【生きのびる日記】「休み明けの憂鬱」を感じたくなさすぎてフリーランス
明日から仕事始めの方も多いはず。長期休みを挟んだあとにきちんと出勤できる人は、社会性がありすぎるので、心の底から尊敬する。
一方のわたしは、協調性がなく、決められた時間に決められた行動をするのがとても苦手だ。休み明けの憂鬱さに耐えられず、学生時代は勝手に休みを継続したことがある。社会人になってからは、フリーランスやら週3社員やらをしながら勤務日をカスタマイズし、休み明けの憂鬱さをあまり感じなくて済むように調整してきた。
明日も午前中は自由に過ごすつもりだ。温泉やカフェへ行ったあと、1週間分の買い出しをする。休み明けに即「自分の時間」を持つことにより、自分のことは自分で決められることを、自分に分からせて、安心させてやりたいのだ。
もしわたしが明日の朝から出勤しなければならないなら、こうするだろう。
行動としては、「憂鬱だなぁ」と思いながらも省エネモードで出勤する。だいたいの人が「憂鬱だなぁ」と思っているはずなので、憂鬱さを感じることに罪悪感や特別感を感じる必要はない。そういうものとして、最低限の行動をしておく。
頭の中では、最上級の理想を描くという遊びをする。心を浸していたい場所や、感じたい空気、時間の流れるスピード、一緒にいる人の言葉。そういうものを、通勤中やトイレの中でイメージする。小さな頃からやっていた「心を遠くに飛ばす」という作業だ。心を遠くに飛ばすことに慣れてくると、飛ばしているときの方が現実のように思えてくる。わたしが住んでいるのは、あっちの世界。こっちが偽物。この思い込みが強まると、ゾーンに入り、心が完全に平気になる瞬間が訪れる。
心を遠くに飛ばす作業をしたことがない方は、一度やってみてほしい。現実はどうだってよくて、とにかく想像の世界を歩いてみる。こっちが本物だなぁと思いながら、感じてみたい感情をイメージし、感情を先取りして感じてやる。
現実世界に引き戻された時は疲労感や虚無感があるかもしれないけど、ゾーンに入っている間はとても幸せなので、試してみてください。
でも現実世界ごと変えたい場合は、やっぱりフリーランスは良いんじゃないかと思う。不安定だし、現在進行形でヒリヒリしているけど、それを含めて何もかも自己責任なところが良い。自分のことを自分で決められる嬉しさ。嬉しさというより、自分の権利を守り続けられる安心感。
心を遠くに飛ばして理想を描くことと、フリーランスになること。偏ったわたしなりの、おすすめの方法。
「シーン」という音が聞こえるくらいの静寂の中、摘みたてのハーブティーを飲みながら、何かを読んだり、企画を考えたりしていたい。ログハウスの窓から射し込む日光に季節を感じたい。午後からは編集者さんがたずねてくるので、それまでにはパウンドケーキを焼いておきたい。足が冷えるから、5本指ソックスを履いておこうか。
わたしだったら、こんな情景を描きます。けっこう幸せな気分になれる。
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