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32日目【ネタばれ注意】映画キングダム大将軍の帰還のラストはこれでいいの?


注意!!

今回のnoteはキングダムの最新映画、漫画、アニメのネタバレを含みます。


キングダムの映画を見てきた。
いやぁ、よかった。
見るのをおススメする。
僕は漫画を読んでいるのでストーリーを知っているのだが、それでも感動した。
とてもよくできていて、また漫画を読みたくなってしまった。
それがよくなかった。
今回はそんな話である。

気になったのはラストのシーンだ。

映画版では主人公が「みんな下を向くな、・・・」と言って、都に帰っていくシーンで終わる。

ところが漫画原作は飛信隊が村へ帰っていくところで終わる。

内容が大きく改変されたわけではない。
だがこの違いは大きいと僕は思う。

というのも最強の敵であり武神・龐煖(ほうけん)に飛信隊がやられ逃げていくシーンで村の娘・家族が無事を祈る姿が何度も挿入されるのだ。

これは明らかに最後に村へ帰ってくるシーンへのフリである。
一緒に祈っていた娘2人の明暗が分かれる残酷さも表現されている。

なのに映画ではそのシーンがまるまるカットされているのだ。
これでは祈りのシーンは単に若い女優を出したいためだけにあったみたいだ。

まさかアニメはカットしてないだろうと思ってみてみたら、こっちはもっとひどかった。

信は家に帰るのだが、「ただいま帰ったぞ、テン(河了貂)」っと言って扉をひらくが中には誰もいない。振り返ると外に河了貂が立っている。
もはや意味がわからない。

漫画原作ではさきほど説明したとおり飛信隊が村へ帰り、それぞれの家族が出迎える。
信には家族がいないので1人でさみしく誰もいない家に帰っていく。

また生還を出迎える者がいないことを少しだけさびしく思った

キングダム16巻

絵だけでも伝わるのに、わからない人がいると思ってわざわざ作者が文でも書き加えているのだ。

その状態で家の戸を開けたら河了貂が出迎えてくれたから感動するのだ。
同棲カップルみたいなシーンにわざわざ書き換えた意味がわからない。

メインのストーリーに関係ない場面なので、脚本家が色気を出して悪くするパターンなのかと邪推してしまう。

それに比べれば映画版は意味がある改変だ。
ラストシーンでタイトル回収もし、きれいな形で終わっている。

フリが生きていないことは気になるが、まぁそれはよくあることだ。
若手アイドルの出演を増やしたいためにオリジナルストーリーをいれて視聴率をがた落ちさせることに比べれば、原作にあるシーンをいれているだけなのでだいぶマシだ。

というわけで、映画版のキングダムは多少原作と違うところもあるが、最高に面白いので見に行って欲しい。
漫画を読んでいても楽しめると思う。
映画が面白かったから続きがきになる人は漫画を買って欲しい。
間違ってアニメをみないことを村人と一緒に祈っている。


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