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スポーツで稼ぐことに寛容な社会への期待
11月になりましたね。開幕してひと月、早いものです。
日本のスポーツ界は、体育教育、補助金、やりがい搾取のもとに成り立ってきました。業界発展を目指した時の限界と選手のプレー環境改善への投資を真剣に考えた時、ビジネスへの意識、知識、経験が不足していたことが明確になりました。JリーグやBリーグは、この課題をクリアすべくビジネスの重要性を語り、実行してきました。
しかし、ビジネスを重視することにネガティブな声が度々上がります。そこだけみたらそのような声が上がることも理解できます。しかし、リーグや競技を発展させる時に資金は必要です。誰も助けてくれません。このnoteで毎度綴っていますが、競技とビジネスは共存しており、両輪です。タイミングによっては、ビジネスに寄りすぎだと感じることがあるかもしれません。
それで良いのです。実業団でもなく、補助金で存在している協会でもなく、プロリーグとして価値を作り、マネタイズして、選手やスタッフの生活を支えていくリーグビジネスなら当たり前です。日本でも選手がとか、競技とか、ビジネスとか、と分断して語られるのではなく、共存しているものとして扱わられる時代が来てほしいとずっと願っています。
立ち行かなくなったら困るのは選手たちであり、クラブスタッフであり、何より悲しい想いになるのはファンです。そんな責任を追っている者たちは、様々な批判はあれど未来に紡いでいかなければなりません。
このようなことを理解できる空気感にならないと本当の意味でスポーツ界がもう一段、社会的プレゼンスが上がることはないと思います。稼ぐはプロセス、社会的価値創造がゴールです。
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