珈琲屋さん
今の時期、起床してすぐにアイスコーヒーを飲むことが1日の楽しみの一つです。寝ている間に汗をかいた体に、じんわりと染み込むような感覚。ボトルコーヒーや水出しコーヒーではなく、温かいコーヒーを大量の氷で冷やして飲んでいます。カランと音を立てながら、その音だけでも涼む時間は、
夏本番前の今心地よいひと時に感じます。
淹れてから冷まして飲むことをあたかもこだわりのように書いていますが、
そうではありません。水出しコーヒーだと抽出時間に我慢が足りないのか、氷を入れすぎるからなのか、”濃い麦茶”みたいな味に感じてしまうことがよくあります。
ボトルコーヒーはペットボトルの処理が面倒だし、案外、水出しコーヒーのパックって高いですよね。だからです。
ステンレスのタンブラーに入れて、のんびり。
飲み過ぎた翌日の場合、体内に残るアルコール分のせいで中洲でいただくコーヒー焼酎的なものが口内で仕上がる朝もあるものの、ルーティンになっています。
先日は朝の一杯はコンビニに任せ、筑前の小京都・秋月(福岡県朝倉市)までドライブしました。城跡に立つ中学校の堂々さ、そばにある神社の風格は、地元大分の日出町にも少し似た部分を感じました。日出町も城跡に中学校が建ち、緑も豊か。こちらは海を望むロケーションです。
秋月の、季節によって表情を変える並木道。今の時期は緑の鮮やかさですが、天気にも恵まれたその日の青空とまた良い色合いでした。
休憩しようということで入った 「珈琲 山口」
ここがまた素敵でした。
私が知らなかっただけで名店のようです。
住み継がれてきた町並みにあるお店。7人ほどで満席だったでしょうか。
障子戸の先に緑豊かな中庭が見えて、風が心地よく入ってきました。
クーラーを使っていませんでしたが、暑くないのです。
おーいお茶のCMに出そうな日本の庭。
お冷の代わりに水出しコーヒーが一口サイズ。
コーヒーを頼むとラムレーズンのアイスがついてきます。
丁寧で、どちらも味わい深いものでした。
BGMもなく、本当に自然の音と珈琲を淹れる音だけが響く空間。
スマホを見るのも憚られる、本当の意味で落ち着く場所に久々に身を置きました。
慌ただしく淹れて、流し込むように飲む朝も良いですが、
じっくり待って、ゆっくりいただく昼過ぎも、素敵ですね。
将来はカフェをやりたい。
たまに頭に浮かぶ未来図です。
北欧家具に囲まれたカフェ、とか家族で話たりもしますが。
しばらくは
珈琲 山口 のような珈琲屋さんを描いて過ごすことになりそうです。
気の利いた写真すら撮っていなかったので、
興味がある方は調べてみてください。