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大人になっても親は親

父を心から尊敬している。

私の父は田舎の、普通のサラリーマン。
「学生時代は運動部!!……万年補欠だったけど(笑)」
と、恥ずかしげもなく言っちゃうような人。
優しくて、おおらかで、ひょうきんな人。
上司より後輩と飲みに行くタイプの人。
気が小さくて、お酒も弱くて・・・。

私はそんな父を、誰より尊敬している。

不在なのにビシビシ感じる存在感

子供の頃は父の事が怖かった。
時には叩かれた事もあった。
(躾です。子供も理解できる程に)
時代せいもあったかと思うが、超亭主関白だった。
そして間違いなく、ワーカーホリックだ。

父の仕事の定休日が平日だった為、
週末に家族で出かけた事もないし
もちろん、家族旅行も行ったことはない。

その位、家庭に父は不在だった。
でも、確かに確実に、家庭の中に父はいた。
寧ろ、中心にいた。
物理的に不在なのに、父の気配を感じる家庭だった。
(これはきっと、母の戦略だろう) 

不出来な子供だった私と父の「大人の距離感」

勉強も運動も、人付き合いも上手にやれなくて
何もかも不出来な子供時代だったけど
大人になって父との関係はグッと近くなった。
離れて暮らしていたせいもあるかもしれないけれど
職場の後輩を可愛がるように、色々な話をしてくれた
沢山じゃなくて、説明する感じでもなくて、
間にこっそり挟む感じで(笑)

40代になって、自分が子離れする歳になって...
これからの自分の人生について考える時に・・・
心から思う。

「父が生きていてくれたらな・・・」

本当に、何度も思う。
何度も。

話したい事は、まだまだあった。

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