カラムにfreee情報を追加します。freeeとの連携を行うことで、freee側で保持している「取引先ID」「取引先名」「入金ステータス」「郵送ステータス」などをYoomのデータテーブルに反映させることができます。

・テーブル右上の「データコネクト」→「会計freee」を選択。

・実行アクションにて「取引先情報を紐づける」を選択。

・「データベース表示項目」にてfreee上のデータである「取引先ID」「取引先名」を選択。
※「取引先ID」は、freeeのAPI連携の仕様上、請求書作成を自動化するうえで必要な情報になります。
※「取引先名」は、Yoomのデータテーブルとfreeeデータを紐づけるために利用します。(「一致させる項目」にて紐づける。)


・再度、「データコネクト」→実行アクション「請求書の情報を紐づける」を選択。→「データベース表示項目」にて取得したい情報を選択します。

→請求書データをfreeeから取得できるようにすることで、入金ステータスや請求書送付ステータスなどをYoomのテーブル上でも閲覧できるようになります。不要な場合は当該操作は不要です。

以上で、データテーブルを作成する作業は完了です。


②フローボットを構築する。

続いて、フローボットの作成です。
・「フローボット起動」→「新規作成」を選択

・「+」ボタンを選択→「アプリと連携する」→「freee会計」→アクション「請求書の作成」を選択。


・請求書作成に必要な情報のカスタマイズ画面になりますので、各項目について、①で作成したデータベース情報を参照にするか、固定値をもとに作成するよう設定します。
※裏側の勘定科目、税区分、売上計上日など細かく設定できます。


※「税区分」については129番「課税売上10%」を選択する。

以上で、フローボットの作成は完了です。他にもSlackで情報連携させたり、PDFデータをGoogledriveに格納させたり、社内オンボーディングフローを効率化したり、利用方法は無数に存在しますので、気になった方はぜひ、問い合わせしてみてください。

yoom

※経理DXコンサル、経理体制構築コンサルのご要望がございましたらお気軽にご連絡ください。

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