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20220423 日本人の承認欲求~テレワークがさらした深層 太田肇を読んで

気になった言葉

承認欲求の日本的特徴が交差
上司も部下も、互いに顔を合わせていないと承認欲求を満たすことができない

新入社員は、同期生とリモートで交わすおしゃべりが一番の癒しだった
リモート鬱にならない自分はマイノリティ

情報のゲートキーパーとしての役割(ボトルネックで量を調整していた)
管理職は、自分たちにとってテレワークがプラスに働かないことを漠然と感じていた

一度会社の外の世界を知ったことの意味は大きい。人の働き方やキャリアに対する考え方は、おそらく元に戻らないだろう

テレワークで得られない「刺激」の中身は無形の報酬
承認欲求は、なかなか「足る」ということがない
二十代の若者や女性でほめてもらえる職場の値が減った。
同じ自信でも、役立てているという感覚、「対人的自己効力感」で自信が付く

日本が他国に比べて、自己効力感=やればできるが低い
SNSやリモート会議は、自分の見せたい部分だけを見せて認めてもらうのは手軽だし、背伸びもできる
自分の良いところを見せて認めてられたいという一方で、ありのままの自分を丸ごと認めてほしい
日本の職場は、上司の承認欲求が自然に満たされる構造になっている

交友抄には、45%の企業人が、社会人生活の期間は学生時代の数倍から10倍近くに及ぶのにも関わらず、学生時代の友人を挙げていた

管理職もまた、リーダーとして人間的に尊敬されていると肌で実感できることが必要。その欲求を満たすのに、日本の会社組織ほど恵まれた環境はなかった。

ポトラッチ
当初は単なる能率の証拠としてみなされていた富の所有が、それ自体で大衆に称賛されること
手段の目的化、目的と手段の転倒、閉鎖的・同質的な社会では評価尺度が固定化されるので、いっそう起きやすい
ムダがムダを呼ぶ、本末転倒の連鎖
部下を呼び寄せて説明させ、捺印するプロセスは管理職の権力を見せつける機会となっている

「見せびらかし」から「チラ見せ」へ

消える承認の「床」と「天井」とそして「壁」
「自分の能力や専門性を高めることで、社会に認められたいと答えた人は74%
出世や昇進を望まない人は半数を超える

全国どこの会社に勤めていても好きなところに定住し、自分の専門能力で地域に貢献することができるようになっ

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