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エリザベス1世の復習
高校時代…世界史で挫折した人にお尋ねしたい。「名前同じすぎ問題」に、ぶち当たった経験ありますか?「おんなじ名前の人間、何人出てくるんよ…」というげんなり感とともに、横文字の名前に親近感もわかず面白さも見いだせず、苦手意識がついたまま無知な大人になる…。そう、それ私。
16世紀のヨーロッパ貴族の名前を知ってもお腹は膨れない。しかしちょっとした好奇心は小腹が空いた時間を消失させる。復習で調べ始めたら時間が溶けておりました。知り始めると歴史は面白い。歴史弱者の私はコテンラジオを聞いて、今日も歴史に思いを馳せる。
今回のエリザベス1世もドラマみたいで面白かった。当時の「結婚前の肖像画交換」は現在の「付き合う前の写メ見せて」と聞いて、「なるほどそれはご尊顔を拝んときたいな」と思い、相関図作った。twitterにも上げたが、間違ってたトコ直してちょこっと追記。
処刑された人を赤で塗りつぶした図▼イングランドお家騒動、物騒すぎる。
コテンラジオエリザベス1世編、前半の#174~179では、エリザベス1世が即位するまでの流れを、後半#180~184までがエリザベス1世即位後、どのようにイングランドを盛り立てて行ったのかを知ることができる。有能な部下にあだ名つけるあたり「007を生んだ国だなあ…」と妙に納得。コードネームってカッコいいよな。私も欲しい…。
私はワーカホリックなThe Spirit推し。エリザベス1世に対してイエスマンじゃなかった所とか、信頼関係が垣間見えて格好いい。適材適所に人を配置し一定の緊張感を持ったチームメイキング…知性とバランスでリーダーシップをとってる所は、エリザベス1世の素晴らしい所だなあ。
シリーズ冒頭から「弱小国家が大国相手にどう振る舞い、ギリギリを選択していった」という前提があったけど、アルマダ海戦の戦力差を視覚化してみたらびっくりした。圧倒的な戦力差を前に、エリザベスはどう感じてたんだろう。
幼少期から、宮廷で殺るか殺られるかの環境で育ってきたエリザベス。彼女のメンタルはいかばかりだったろうと想像してしまう。エピローグの中で「理知的でバランス感覚に優れている」と触れられていて、自分に置き換えて想像したけど難しいなあ。ストレス下でも冷静に事実認識して、自他を客観的に分析して選択・行動するあり方。って…クリアするハードル多い。理知的…言われたい…自分の中に「理知」なさすぎる…言われたい。
ちなみに、エリザベス即位から458年後の2016年。フランシス・ドレークの子孫から、エリザベス1世の肖像画が売りに出され、ロンドンにある、ロイヤル・ミュージアムズ・グリニッジが、1030万ポンド(約13億9000万円)で購入したそうだ。じゅうさんおくぇん…。
記事・画像 引用元:AFP BB News
フランシス・ドレークも後世で子孫が肖像画を売りに出すって予想してなかっただろうな。エリザベス1世と海賊たちの関係については、コテンラジオのサポーター特典で聴ける。
大航海時代からアメリカ開拓史へ繋がってているのも「おお…あれにつながるのか」という懐かしさと感動がある。
歴史も世界も繋がってる…。その大きな流れを感じると、圧倒されつつ、今を生きるちっぽけな自分もその一部なんだよなあと愛おしくなる。
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