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コーディネーター

仕事で「企画調整者」ってのをやってます。色々な組織の事情を理解し、全体がとあるミッションに向かって物事を正しく進めていけるよう調整する役割です。
でもそれぞれの組織が皆そのミッションに完全合意しているわけではなく、「面倒」とか「できない」とか「◯◯してほしい」って言うもんだから、企画調整者は困っちゃいます。どこまで各組織の内情を明らかにして良いのかもわからない。効率よく皆がミッションに向かうためには、お願いをしたり、説得したり、自組織が折れたりしながら進めなきゃいけない。ハブの役割もしなきゃなので、色々なところからの連絡が集中するし、まあ大変です。
昨日NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で侍ジャパンをWBC世界一に導いた栗山英樹さんのドキュメントをやってました。プロ野球の現場でも、コーチ、監督、戦略、データ分析、それぞれの立場でやっていることは、全部同じ「勝つ」というミッションに向かう活動のはずなのに、お互いがギクシャクすることがある。強いチームにするには、それぞれの話を聞いて理解し、それぞれを納得させるコーディネーターが必要だと。
私の役割である「企画調整者」って、そう考えると究極のコーディネーターだよな。損な役回りになることはしばしばだけど、面白いのかも。

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