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20230815 境界知能の子どもたち 宮口幸治を読んで

気になった言葉
アメリカのルイス・ターマンが知能指数(IQ)を考案し、年齢ごとにIQが正規分布することを発見

失敗を恐れ、失敗するくらいなら最初から挑戦しない。そんなプライドの高い子供

子どももきっと苦痛で、自信を失っているケースも多くありました。学習の土台ができていないのに、高度な課題に挑戦させている。

勉強が苦手なのは、やる気がないせいだと思っていました。

粗暴行為など不適切な行動があり、困っている子供の背景には、認知機能の弱さがある可能性が潜んでいる

この子には、忘れやすい特性があると認識して、子供にはわすれないためにはどう工夫したらいいかを具体的に教えましょう

先ずはその子の「できること」を増やし、自信をつけて練習を継続していくこと
指を使って計算をするのは良し。しっかりと指を使わせて数概念の発達につなげていった方がよい
計算だけは指を使って悪いという決まりはなく

キレることどもの背景にある、馬鹿にされたという感情
「馬鹿にされた」、「自分の思い通りにならない」←「自分に自信が持てないという背景が」

子どもの一番の困り事は、「勉強ができないこと」

分からないことの多い子供には、いくら自分で考えようとしてもどうしてもできない問題があるのです


自分の父親の行動が理解できなかったのですが、ここに書かれていることや行動に近いものがあります。

もし、そうだったとしたら、職業選択もかなり狭まったことでしょう。
おそらく、上司の指示が理解できなかったでしょう。人に使われるのが嫌だと周りは言っていました(本人から聞いてはいない)。本当は、上司の指示通りにできずに、違ったことをして叱られることが嫌だったのでしょう。
その中で、タクシー運転手は最適だったのでしょう。指示は明確で、多少の道順の間違いは許されるし、ゴールは必ずある。

母は賢めなので、家庭内ではかなり生きづらかったかも知れません。母に手をあげることがあったのも、キレることで、自分を守ろうとしていたのかもしれません。子どもには手を上げなかったのが救いです。

酔うと強気に出れたのも、酒の勢いを借りないと払しょくできない自信の無さがあったのかも知れません。(言葉では言い返せない)

また、よく人に騙されていたし、家族の言う事よりも他人の言うことを信じてしまったのは、家族の言葉が理解できなかった、けれどそういう他人は分かり易い話をしてくれたからかも知れません。
今でも、通販には騙されています。(商品が悪いのではなくて、自分では使えないものを欲しがって買ってしまいます)

父は小心者で、内弁慶でした。
人に騙されても騙すことはありませんでした。(騙す能力がなかったかもしれません)
そして、社会人として、社会を立派に構成してきたのだと思います。私や周囲がもっとこのことに早く気づいていたら、違った人生を歩んでいたことでしょう

父方の祖母は気づいていたのかもしれません。6人兄弟の2番目で、祖母に一番可愛がられていたそうです。祖母が父が出来ないことを分かっての配慮だったのかもしれないです。(耳の悪い末娘も可愛がっていました)
祖母は文盲で、それを恥ずかしく思っていたことのでしょう。同じ感じを父に感じていたのかも知れません。
(ズボンをジボウメと書いていたこと、笑ってしまったことがあります。きっと祖母を傷つけていたのでしょう。ごめんなさい。)

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