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フーテン族のライブへ行く9 with 傷心の友【2024.8.31】

以下、とりとめのない散文。


8月31日
数日前の予報では直撃が予想されていた台風も、幸いにして影響が無さそうで一安心だった。

その日のフーテン族のステージ、
いつもライブ終盤に聴くアップテンポの曲を、頭の方にやったり、久しく聴いていない曲をやったり、新曲(だよね?)をやったり、
ツーマンで持ち時間が沢山あるのは嬉しいが、情報量がとても多い。メモ取らせて欲しい。

定番曲でもぜんぶが新鮮だった。相変わらず楽しい。
オフィシャルで毎回のライブを、記録として残しておいてくれないだろうか。願わくばライブ音源が欲しい。ライブでしか聴けないアレンジの存在が、刹那的すぎて勿体無い。
まぁ、そうやって一つのライブも見逃せないから、頻繁に観に行きたいと思うのだけれど。

今回のライブはUFOクラブで、フー・ドゥ・ユー・ラブとのツーマンだった。
そして主催はフーテン族。

フードゥは、ドレスコーズとのツーマン発表より存在を知り、ちょいちょい聴いていた。
既知のバンドとの共演に、何となく感慨深い。
ライブは札止めとはならなかったみたいだけれど、UFOクラブは満員なのではと思うほど観客でいっぱいだった。

次のフーテン族のライブは、渋谷クアトロ。
イベントの一出演者とはいえ、これまでとは倍以上のキャパを有するステージに立つ。
半年見続けてきて、ゆるやかにでも確実に、バンドが前進しているのがわかる。あぁ、バンドってこうやって大きくなっていくのか。
でも、なんだか普通とは様子の違う彼らだから、例えば売れていくバンドの王道ルートがあるとして、それを辿るのかしら、辿らず我が道を行くのかもしれない。
知らんけど。


その日のライブは、古くからの男友達を伴った。

「よければいつか一緒にフーテン族観に行ってみようぜ」なんて話をしていたところ、
「正直面白さが分からないし普通だったら行かないんですけど、今、人からの誘いは断らないようにしようと思ってて」
と言う。
どうやら彼女に振られて気分を刷新したく、興味のないこともとりあえず齧ってみよう、という心境だったようで。

こちとら楽しみにしているライブに、そんなドン底テンションで挑まれましても……
と思うところはあったのだけれど、

彼の聴く音楽は古めのアニソンとSEKAI NO OWARIが中心で、私以上に偏りのある趣味をしていると思う。
きっかけは何であれ知見を広げることは、悪いことじゃないだろう。

ライブ帰りの道すがら、彼に感想を聞くと、
「もっと自分は、自由に物事を考えて生きていいんだなって思いました。」
とのこと。
……何だそれ、
と感じたものの、思い返せば私も初めてUFOクラブに来たとき、そういう心境になっていた気がする。知らない世界を体感した開放感というか、そんなところの気分だろう。
どうやら彼にとって、この日のライブは相当にインパクトを残したみたいだった。
好みとしてはフードゥの方かなとか、the pillows(フリクリ)が好きだった頃を思い出したとか云々、ライブについて、彼なりのポジティブな感想をいろいろ熱く話してくれたけれど、(酔っていて)あんまり私の記憶にない。
まぁ、楽しんでくれてなにより。
なんか吹っ切れましたわ、とも言っていた。ヨカッタネ。

彼とはオタク趣味の友達で、その鑑である彼は、様々な推しコンテンツ(主にソシャゲ)に潔く何万円もブッ込んでいたりする。何だかそれが、傍から見ていて気持ちがいい。
私も熱量を金銭に乗せてブッ込みたいと思うが、フーテン族のグッズは一通り買ってあって、気持ちの行き場を失っていた。

今回物販に新しく、Tシャツがラインナップされたので、勿論購入。
Instagramで見たときから、なかなかにして試されるデザインだなと思っていたけれど、見慣れると愛おしくなってきた。
……次は色違いも買おう。

他のファンの人に「着る?」って聞かれたけど
たぶん着…ます。おぉん。


YouTubeが突きつけてくる四半期のハイライト。
詳細は趣味に偏っていた。

藤井風とか聴く洒落た女になりたかったと、たまに思わなくもない。

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