【友人を喪った日に、毎年のように思うこと】
2月16日。今日は親友の命日。7回目の命日。
7は縁起の良い数字だと思うが、7年経っても慣れないもの。
結婚式でスピーチをしてくれたのと同じ顔で。
冗談みたいに鼻の穴にコットンを詰め込まれた、
真っ白な顔が、どうも現実感が無くて。
ただ、残されたご家族の痛いくらい悲しい声と、
何も分からずに、でも不安そうな小さな姪っ子ちゃんの姿が、
どうしようも無く不安で不安で不安で。
でっかいピザ焼窯みたいな火葬炉に、
ガラガラと棺桶が押し込まれていく時、
どうしても、まだそいつが生きてるような気がして。
棺桶に飛びついて、ちょっと待ってくれ!と言いたかったけど、
言わないで良かったと今でも思う。
仕事が理不尽に辛かったら、休むべし。逃げるべし。
アナタひとりが抜けて、回らなくなる職場なら、それはアナタだけの責任ではなく、
マネジメントしている会社が、上司が、同僚が悪い。
会社と自分を同一視してしまった勘違い人間のために、
命をかける必要は無いよね。
※「●●課のプライドが」とか「我が社の品格が」とか言っちゃう人間のことね。
誰かが抜けたらカバーできるように、組織があるんです。
会社は、誰かが死なないためのシステムなんです。
そのために上司がマネジメントしてるんです。
でも、家族にとってはアナタは一人しかおらんからね。
親兄弟でもない、単なる友達だった自分の胸に空いたでかい穴は未だに塞がらない。
親御さんの胸には、兄弟の胸には、どんなどでかい穴があいたのか、想像もつかない。
想像つきたくないし。
毎年毎年、この時期になると、
首の後ろらへんから、腹の下の方から、ジワジワと染み出してくる、
タールみたいなべっとりした気持ちの悪い気持ち。
それを少しでもマシにしたくて、書いてます(笑)
吐いて少しでも楽になりたい、という気持ちだけ。
書き始めると、ふじいあきらのトランプ(古)みたいにズルズルと出てくる。
そんなもんを読んでくれて、ありがとうございます。
これでも半分くらい消してます。
そして、削ったら不思議と、毎年似た感じに(笑)
ただ、毎年書いてたら、何となく、
タールの中にある酸味みたいな刺激が、
少しずつ薄らいできたような気もする。
オレンジ・アンド・タール(藤沢周)。
パッと思いついただけで、意味無し。
と思ったけど、これも「命」の話だったな。
自分の娘たちが社会に巣立つ前に、
今より少しでもマシな社会にしておきたいなぁ。
焦るけど、徐々にでも進んでいくしかないね。
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