スタイリストの地位向上と仕事の楽しさ取り戻したい
スタイリストの地位向上と仕事の楽しさ取り戻したい
スタイリングサービスは昨今
たくさんのAI機能と絡めた新しいサービスが出ている。
私自身もどんなもんかと試してみた。
30問くらいの質問に答え、こう言われるのだ。
「あなたは石原さとみタイプ」
石原さとみ。。。タイプ?
石原さとみさんはとても可愛いし素敵で大好きなのだが、あなたは石原さとみタイプ、と言われることに大変違和感を感じた。
私は石原さとみではない。
石原さとみタイプってなんなのか。
もちろんこれがダメとかそういうことではない。
私にとっては、この「他の誰かになれ」と言われていることにに違和感を感じる、そう思った。
なぜなら私は私だから。
その他にもいろんなサービスがあり、
「プロのスタイリストがあなたのためにコーデを組みます!」
とパソコンを通じてコーディネート提案と服が送られてくるサービス
など、様々なものが出てきている。
こちらも大変気軽で頼みやすい。
ただその一方でスタイリストは、
対象者となる人物の情報はパソコン上で一瞬だけ確認し、安い金額で1コーデを組んでいる。
規模が拡大していくと、人手が足りず、
学生や社会人一年目の服が好きな子
を「スタイリスト」と呼ぶようにもなってきているという。
何年も修行期間を経て、今なお勉強をし続けている私たちメディアで戦ってきたスタイリストとしては
まだまだ服を勉強中の学生さんと横並びでコーディネートを組み、同じようにスタイリストと呼ばれ、1コーディネート辺りの金額がかなり低い、
そんなことが嫌になって辞めるスタイリストがいるなんて、本当にもったいない。。。
便利で気軽になっている一方で、スタイリストの地位はどんどん下がっている、そう感じる。
そしてもう一つ私が問題視していることは、
私たちスタイリストの喜びも感じにくいと思うのだ。
対象者がそのコーデを着たことで自信が持てたり、楽しくなれたり、
またはそのコーデを見て「かっこいい、素敵」と思ってくれる人がいたりして喜びを感じることが出来る、と私は思っているのだが、
文面でのやりとりでそのコーデを組んだあとは責任を持てない仕事のやり方ではなかなか感時にくい喜びがある。
この仕事の喜びを取り戻し、
地位を取り戻したい、そんな気持ちもこのプロジェクトを進めたい想いの一つである。