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佳作の受賞でダイブする
『おはなしのうた』
おはなし おはなし
パチパチ パチパチ
うれしいはなし
楽しいはなし
今回はうれしいはなし。
仕事が終わり、車の中でnote を開いたら通知が来ていた。
車の中は真夏の強い日差しに照らされ、むわっとする空気で満たされていた。すぐにクーラーをかけなければ熱中症で死んでしまいそうだ。
あまりの暑さに耐えきれず持参している水筒に入っている残り少ない冷たい紅茶を飲んだ。
これ、何の通知かな。
あ、今日は受賞の発表日なのか。
一体何のとこかと言うと
先日、岩代ゆいさん主催の【極地的主観私設賞】 #触れる言葉
https://note.com/ohagi_chan/n/nc0738720a629
に参加させていただいたのだ。
私の作品も仲間に入れてもらって、マガジンにまとめてもらったんだな。
マガジンに飛んでみよう。
私の作品は『クレオパトラのアイシャドウ』https://note.com/11599/n/nc7f9bedd379c
しばらくスクロールしたが、私の作品が出てこない。。。
どんどん下に降りていくと私の作品が載せられていて、まさかの佳作を受賞していた。
びっくりした。。。。
そして嬉しかった。
心を落ち着けるため水筒の紅茶を飲もうとしたが、水筒はもう空っぽだった。そうだった。さっき暑さに参ったとき全部飲んでしまったのだ。
メリーポピンズという作品がある。
主人公メリーは空から飛んでくる。飛行機やヘリコプターで飛んでくるのではなく、傘をさし、ふわふわと降りてくるのだ。
メリーポピンズのように飛べたら気持ちいいだろうなと思ったが、それと似ている。嬉しさでふわふわ飛んでいってしまいそうだった。
見直し、が嫌いだった。
小学生、中学生の頃、テストを返されるときによく言われていた。
『見直しすれば防げるミスばかり。全て問題を解き終わったら最後に確かめ算(もう一度問題を解く)をしなさい。そうすればもっと高い点数が取れるはずです。』
江戸っ子の「宵越しの銭はもたねえぜ!」精神のように、一度終わったことを振り返るなんて気前良くないと思っていた。江戸生まれでもないし、本来の使い方として違うのだが。
海の深いところまで潜っていくように自分の精神の中を深く探ると、本当は自分のミスを確認する度胸がない、という真実に辿り着く。
さらに深いところまで潜っていくと、
私が私のことを好きじゃないから。
私という存在が産み出したものを見つめることができないんだろう、という結論に至る。
一度投稿した自分のnote記事を読み返す事は滅多にしない。したくてもできない。
でも今回は読み返した。
だってせっかく佳作をもらったのだから。
読んでみたら
うん?意外といいじゃん。
自分を褒めるなんてちょっと恥ずかしいけど、いいじゃん。笑
見直しというと間違っているところを直すというイメージが強かった。
見直したら最初は気がつかなかったいいところを新たに見つけることもある。
佳作受賞をきっかけに自分の中にダイブしたら今まで見て見ぬ振りしてきたことを掘り当てた。
相変わらず私は私が嫌いだ。
でもそんな自分も悪くない。
そんな気がする。