最高の癒し 奄美大島の海に潜って
私を癒すもの
と言えば、、、
チョコレート
コーヒー
読書
音楽
ヨガ
と思っていた。
が、30とちょっと生きてきて最近気がついた。
私を1番癒すのは『海』だ。
コロナ騒動が始まる少し前、私と夫と娘の3人で奄美大島へ旅行に行った。
奄美大島に決めた理由は娘が海で泳ぐことが好きだからと夫の綺麗な海でシュノーケルをしたいという希望があってだった。
私はまぁ綺麗な海で泳ぐのもいいだろう、ぐらいだった。
夏に海へ行くようになったのは夫と結婚してからだ。海に囲まれた県にずっと住んでいる癖に、シュノーケルとスキューバダイビングの違いもよくわからないぐらい海とは程遠かったし、最初は奄美大島でもシュノーケルはしなくていいや。海辺で貝殻でも拾うか。と思っていたぐらいだ。
だが、スキューバダイビング経験者の夫はそれを許さない。(本来はスキューバダイビングがやりたかったらしいが日程の関係で出来なかったのだ)
今回、シュノーケルの道具はホテルが一式、無料で貸してくれるのだし、子供は交代で見ればいい、と譲らない。
そんなに言うなら、と私も折れた。せっかく来たのだし、先に夫が泳いで魚がたくさんいたという場所まで泳いでみることにした。
綺麗な海をほんの少し泳ぐとサンゴ礁が見えてきた。
魚もチラホラ見える。
近寄ってみる。
いる。たくさん魚がいる。
水族館みたいだ。
水族館にはガラスがあるけど、ここにはない。
ゆっくりゆっくり水を掻いてもう少し近寄る。
スイミーみたいな小魚の群れ、ファインディングニモの様なカラフルな魚、手を伸ばせば届きそうなところを回転しながら優雅に泳いでいく大きな魚。。。
あまりにも近寄ると逃げてしまうのだろうが、人間がいるからといってあまり気にしていないようにも思える。
テレビの中の世界だと思っていたものが目の前にある。
しばらく感動してその場をぷかぷか浮かんでいた。
海で泳いでいると仕事で言われた嫌なこと、昔の許せない思い出を海が溶かしてくれて、手で海の水を掻くたびに少しずつ黒い気持ちが出て行くような気がした。
あの旅行が終わってから写真をよく見返して思い出に浸っている。
海の写真はたくさん撮ったが、写真には表せない、美しい青さだった。(カメラマンの腕も影響している気がするが)
あの美しさは忘れたくない。
歳をとったら完全移住はハードルが高いらしいから、1年ぐらいの短期移住で、海を眺めてのんびり生活したい。
または宝くじが一億ぐらい当たれば今すぐ移住出来るんじゃなかろうか。
(宝くじ、買ったことないけど)
いいところだけ見える旅行と違い、実際移住したらデメリットも沢山出てくるのだろう。考えが甘いと言われそうだが、この空想も私の癒しであるのだ。
来年も行けるといい。
それまで夢を膨らませ、自分を癒そう。