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【友人を喪った日に、毎年のように思うこと: 楽に生きて、長生きする。必要なのはそれだけだ 】

2月16日は親友の命日。8回目の命日。
毎年、この日付近は気持ちがザワザワする。
でも、8年経って、やっと感覚が変わってきた気がする。
胸の中に、棘の短いウニみたいなのが埋まっている、
という感じであったものが、
だんだんとトゲトゲが小さくなって、
固くてザラザラしたグミみたいな感触になったような。

慣れてきた、とか、
忘れてきた、という感じでは正直ないけど、
やっぱり、時間が経つ、ということは良いことだと思う。

それでもやっぱり、わ-ってなる。
わーってなるんを吐き出すのがこの投稿。
(反応くださる皆様、ありがとうございます…)

花いっぱいメルヘンな感じの棺桶の中で寝ているみたいな、
結婚式でスピーチをしてくれたのと同じ顔で。
冗談みたいに鼻の穴にコットンを詰め込まれた、
真っ白な顔が、どうも現実感が無くて。
ただ、残されたご家族の痛いくらい悲しい声と、
何も分からずに、でも不安そうな小さな姪っ子ちゃんの姿が、
どうしようも無く不安で不安で不安で。

でっかいピザ焼窯みたいな火葬炉に、
ガラガラと棺桶が押し込まれていく時、
まだそいつが生きてるような気がして。
棺桶に飛びついて、ちょっと待ってくれ!と言いたかったけど、
言わないで良かったと今でも思う。

最近、奥さんが読んでた本にすごく良いことが書いてあった。
「楽に生きて、長生きする。必要なのはそれだけだ。
 最悪な環境から逃げると決めた時は、最高速度で逃げるべきだと思う。
 逃げるべき方角は、楽しいもの、愛しい人、得意なこと、あるいはその全部。いつも選んでいた方角とは正反対の方角である。(中略)
 それこそが自分を大切にする方法だと思う。壊れずに、かといって何かを維持してて無神経に生きることはない。ちゃんと、繊細に生き続けるのだ」
※F著「いつか別れる。でもそれは今日ではない」より

自分の娘たちが社会に巣立つ前に、
今より少しでもマシな社会にしておきたいなぁ。
自分が何も出来てなさすぎて本当に焦る。
焦るけど、徐々にでも進んでいくしかないね。

#パパの子育て #子育て #育児 #過労死 #西日本高速道路 #逃げるは恥でないし役に立つ #自殺 #しんどい君へ #F #いつか別れる 。でもそれは今日ではない

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