(タイトル修正)遊戯王のデュエルはカードゲームに見せかけた何か

遊戯王カードに子供の頃からハマっている話はしましたね。

僕は愛が重いタイプなので未だに好きです。原作やアニメもがっつり見てました。

現在放送中の遊戯王VRAINSも地のイグニスが出てきた辺りまでは見てます。消化追いつかない……

さて、Twitterにはモンストとのコラボやグレムリン海馬が流れてくるので、この機に初代遊戯王の話をしますね。

(アニメには一応、東映版の遊戯王とテレ東版の遊戯王デュエルモンスターズと2種類ありますが、言及する時は主に後者についてです。)

主人公の武藤遊戯くんは、デュエルする時に別の人格に切り替わります(通称・闇遊戯)。闇遊戯は実は古代エジプトの王様の魂なんですが、そんなことは置いておきます。

闇遊戯、ジャンプ漫画の主人公なので当然、勝利の女神にエコ贔屓されてます。ただ、勝ち方がむちゃくちゃなんです。アニメには「ルールとマナーを守って楽しくデュエルしよう」ってテロップ出るんですけど、この番組にそんなものはありません。イカサマ・俺ルール・煽り・人質・デスゲーム……ちなみに闇遊戯は俺ルールと煽り枠です。

例えを挙げます。

アニメ遊戯王の「デュエリストキングダム編」で、遊戯くんは大会参加者を襲うプレイヤーキラーと戦います。

敵のデッキはテーマが「闇」。浮遊する城型モンスター「闇くらましの城」の力で自分の悪魔モンスター達を闇で覆い、姿を隠した状態で一方的に攻撃をしかけるなかなかの俺ルール戦法を取ってきます。

※現実のカードからはモンスターや魔法が立体映像で飛び出さないため再現できない戦術です

闇遊戯くんはプレイヤーキラーの悪魔モンスター達に攻撃を当てる事が出来ないばかりか、姿を確認することさえままならない状況となり、防戦一方となります。そこで闇遊戯くんは、プレイヤーキラーに唯一届く攻撃、「言葉による挑発」を始めます。(おい。)

闇に隠れる臆病者だのデカい体の割に小心者だの、だいぶボロクソに貶したことで、プレイヤーキラーは感情的になりました。そして闇遊戯くんの罠にかかり悪魔モンスターを一体倒されると、プレイヤーキラーは有利なフィールドを保っているにも関わらず、劣勢の空気を感じ始めます。

そこへ闇遊戯くんが魔法カード「光の護封剣」を放ち、一時的にフィールドが光に照らされてしまいます。※カードゲームです。

焦ったプレイヤーキラーは文字通りの守りに入りました。悪魔モンスター達を魔法で張ったシールド内に入れ、鎧型のモンスターを前方に配置し、「光の護封剣」の効力が切れるまで立てこもる戦術を取ったのです。※現実では再現できない戦術です。

しかしこれこそが闇遊戯くんの狙いでした。攻撃力を極限まで高めるコンボを組み、宙に浮いていた「闇くらましの城」を攻撃したのです。地上のモンスターを守るのに必死だったプレイヤーキラーは、一切戦闘参加しなかった城の存在を忘れていたのです。※繰り返しますがカードゲームです。

闇遊戯くんのコンボ攻撃により城の「浮遊能力を保っていた外壁(?)」だけを破壊され、浮遊能力を失った城は密集していた悪魔モンスター達の上に落下(?!)、モンスターは全滅(?!?!)、ついでにプレイヤーキラーはライフポイントもゼロになり敗北しました(意味不明)。※ルールがTRPGに近いのではという考察もあります。

ちなみに、ゲーム終了後、怒り狂ったプレイヤーキラーが闇遊戯くんにリアルファイトを仕掛けますが、モノホンの闇の力の前に精神崩壊します。


……長い例えになりました。しかしこれで、遊戯王がいかにマッドで楽しいコンテンツか分かって頂けたのではないでしょうか。この回はアニメが特にオススメです。

今日のところはこれで終わりですが、気が向いたらまた語りますのでお楽しみに、デュエルスタンバイ!

入川礁/役者/脚本/ボイスドラマ/舞台/映像/Twitter/SHOWROOM/25歳ホグワーツ3年生/遊戯王エンジョイ勢

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