20240815 学力はごめんなさいにあらわれる 岸圭介
自分が想定した通りには、子どもは成長しない
子どもの視点に立って、彼らの考えを理解した上で、企図する
保育園のお迎え遅れを防止の目的で罰金化したことで、お金を払えば迎えを遅らせても良いという考えに変わった事例
人との関係性による圧によって、自分の身の振りを変えて、生き延びる
淘汰圧によって、進化だけでなく、成長も発達もある
悪い考えだが、昨今の上手な子育てで、人に迷惑をかけ過ぎない、ある意味物分かりの良い、従順な子ばかり育つと、
それを悪用した者が、独裁的な力を発揮してしまう
子どもにことばが正しく伝わる→大人にも伝えたい
子供の成長には、親からの圧力がある:淘汰圧
一方的な感情をぶつけて、叱り続ける場合は、常に同じ強さで圧力がかかっているので、自分の発する「ごめんなさい」に区別をつけることがむずかしい
ごめんなさいは、同じ状況では二度とつかわない言葉である
→直し正しているのだから
言葉の価値は、話し手の行動と必ずセットになる。
「自分のいったことに責任を持つ」
言った側が悪意を感じていない場合でも、言われた方は感じている。だから、これからも二人の間でちょっとしたやりとりが進むたびに、一方的に心理的距離は広がるばかりです
そして、「自分にはそんなつもりはなかった」と締めくくられる
スマホ片手に、子の話を聞くならば、「聞く」という行為は、なんとなく片手間にやっても構わないものだとということを学んでいます
安定した環境で成長するとは限らない、発達には変化も重要です
挨拶は、まだ知らない誰かにしてこそ、可能性が広がる
あなたにとって、挨拶が印象に残る子がいたとしたら、その子はもう自分の力で、未来を切り拓いている
字を書けることが成長の喜びを実感できる行為
お手本通りに取り組む→これができなかったな~
とにかくつぎは2の成績を3にしなさいと言ったところで、子どもは何をどうすれば良いかわかりません
点数に関わる価値を続けていると、子どもが学習していくのは、「点数がすべて」という価値観です。この価値観を与えているのは、間違いなく大人なのです。
MGや会社でも、数値の価値を続けていると…
家庭の蔵書数と子どもの読解力には相関関係がある
多くの大人が「自分の読み方は正しい」と信じて読んでいます
順序の理由をイメージできる子は、自分の主張が届きやすいかを考えられる子です
算数ができるためには、言葉に対する意識が不可欠
抽象的な物事を理解するのは、子どもにとっては難しいことです。具体的に動きをやってみることで、はじめて「足す+」という言葉や記号が自分のものになります
一般的な小学校では、生活と学習はつながっている。→いずれ離れる
ケアレスミスのいちばんの問題は、ケアレスという便利な表現で、失敗の本質を見えなくさせること
子どもが間違えるということは、新しい何かに向き合っている証拠でもあります
凹四角形の問題:
自分で法則を発見し、応用した。算数の喜びを知った問題。
三角形と見立てて、
底辺×高さ÷2=(8+10)*7÷2=63cm2
→その後、成立するには、前提条件があったことが分かる