
20220322「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認 佐々木チワワ を読んで
今作られつつある部分
最初はぶざいくにみえるだろうが、新しいちからとはいつもそういうものだ
(魔法陣グルグル 9巻p26 長老ヌシタの言葉)
ぴえんも、同じ今作られつつある部分。
昔の人が妖怪に名前を付けること、偶発的な出来事に何らかの意図の働きと考えることと同じように、私は社会に不安を抱いている。そして、こういった新書を読み、現象に名前を付け、社会を理解し、生き延びるための行動なのだろう。
推し燃ゆ
この感覚は一般的になってきている。
もちろん特殊な環境が震源地ではあります。その広がりは、SNSによって場所を超えて伝わります。
それは、重力のようで、近距離は強いが急激に強さは減少するけど、遠くまで届く。
仕組を作ったものが勝つ
歌舞伎町の「ホスト」-「ホス狂」の仕組の中で、レートが上がっている。この中でのラットレースが拡大し高速になってきている。
中のラットは一生懸命で、外の仕組が搾取しているのことに、知ってはいるが言及しない。敢えて見ないようにしている。
このラットレースを仕組むものが勝者と思う。ゴールドラッシュのリーバイスの様に、
人口減とDX
これから、日本の社会は人口減になる。業務は増える。ここ30年給与が上がっていない。
これから予想されるのは、ますます、中間層は薄くなり二極化する。
増えた業務の機械化・IT化の要求に、専門知識を持った人は減少し応えられないので、高騰する。その知識を習得するための、機会が既に失われている。簡単な知識は下落し、その業務は機械化・IT化されて習うことが難しいのだ。
若者や未熟練者が、高度化するための道が細く険しく、自分一人では進めなくなってきている。
気になった言葉
量産型、地雷型
ぴえんファッションで救われる女の子たち、地方で悩んでいる少女たちが救いを
(男子はいない)
神格化される「ホスト殺人未遂事件」
「私のことを好きになってくれないなら、殺して私のものにしている」と言うのがヤンデレ、
「私のことを誰も好きになってくれないなら死んでやる」と言うのがメンヘラ
Z世代、OD(オーバードーズ)
「私、生きている価値あります?」ホストに貢げない私に
歌舞伎町における価値とは、お金を使っていること
消費される男性性、ホテルでのプレイより、前後のやり取りに時間がかかる
顧客とリードへのコミュニケーション、有料顧客へのDropOut対策
女らしさを、対応で確かめている(実用的でないことに資源をかけてくれるのか?、進化心理学)
ぬいぐるみペニスショック、初めて女の子扱いされた
未来の関係性に対する期待感を金銭に換える
『仕組みを作って、そこに参加している人たちの活動からお金を得る』
ルッキズム
日々受けるのは、「記号に当てはめられたコンテンツ」
夜の仕事を始めたきっかけは、「DMが来たから」と話すぴえん世代
一度でも簡単に類似情報にアクセスできる
余暇の不足、時間が足りずに動画を1.5〜2倍速で再生して視聴する子
こうした方がいいですよ、とアドバイスしたところでその先にある未来への想像がつかいないから響かないですよね