遅ればせ遅ればせ
気が付けばプロ野球のシーズンが到来。
アナウンサーの世界というラジオ番組も一旦終了となりました。
一旦なのか、また今年のナイターオフには再開なのかは知りえませんが
「完」という感じ。
まだ記せていなかったことをしっかりとやり終えて、本当の一段落としなければいけません。
かーなり間は空きましたが、1月20日の放送ではfgnから
airamp Japan 代表取締役の斉藤和生さんをお迎えしました。
「音楽に関わる全ての人を可視化するビジネス」
これを実現させていくのは”投げ銭アプリ”です。
有名アーティストの演奏には多くのサポートミュージシャンがいて、彼らもまた優秀だからこそ、最高の演奏、ステージが表現されます。
けれども、そのミュージシャン個人にスポットが当たることはほとんどない。経歴も、収益にも大きくは直結しないものだと言います。
斉藤さんはプロのサポートミュージシャンとしての経歴や、ボイスパーカッションでの全国チャンピオンなど、その経験は豊富です。けれども、同じようにこれまでの仕組みの中で壁を感じたそうです。
それが投げ銭アプリの発想、事業の根幹に。
多くの夢を持つ人が、よりまっすぐに突き進んでいける世界を構築しようとしています。
放送の出足から、いきなりの生ボイスパーカッションは隣でしびれました。
生音とマイクを通じての音、両方頂いちゃいました。
オンエア当時はコロナでまだステージそのものの戻りが鈍い状況で、
事業も足並みをそろえる時期もあったようですが、
今後は多くの人の生活や、コアなファンを支えるツールになると思いました。
(ラジオでまたボイスパーカッションやってほしいなージングル作ってほしいなー笑)
翌週には
一般社団法人「YOU MAKE IT」代表理事
楳木健司さんに登場いただきました。
外国人留学生の就労をサポートするソーシャルビジネスを手掛けています。
最近はコンビニやスーパー、あらゆる場面で外国人のスタッフの姿を目にするようになりましたよね。
彼らの多くは留学生で日本で働くこと、長期間における日本でのビジョンを持って来日しています。
ただ、その彼らの日本での就職の道のりは険しく、コロナも重なり多くが苦境に立たされていると言います。
変な話、コンビニやスーパーでは
日本人よりも丁寧な日本語で、日本人よりも仕事のキレもよく見えて、なんてことが個人的な印象としてよくあります。
真心を感じる瞬間は少なくないものです。
そういう人たちがチャンスに出会えないのは切ないことであると、話を聞いていて感じました。
楳木さんは、企業と外国人の間に立ち、互いがwinwinになれるように提案したり、寄り添って両社を繋げています。
一人目の外国人の採用を決める企業が一つでも増えることが今の願いだそうです。
当然、日本人だけではどうにもならない経済の流れも国として迎えているし、いずれは自分たちに返ってくるであろう結果が今回の課題にはあるはずです。
一般社団法人ということは営利を目的としていない、というのが団体としての形です。
楳木さんや事業に関わる人たちの想いの強さを感じずにはいられない一方で、こういった国内の課題を認知していないことを私自身憂うことだとも感じました。
多くの人の力、共感、行動が必要です。
非常に考えさせられる、世界に対しての日本の宿題です。