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クリスタルワークを受講した時のこと①インナーセルフと繋がる

こんにちは。
10月の下旬にクリスタルワークを受講してきました。そこで、九州の糸島にて活動しているカーサロータス・クリスタルロッジのたんたんさんと初めてお会いしました。
クリスタルを使用したワークについて学ぶのは、ボージャイストーンの時以来、5年ぶりとなります。
たんたんさんは、A.メロディ女史が広められたクリスタルワークから長年のクリスタルワークの経験を通して独自の「鉱物術」という教室を開催されています。

ぶなのもり社 BRIGHTNESS 地中の宝物より。

私自身、石のリーディングを通してイメージ化するという体験をしてきたことから、アーティストとして活動されているたんたんさんに親近感を覚えました。
そして、今までは他者の能力を通して石を見ていたところから、今度は自分の感性で描くことを再開できれば、と思い至ったのです。

鉱物術には段階があり、1から3までが基礎となる講座です。私は今回、1を受講しました。

先日、「トゥエルブジェムズエッセンス」と旅のはじまり②の記事でも記したのですが、当時のルナリターンが、まさにクリスタルワークを受講するという配置でしたので、一度振り返りたいと思います。

鉱物術を、受講した日に最も近い
10月16日のルナリターン。

興味深いのが、アセンダント(ASC)の度数です。
水瓶座♒23度となっていますが、サビアンシンボルでは、後の度数24度も加味します。すると、
 
水瓶座24度「情熱に背を向けて自分の経験により教えている男」

情熱というのは人間が持つ感情の一種であり、情熱があるからこそ成し遂げることができると多くの人は考えます。ですが、言い換えるとそれは熱にうなされている自分自身でもあります。その感情的な側面を浄化して、冷静になることを智った男が、水瓶座の支配星である天王星…つまり、人々へ教えるという立場になって人生の変容を促していく。1人の意識が変われば、それが波紋となって2人3人と変わり、やがて社会全体が変容していく。
このASCは、そういった教え導く方の象徴としてあらわれたのかもしれません。

ちなみに、より大きなくくりで見ていくと、水瓶座20~25度というのは第5グループ「理性的自己を育成する」ということが当てはまります。この過程というのも今回の鉱物術に当てはまるところがありました。

鉱物界の根っこ・SOUL・スピリットと呼ばれる本質に繋がるには、まずインナーセルフと繋がることが重要になります。インナーセルフはサブコンシャスセルフともいい「潜在意識の自己」と捉えるのですが、現代人というのは本当の自分を封じています。
職場などにおいて誰もが何らかの自己を演じざるを得ない状況で、本質的な自己(子どもの頃からの自己)とは乖離していることがあるのです。例えば、世間体や処世術と言われるようなことを当たり前だと思って積み重ねているうちに、いつしか顕在意識の自己が犠牲となってしまう、というように。メンタルヘルスが不調になるのも、この歪みが原因の一つかもしれません。
多くの人が正しいと言っていることを否定することは難しいですし、ある程度人格を使い分けていたほうが楽(仕事の顔、家庭の顔など)と思えるくらい、現実世界は複雑なことが多い。それなら一層の事、仮面を被り続けるほうがマシだ……と思ってしまいますよね。

この第5グループの理性的自己の育成において、まずはインナーセルフと繋がる。インナーセルフとインナーチャイルドは似ているようで若干異なります。インナーチャイルドは、子どもの頃の未消化の感情を人格化したものという位置づけです。インナーセルフは潜在意識を人格化したものであって、潜在意識=子どもというわけではないです。
潜在意識に繋がる過程において、幼少期の辛い体験を呼び起こしたりして苦しくなることはあります。そんな潜在意識に書き込まれてきた、あらゆる過去の場面においての苦しみ、悲しみなどの負の感情を解き放っていく。そうやってインナーセルフと仲良くなることで、心身のバランスを整えていくことができるのです。このようにして、普段は顕在意識で生きている自分と、潜在意識の自分が繋がると、ある意味で裏表がなくなります。そして、自分の外側ではなく内面から、大きな安心感を受け取れるようにもなります。

鉱物界とコンタクトするのにインナーセルフと繋がる必要があるというのは、まるで地球の構造と似ている気がしています。地球にとってインナーとは地底の世界。私達は地殻の上で生活しているので忘れがちなのですが、地球の内側には核やマントルがあります。大陸が形成されていく過程で、美しい鉱物も生まれる。私達人間はこの鉱物界と共有しているものがあり、それが物質体…いわゆる肉体なのです。様々な鉱物に含まれる元素が、私達の肉体を形成しています。例えば、私達の体内を流れる血液の成分であるヘモグロビンや赤血球には鉄分が含まれていますが、地球の核は金属鉄のかたまりです。

私達はもっと、肉体が地球と呼応しているということを、思い出した方が良いのではないか。インナーセルフと繋がるというのは、地球の鉱物界と繋がるということでもあり、その起源が宇宙にあるということを思い出そうとするのです。

長くなってしまいましたが、ここからは私なりに体感したことを記録したいと思います。

インナーセルフと繋がるワークで出会った、もう一人の私

メロディさんのクリスタルヒーリングにおいても、はじめに行われるワークのようです。私は今まで、インナーセルフを意識したことは一度もなく、正直言うと直視したくないような不安な気持ちが、心の奥底からゾゾゾと這い上がるような感じがしました。

