見出し画像

私たちは生涯自己分析をする

「自己分析」をどう考えますか。

「自己分析」と聞いて,皆さんはどう考えるでしょうか。
「就活の前に自分の軸を知るためにすること」
きっと大半の人が,この認識をもっているかもしれません。私自身も大学生の頃はそのような認識をもっていました。短期的な目的を達成するためのもので,長期的なものではない。就活のためにするものなんだ,これに共感して下さる方もいると思います。

しかし、「自己分析」とは本当に長期的に関係のないことなのでしょうか。「自分を知る」必要はないのでしょうか。この疑問が生まれた私は考えてみました。自己分析に通ずる書籍やセミナーに参加しました。その結果,私自身は,「自己分析」こそ私たちが死ぬまでやるべきことであるという答えに至りました。今回はどうしてそうなったのかをお話していきたいと考えています。

皆さんも「自己分析」について,この機会に考えてみて下さい。

どうして自己分析をしなくてはいけないのか

私が考えた中では,大きく3つが挙げられました。

  1.  人間の95%を占める無意識の領域を意識し,自分の直観に従って生きれるようになるため。

  2.  1をできるようになり,他人に左右されるのではなく,自分軸で生きれるようになるため

  3.  1・2を実現して,一度きりしかない自分の人生を豊かに生きるため

人間の95%を占める無意識の領域を意識し,自分の直観に従って生きれるようになる

 人間には本能的に2つの機能が備わっていると言われています。1つが直観をつかさどる機能,もう1つが頭で考える理性的な機能。この機能の内訳は,なんと直観が95%,理性が5%しかないそうです…。パスカルの有名な言葉に「人間は考える葦である」という言葉がありますが、考えさせているのは,人間の直観であるということになります。普段理性を使っているつもりでも、実際は感じるままに行動している。こう考えると,直観がいかに大切かということが分かります。

しかしながら,直感だけに従っていれば良いかと言うとそうではありません。直観に従う前に,自分の理性もしっかりと働かせておかなくてはなりません。直観に飲み込まれるだけでなく,直観に従うための理性を鍛える感覚です。その際に必須なのが,「自己分析」となります。
 
 もし,直観に従う前の自分を知らなければ,全て直観頼みのあてずっぽで,正にギャンブルと一緒になるのではないでしょうか。ギャンブルは,運頼みで,自分の実力の要素は少ないです。とりあえず,楽しそうだし,子どもを世話するのが好きて感じるから保育士になっておこうかな(直観)。まあ,何とかなるっしょ。こんな運任せの人生になってしまったら,皆さんはどうでしょうか。考えるだけで恐ろしいと私は考えています。

 一方で,自分の直観に従う前に理性が入ればどうでしょうか。自分にはこんな強みがあって,こんな分野で活躍することができる(理性)。だから,この分野の仕事につくといいのかもしれないなあ(直観)。これが最初に挙げた直観に従った生き方に通じます。運任せのギャンブルからテクニカルな投資に変わったと考えると分かりやすいです。

 「無意識の領域を理性で意識する」,そのための手段として「自己分析」をする。これを達成できただけで皆さんの人生はどうなるでしょうか。直観に正しく従うことができる結果は,幸せな人生と言えないでしょうか。

他人に左右されるのではなく,自分軸で生きれるようになる

「相手に全てを決められる人生」、「自分がすべてを決める人生」とても極端ですが,皆さんはどちらを選びますか。私は迷わず後者を選らびます。他の相手によって,生き方を決定され,それに背くことはできない。こんな人生を送っていたら,生きていても何にも幸せを感じられません。何のために生きているのだろうとさえ思うかもしれません。逆に「自分がすべてを決める人生」ならば、相手に決められるストレスから解放されます。相手が決めたのではない、自分で決める。これが自身に繋がり,行動にもつながっていくのではないでしょうか。自分のした選択が失敗したとしても,そこからまた新しい解決策を生み出すエネルギーを出すことができるでしょう。

 「自分ですべてを決める」ためにも「自己分析」が必要になります。誰が何と言おうと,最後に決めるのは自分です。そこに他人の考えがあったとしても,判断は自分でするからです。ところが、そこでも先ほどの直観が働いています。ここで落ち着いて判断する前に,理性を働かせて決めるための軸をもってないといけません。これが「自己分析」で獲得する必要になるのです。私はこの自己分析の軸を現在進行形で見つけようと,いくつか設問を自問自答している最中です。

 さあ,皆さんもぜひ自分の軸を見つけるための設問を作って、深ぼってみましょう。


1・2を実現して,一度きりしかない自分の人生を豊かに生きる

 私たちには,人生は一度しかありません。どんな人でも一度死んだら今の体に復活することはできません。いつ死ぬかわからない身体を,運任せで生きていいでしょうか。わたしはなんの軸ももつことなく適当に生きるのも幸せの一つと思っています。それでも,その生き方では私は幸せになれません。必ず死ぬときに後悔します。「もっと、これをしたかった。」「もっと、こうすればよかった。」こんなことばかりを考えながら死んでいくでしょう。それでは,あんまりです。
 私は何か一つでも生きていてよかったと思えるものを作って死ぬ。
 皆さんも今一度、人生規模で自己分析してみましょう。きっと、頭の中のモヤモヤが晴れて、一ミクロンでも人生が前に前進するのではないでしょうか。

長くなりましたが、ここまでで終わります。
長文をご一読いただき大変ありがとうございました。
お互いの人生がより良くなるように、日々成長、前進していきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?