「アフィリエイトをやりたい衝動」が抑えられない

先日、好きな知人がこんなことを言っていた。それを聞いて、匿名の活動もやりたくなってしまった。

例えばアフィリエイトの運営。数年前は匿名でアフィリエイトサイト(というよりは素人くさいブログ)を運営して、良い時で月10万円ほど収入を得ていた。朝起きてパソコンを開き、「発生しました」の画面が出るとテンションが爆上がりするあの感覚。質の良いパチンコだったな、あれは。パチンコをやったことはないけど。

久しぶりにA8net(アフィリエイトの仲介業者みたいなもの)を開いてみたら、かつては無かったような案件が転がっている。しかも高価格で。試してみたいアイディアが脳内に溢れる。アフィリエイトをやりたい衝動が湧き上がってきた。この可能性をスルーしておくことは許しがたい。その場で提携申請を送り、Instagramのアカウントも開設した。

画像を作ってInstagramに投稿してみると、似たようなジャンルのインスタグラマーがフォローといいねとDMをくれた。記念すべき初絡み。新たな人格がこの世に承認された。誰との繋がりもない匿名アカウントの「フォロー1」は、この世に自分が誕生したような清々しい気持ちになる。

匿名活動の何がいいかといえば、人目を気にしなくていいところだ。

わたしは豪快な性格のくせして、誰も気にしないところで「誰かが見てるかも」「信用を落とすかも」と心配になって行動を制限しがちだ。誰かに見られてるかも、誰かを傷つけるかも、という思い込みで行動に移せなくなる。ネット上にこんなにも自分のパーソナルなことを書いてるのに、いまだに変なところを気にしてる。心が小さい。

その点、匿名は良い。誰の目も気にしないから、好き勝手に書ける。

わたしの脳みそは、ずる賢い戦略を思いつきやすい。「需要はありそうだけど信用は落ちそうなやり方」が日頃からポツポツと思い浮かぶのである。これを試すには、匿名の仕組みは大変ありがたい。

ちなみに官能小説も匿名、というか別のペンネームで更新している。官能小説なんて、とてもじゃないけど匿名でなきゃ書けないわよ。

アフィリエイトに取り組むのはただの衝動なんだろうか?すぐに飽きるかな?うん、それはそれでいい。

アフィリエイトの好きなところはこんな感じ。

  • (労働時間あたりの報酬という意味で)バグを起こせる

  • 一人で完結するから人間関係で疲れない

  • アイディアを試したい衝動が解消される

  • 「わたしは天才なのでは?」とテンションが上がる

  • 「発生しました」が楽しみすぎて朝起きたくなる

ここまで書いて「わりと向いてるのでは?」と思った。継続力の危うさや詰めの甘さはあるけれど、ベースの性質としては向いてるな。

飽きるまでやってみよう。一銭も失わないし。

「このアイディアを試したい」という衝動が解消されるだけでも十分よ。衝動を放置しておくと、頭の中がうるさすぎるから。衝動を潰していきたい。育ったら育ったで嬉しいし、潰れたら潰れたでスッキリする。

アフィリエイトが上手くいったら、「金銭的にリスクがあるけどやってみたいこと」の勉強や準備にお金を使いたい。いや、もう少し明確に思い描いて臨場感を出してやりたい。お金の使い道を考えるのが下手くそすぎる。

人と関わるのが怖く、フリーランスに憧れていた2017年。最初に目指したのがアフィリエイターだったんです。「唯一できる仕事なんじゃないか」と、藁にもすがる思いでブログを立ち上げたのを覚えています。またしても元いた場所に戻ってきました。ただいま〜。

アフィリエイト「おかえり〜」

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伊藤七 | 書く人
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