占い師と名乗って3週間

占い師を名乗り始めてから3週間が経った。前から占い師業はしていたものの、だからといって占い師という自覚はなく、継続するかも不明だったので、占い師と名乗ることに抵抗があった。

だけど数か月前にいろいろと考えた結果、「まずは目の前の仕事として、占い師をやるべきだな」「占い師がライフワークだな」と感じたので、占い師としての覚悟をひとつ決めた。覚悟といったら大げさか。「続ける」「やめない」「お金にする」を決めた。

3週間で16件の鑑定依頼がきた。価格が安いからとはいえ、素直に嬉しい。

占い師の活動を始めてから1番思うことは、これからわたしは占い師という立場でどう役に立っていこう?ということ。占いのスキルを高めるのか、カウンセリングのような技術を高めるのか、霊能系の修行をするのか、どれを強めるのか?みたいな。

働き方系専門の占い師をしているので、相談内容はわりと似通っている。今の仕事を続けたくない。適職・天職が分からない。年齢のわりに積み上げられていない。週5日組織で働くのが辛い。こういった内容が多い。

こういった内容に対して占い結果をお伝えするわけだけど、占いは万能ではないので、抽象的にしか回答できないことがある。現実的ではない回答になることもある。たとえば目の前の仕事に困っている人に対して「天職は芸術家なので芸術家を目指しましょう」的なことを言ったって、救いにはならない。

鑑定に申し込んでくれる方は、一応占いという形式を望んでいるわけだから、占いで返すのはもちろん必要だけど、もっと力になれるような+αのことがしたいと思ってしまう。

たとえば入り口は占いだけど、キャリアコンサルタントやコーチングのようなアドバイスができたら、現実的に役に立てるかもしれない。

占い師といっても、スピリチュアル・オカルト・霊能要素を強めるのは自分には合わないと思ってる。じゃあどこに特徴を持たせて、どう役立っていこうか?というのは考えないといけない。

でも、占いに来てくれる人は占いの神秘性が好きなのであって、わたし個人の感覚や現実的なアドバイスを求めていない場合も多々ある。

わたしも占いが好きなので鑑定を受けたことが何回もあるけど、「これって占いというより、カウンセリングだよなぁ。カウンセリングを受けるなら、占い師じゃなくて、カウンセリングに行くのに。」と思い、少し残念な気持ちになることがある。

だけどそれは、恋愛の相談をしていたからかもしれない。恋愛系については特に、占い師のカウンセリングを受けたいんじゃなくて、「相手といかに運命的に繋がっているか」「今はどんな時期か」などを聞きたくなるから、現実的なアドバイスとは相性が悪いのかも。逆に働き方系なら、現実的なアドバイスも重宝されるのかも。とか、いろいろ思う。

占いのスキルを高めつつ、働き方系の現実的なアドバイスができる人になるのは、自分としては必須なんだよなぁ。そしてさらに、必要なキャリア系のサービスを紹介したり、自分で作ったサービスを紹介できたらベストだ。

やっぱり、どうせ仕事するなら、現実的に役に立つことをやっていきたい。雰囲気だけ良かったり、一瞬だけ気分が良くなって終わったりするのは、は良くないなぁと思う。実利価値が低すぎるものは、どんなジャンルであれ自分には馴染みにくいなぁ。

毎日投稿376日目。

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伊藤七 | 書く人
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