見出し画像

バスケ界の大切なカルチャーの継承について

昨日、福井で伊佐ヘッドコーチと話していて、こういう方が、ブローウィンズの立ち上げに関わったのはクラブにとって幸運だったなと思いました。琉球ゴールデンキングスの立ち上げに関わった経験もあり、ファンクラブ会員をご自身もかなり営業して獲得したとも話していました。苦労していますね。

まだまだ大変だったバスケ界の中で、バスケだけではなくなんでもやらなくてはならなかっとことを、プロとして当たり前だと思ってやっていたとも話していました。そうなんですよね、今のようにスタッフもたくさんいて分業出来ている時代ではなく、一人何役もこなしていたんです。

今の盛り上がってきた、ある種恵まれた環境が存在するバスケ界、Bリーグしか知らない選手たちも増えてきて、ジェネレーションギャップを感じることもありますと話していました。このような話は、ベテランの域に入った選手と話していてもよく聞きます。

若い選手たちがダメで昔が良かったという意味ではなく、このようなことはどこの世界にもあることだし、成長痛のようなもので決して悪いことではありません。

しかし、恵まれている環境が当たり前ではないこと、多くの支えの中でプロ生活を送ることができていることなど、謙虚さだけは忘れぬよう、行動にも移れるよう世代交代をさせていきたいと常々思っています。これは選手たちだけではなく、ビジネスサイドのスタッフも同じことが言えます。

過去へのリスペクトと現在を謙虚に捉え、未来をポジティブにいけたら最高だなと思います。バスケ界はようやくここまできましたが、このあたりの感覚を大切にしていかないとすぐに後退するかもしれないという危機感があります。気持ちのよい話ではありませんが、立場上許される範囲で常に警鐘鳴らしていきたいと思っています。

いいなと思ったら応援しよう!

島田慎二
お読みいただきありがとうございます。記事を良いと感じていただけたら、ツイッターなどで記事を紹介していただけると嬉しいです!