【異種族とのコミュニケーションに心を揺さぶられる!おすすめ漫画『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』から、世界平和への糸口を学ぶ】
最近、どハマりしている漫画がこちら。
瀬野反人さんの『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』です。
(何を今更、と言わないで…)
言語学者の主人公が、学術研究のフィールドワークのため、
魔界の住民たちとコミュニケーションをとるという、なんともユニークな設定。
ワーウルフやリザードマンなど、発音の仕方が違ったり、
そもそも発音せずに会話する種族もいて、主人公は様々な壁にぶち当たります。
そんな中で特に印象に残ったのが、以下のシーン。
主人公の上司が過去の日記に綴っていた
「物語を持たない彼らに現状を伝えることは難しい。彼らの不可解さは我々の尺度に回収されるだろう」
という一文を読んだ主人公が、
「今」しか持たない魔界の人々との決定的な違いを実感し、
彼らと人間との将来的な関係構築について絶望するシーンです。
ただこれは、私たちが普段、価値観の異なる人たちとコミュニケーションをとるときにも通じることですよね。
相手のことを「自分たちと違う」と決めつけたり、自分の価値観で相手を理解しようとしたり。
でも、本当に大切なのは、自分とは違うという前提をもって相手の視点に立ち、
彼らの世界観を、理解しようとすることなんじゃないかと、
この漫画を読んで改めて思いました。
主人公はその後、諦めずに異種族との対話を続けていきます。
※そこに至る気づきのシーンもエモいので、読む人は注目してください!
「対話が打ち切られた瞬間に戦争が始まる。だから私達は対話を続けなければならない」
どこかで読んだこの言葉が浮かんできました。
誰が言ってたのかさっぱり思い出せないんですけど。。。
ただ、暗い感じは全然無く、漫画は至極ほのぼのと、しかもテンポよく進みます。
よく見たら、作者の先生、「ポイズンガール」の作者やないか!
※毒グモに刺されて毒舌が出るようになってしまった女の子が、笑顔で毒舌を吐きまくるギャグ漫画
この漫画は、単なる異世界ファンタジーにとどまらず、私たちが生きる社会にも通じる深いテーマを描いています。
異種族とのコミュニケーションを通して、人間関係や多様性について考えさせられる、そんな一冊です。
ぜひ読んでみてください!
(現在、既刊は5巻まで)
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