"すぐ鉱物界と繋がれるわけじゃなかったんだ。大丈夫かな…。私、パニック起こさないでできるかな"

まずは、 深い呼吸と共に、日常で感じている人間関係のストレスなど、溜まったフラストレーションを黒い煙として吐き出していきます。私は、海底がパックリと割れて、底から黒い湯気が湧きあがてくるイメージが見えました。それから、白い光が卵のように私の身体を覆うようにイメージしていきます。先程までの不安が、光に包まれて安心感へと変わっていきます。

それから、誘導瞑想で意識の深い部分へ繋がっていきます。



"あ、この光景は見たことがある"

それは、過去に何度か夢でみた光景でした。
昭和の雰囲気が漂う薄暗い地下街の様な場所で、入り組んだ黒っぽい通路を入り込んでいくと、一般の人が立ち入らないような入り口があって。入り口をくぐると、下へ下へと延びる螺旋階段がありました。階段を下がっていくと、底に辿り着きそうなところで水が溢れてきます。あっという間に、私の身体も水没してしまうという悪夢。
階段を下りて、何かを点検しようとしていたのに…。

今思うと、溢れる水は感情をあらわしていたのだと思います。

今回は、底までたどり着くことができて、やや広くなった円型の広場に降り立ちます。水は溢れてきませんが、薄暗く湿っぽい空間で壁と床の接合面には雑草が生えている。そんな居心地の悪い空間に、誰かが立っています。

…それは、中学生の頃の私でした。当時の特徴的な格好をしていたから、そうだと思います。その姿を見た時、当時の事を色々と思い出してしまって。

あの頃、教室で授業を受けるのが辛くて、何度も目の前が真っ白になりました。パニック障害の発作はこの頃からありました。一度授業が始まってしまうと外へ出ることができない恐怖があり、逃げ出したいけれど、我慢して耐えた記憶。冷や汗も酷いし大丈夫じゃないのに、怖くて「辛い」と伝えられない。皆と違う自分を認めるのが怖くて、やり過ごしていました。

この閉塞感が一体どこから来ていたのか振り返ると、おそらく父と母の関係かと思います。
母と父は私が4歳の頃に離婚しているのですが、父方の祖母によく逢いに行っていました。父は私が小学生の頃に再婚していたのですが、どうしても再婚相手に対して異質な感覚がありました。元々、私が人見知りだったこともありますが、母は母として存在しているのに、どうして父の奥さんと会っているのだろうと。
母は私の為に、いっぱいいっぱいで働いていました。けれど、父の家へ行く時には、大きな持ち家で温かいコタツがあって。そして、父と奥さんと祖母と食事をする。いつも一番傍にいる母が、ここにはいない。正直なところ、母からのヒステリックな喧嘩が起こることもなく穏やかなのは良いのだけど、何か私の心が置いていかれている感じ。

私は、この事実を受け入れなければならない。

その方は中国の国籍の方で、日本語がうまく話すことができません。それでも、私には優しく接してくれました。ただ、どこで出会ったのかなって思うと……。

父と母は夫婦生活がうまくいっていませんでした。私と母が旅行へ行っている最中(父が手配した)に不倫していたとか、風俗のこととか。
私が中学生の頃にはそういった話は薄くしか匂わせなかったのですが、親子間だと、言葉にしなくてもテレパシーみたいなもので勘付いてしまうことってあるのですよね。

"受け入れなければならないことが、本当は嫌だった"


当時の私では受け止めきれないものを、一気に受けてしまったものだから、拒絶としてあらわれたのかもしれません。その拒絶というのが、教室や会食などの座り続ける環境において発露するというのは、いつしか潜在意識に書き込まれてしまった結果なのだと。


ああ、そうだったなと思って…もう大丈夫だよ、と彼女を抱きしめました。最初、自分の身体が光の卵に包まれている想像をしたように、彼女にも同じことをしてあげました。すると、ジメジメしていた空間が、いつの間にか緑と青の大草原へ変わりました。とても開放的で心地の良い場所。緩い癖毛だったはずの黒髪がストレートになり、少し伸びています。よく見ると、白い衣装の女神みたいな姿をしています。顔がよく分からなかったのですが、幼少期の自分とはかけ離れた風貌で、インナーセルフってこんな感じなんだな…と驚きつつ。

名前を付ける時「ミカエル」って思い浮かびました。それって大天使の名前じゃない…?と思いつつ、若々しい姿をしているので、ミカちゃんと呼ぶことにしました。


一度、ミカちゃんに感謝の気持ちと、別れを告げて現実世界へ戻っていきます。




私、人前で泣いたことがなかったし、絶対泣くもんかって抵抗感があったのです。めそめそするな、って言われてきたものだから。ASC蟹座にめそめそするなは厳禁です、まったく…とミカちゃんが言っている気がします(泣き虫が多いらしい)

私の様に、こういったセッションで泣くことを躊躇われる方って、結構いらっしゃるのではないでしょうか。泣いて良いと思いますよ。だって、ずっと我慢してきてしまったのだから。

力を貸してくれた石(記事のバナーになっているMGMクォーツやファーデンクォーツ)に感謝しつつ。

その後、いよいよ鉱脈へ行って精霊と会うのですが、それまでの過程もまた、不思議な感じでした。

②に続きます。







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