ジャパンカップ回顧

勝ったのはコントレイル。終わってみれば、相手弱化でスローの上がり勝負で1頭だけ上がり33,7で走ってくるのだから強いよね。-8kgという数字に一瞬騙されたが、大阪杯のときが太過ぎたので究極仕上げということでしょう。プインパ産駒の牡馬として、底を見せないままに無事引退できるということも素晴らしいこと。菊花賞でアリストテレス相手にみせたCもただのプインパ牡馬ではないことの証明でしょう。種牡馬としてのコントレイルにも注目ですね。                                    

2着にきたのはオーソリティ。間隔が詰まった中でそれでも+体重で出走できたのは充実している証拠でしょう。あとは、もう少し後ろから競馬をしてくれればもう少しコントレイルに迫れてたか勝っていた可能性はあると思うのだが、この馬が差して競馬した経験がないので前にいくというのがルメールの最上の選択だったのでしょう。

3着はシャフリヤール。馬体重が-6kgという数字でまぁC要素がある馬だから構わないだろうとも思ったが、道中ではほとんど摩擦のない位置取りのままで直線を迎え、コントレイルと併せ馬のように上がっていったが、オーソリティとコントレイルに挟まれるとそのまま怯んでスピードダウン。純粋なCではないんだろうということが露出したかな。この馬に関しては今後は通常のプインパ牡馬の括りに該当していきそうなレースでした。

4着サンレイポケットは、秋4戦目は苦しいがもう1走、どこか使えるとこで短縮のオプションが使えるとこで重賞をもう1つとっておきたいところ。ここで休めばそのまま終わりじゃないかな。難しいところ。それでも中年頑張ってます。

6着ユーバーレーベンは徐々にリズムを挙げてきてもう少しというところか。

7着シャドウディーヴァは横山親子がスタート直後に喧嘩してぶつけられたが、それでも前にいって競馬をしてくれたのは良かったでしょう。単純に体力面の問題だっただけでよく頑張っていたでしょう、少なくともダービー馬2頭に先着しているのでね。

9着のアリストテレスは、あのままスローで逃げていたらどうなっていたかはタラレバの話になるので避けるが、少なくともキセキが捲っていった時点で全く反撃できていないのでキセキがいなくとも直線では飲み込まれていたでしょう。それでもスローでもGⅠで前にいって活性されたということで次走は期待してもいいでしょうが、それでも走らなければきついでしょう。

10着のキセキは、まぁLだから出足が鈍るのは仕方ないが、スタートまともで逃げれていたら・・・タラレバね(笑)

マカヒキはMの教科書通りの結果。

ワグネリアンは・・・距離延長で前にいく位置取りショックのに馬体減ってきてはねぇ。


 昨今、事業仕分け(使い分け)やら、育成ノウハウ(休み明けぶっつけ本番)やら、人気馬が切れるタイミングが少なくなってきているので、そういった面も踏まえて、しっかりと人気サイドでも拾っていきたいですね。

 これは多くのM使いの方がオーソリティを今走のマカヒキと同じような視点で問答無用で切ってしまっているということへの警鐘であり、自分への戒めでもあります。明らかにストレスのある馬とわかっていても、どんな条件が揃えば走ってくるのかという視点をもって予想を組み立てていく必要性を考えさせられる上位決着のジャパンカップだったのではないかと思います。

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