【生きのびる日記】続けられるものを本業にする
生きのびるためには、働かねばならない。自分を食わせてやらねばならない。
何を基準に仕事選びをしたらいいのかピンとこない時期が長かったが、ようやく納得した。続けられるものだ。
「続けられる」と言葉にすると、何年やっても飽きないものや一生できそうなものを想像するかもしれない。違う。
わたしの思う「続けられるもの」とは、3日連続でやっても平気なもの。回復のための寝込む時間が必要ないもの。わりと短期的なイメージだ。
これまでやってきた仕事の中には、やりがいを感じるものや楽しいものがいろいろあった。占い師の仕事はやりがいがある。ウェビナーの運営もけっこう楽しかった。でも3日連続でやるような体力はないし、ひとつやるごとに長めの休憩を挟まないと稼働できない。
これでは休憩が多すぎてお金にならないから、本業にするには適さない。「何かをする人間」としては、まだまだわたし自身に権威性もなく、時間を投下しないとお金を稼げない段階。ということは、時間を投下できない業務は本業にできない。楽しさがあったとしても。だから、占いの仕事やウェビナーの仕事は、本業にするにはちょっと違う。
一方で、Webライティングの仕事は連続して何日間もやれるし、休憩時間も短くて済む。簡単に言えば、それをやるための体力があるわけだ。毎日やれるし、回復期間を必要としない。まとまった時間を投下できるから、本業として十分成立する。
ここでの「本業」とは、自分を食わせていくためのお金を得る仕事を指す。仕事への本気度はもちろん、本業も副業もおなじだ。
「続けられるものをやろう」「自然にできるものをやろう」なんて言葉はさんざん聞いてきた。だけどようやく、自分なりに納得感を持てるようになった。
やりがいや楽しさよりも、体力がもつもの。寝込まなくても平気なもの。長時間できるもの。
納得感のある仕事に出会えると、意外と「何十年も続けられる仕事か?」なんてことは、気にならないもんだなぁ。
仕事選びのポイントさえ身につけば、きっとその時々のわたしが、いいものを選んでくれるだろう。まずは3日間続けられるものを選んで、生きのびよう。