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鉄道謎ファイルNO.2 謎のS字カーブ!?所沢駅

皆さんは、西武鉄道の所沢駅に行ったことはありますか?
今回は、謎の配線をしている「所沢駅」についてです。

[謎のS字カーブ]

所沢駅の航空写真を見ると、S字カーブしていることがわかるでしょう
所沢駅付近の路線図

このように、謎のS字カーブをしています。

[S字カーブの理由]

所沢駅は川越鉄道(現在の新宿線)の駅として先にあった駅に、後から武蔵野鉄道が乗り入れるかたちになりました。
池袋駅は国鉄と東上鉄道(現在の東武東上線)の駅に後から武蔵野鉄道が乗り入れるかたちになりました。
当時はただ旅客が乗り換えを出来ればいいので無く、貨物列車を相互に乗り入れさせる必要がありました。トラックなど無かった当時は物流のほとんどは鉄道が握っており、国鉄・私鉄問わずに貨物列車が多数運行され、相互に乗り入れをしていたからです。
従って貨物用の引き込み線や、貨車の入替や機関車の付け替えをする設備を、貨物乗り入れ相手の川越鉄道や国鉄線に並行に置き、かつ川越鉄道や国鉄線と線路を接続する必要がありました。
そのため、所沢ではS字形カーブを描いて川越鉄道の線路と並行する形になっています。

以上、所沢駅のS字カーブの理由でした。
鉄道謎ファイルはこれからも更新していきます!

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