なぜ、島田慎二は一般財団法人アスリートフラッグ財団理事に就任し、ギフティング事業に携わるのか?
株式会社ミクシィと一般財団法人アスリートフラッグ財団は、アスリート・チームへの新しい応援のカタチをコンセプトとした、スポーツギフティングサービス「Unlim」を2月19日(木)よりサービス開始します。
これらを立ち上げたミクシィ社との縁。そして、アスリート・チームを支援し、経済的な課題を解決したいという志に共感したことから、財団理事への就任を決めました。
"ギフティング"とは、日本風に言えば"寄付"、ここでは"投げ銭"とか"おひねり"とも言えるかもしれません。動画配信者に課金アイテムをプレゼントするタイプのギフティングサービスはすでに巨大市場となっていますし、友達にちょっとした感謝の気持ちをあらわすといったタイプのギフティングサービスも存在感を増してきています。
Unlimが"社会のうねり"を作り出す
スポーツ分野でも、すでにいくつかのギフティングサービスが始まっています。ミクシィの木村弘毅社長も書かれていますが、Unlimのキモになるのは直接的寄付だけではなく、選手やチームに関する記事など情報のシェアもアスリートの支援になるという部分でしょう。
もちろん、直接的寄付は大事です。多くの才能あるアスリートが、金銭的事情で競技に専念できなかったり、さまざまな活動を断念している。一刻も早く、必要としているところに活動資金が行き渡る状態にしたい。
そのためにもまず、情報のシェアなのです。木村社長も「社会のうねり」という表現を使っていらっしゃいますが、社会を変えることができれば、状況は変わります。(ちなみに、私も千葉の台風被害からの復興支援として、金銭的支援に加えて情報発信での支援を行っています)
現状のスポーツギフティング市場は決して大きいとは言えない。しかし、必死で競技に向き合うアスリートをさまざまな形で応援したいというニーズは間違いなくある。シェア機能によりそのニーズが可視化され、新たな価値観を生んでいくことになるでしょう。
また、情報のシェアによって巨額の広告費が必要なくなったり、逆に新たな売上に繋がっていきます。間接的ですが、経済的な潤いに繋がっていくのです。
変わっていく応援の形
デジタル大辞泉によれば、「応援」という言葉の意味は
おう‐えん〔‐ヱン〕【応援】
[名](スル)
1 力を貸して助けること。また、その助け。「選挙運動の応援に駆けつける」「応援演説」
2 競技・試合などで、声援や拍手を送って選手やチームを励ますこと。「地元チームを応援する」「応援団」
とあります。「応援」と言われてまず思い浮かべるのは2のほうではないでしょうか。もちろん、アスリートにとって声援は大事です。聴覚、視覚、触覚で後押しを受け、モチベーションを上げて競技に臨むことができます。しかし、「応援」とはそれだけではない。例えば、試合会場に行くことはできないが、自分が何かの助けになりたい、そんな気持ちは誰もが持っているはずです。
そして、多種多様な「応援」が行われることは、寄付を受けるアスリート・チーム側がいろんな応援をしてもらって嬉しいというものだけではありません。応援する側の応援欲とでも言いましょうか、応援する側のニーズにも応えられるというのが素晴らしい点です。Unlimのコンセプトである「アスリート・チームへの新しい応援のカタチ」とは、まさにこの部分の話なのです。
スポーツファンのみなさん、ぜひUnlimの今後にご期待ください。
そして、アスリート・チームのみなさん、ぜひUnlimに登録し、新しい応援のカタチを体験してみてください。