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30DaySongChallenge #10

2020.5.22 DAY10
A song that makes you sad

KYOTO / JUDY AND MARY

例によって、曲を聴くだけで悲しみが蘇るような情熱的な出来事がいまのところなく。

ただ、悲しくさせるとは少し違うが、この曲を聴くと感傷的な気持ちになる。

*

恋が終わるとき、失恋ソングは聴かない。

むしろ恋愛中に聴くような、だれかへの愛情や優しさが染み込んだ曲を選んでしまう。

愛惜の念を手放すための儀式のようなものだ。

情緒もへったくれもない書き方をすると、「大事だと思っていたものを大事だと思ったまま仕舞い込むための作業用BGM」がこの曲だった。

季節が終わる前に あなたの空を流れる雲を
深く眠る前に あなたの声を忘れないように

自分の意思に関係なく変わる感情を受け入れるというのは、なかなか骨が折れる作業だった。

高校の頃、友人たちの彼氏彼女のイザコザによる別れをどこか冷めた目で見ていたが、「人と別れるときのこんな爆弾低気圧のような気持ちを経験していながら普通に生活しているのか……」と、当時の自分を顧みて反省しました。

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