正しいことなら自分が知っている

何したいか分からない
どうすべきか分からない

そんなことはなくて、本当は、自分がどうしたいのか知っている。みんなそう。

ただ心の声を無視する癖がつくと、聞こえにくくなってしまう。聞こえにくくなってしまうけれど、完全に聞こえなくなるわけじゃない。聞こうと思えば、時間がかかっても聞こえるものだ。

わたしは「正しそうなもの」があまり好きではない。

社会一般的に推奨されそうなことが苦しく感じる。

生徒会みたいな雰囲気。強豪野球部の主将みたいな雰囲気。大企業に就職する早稲田の学生みたいな雰囲気。皆勤賞をとる教員志望の高校生みたいな雰囲気。ワクチンは打たないとおかしいよねみたいな雰囲気。科学的に証明できないことは全てオカルトです、みたいな雰囲気。

そういう「正しそうなまとまった塊」が苦手だ。

でも自分にとっての正しさや心地よさ、正解の選択を知っているから、モヤモヤすることはない。

とにかく自分の声に耳を傾けてきた。心身の小さな不調を無視せず生きてきた。

それは社会との不適合を起こすこともあったけど「生まれてから死ぬまで自分の面倒を見るのは自分しかいない」と思い、自分の声に耳を傾けてきた。

その甲斐あってか、自分の声を聞く精度は高い。

自分の正しさ基準でいい。自分の正しさ基準がいい。本当は鳴ってるはずの声を聞くことができる。いつでも、今なら間に合う。

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伊藤七 | ライター
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