ギグバッグが異常に好き
私はギグバッグ愛好家だ。
ハードケースは全然好きじゃないし買った楽器に付属してくるとガッカリするのだが、ギグバッグはすごい好き。ハードケースを練習で持ち歩くとかまるで理解できん。運んでいる時に脛とかにぶつかると痛いだろうが。背負えるし柔らかいしギグバッグは最高なんだ。
特にそのメーカーのオリジナル(実際はほぼOEM)だったりするとワクワクが止まらない。ケースにそのメーカーの名前があるだけで何故かロマンを感じてしまう。東京にいる時はf-bassやZONなど名だたるブランドの名が刻まれたギグバッグを背負った人とすれ違ったり、スタジオで見かけただけでテンションがブチ上がっていた。
そんで私、ギグバッグ愛好家のオススメする最強のギグバッグはReunion Blues RB continentalである。旧型だから新品ではまず見かけないだろう。
このケース、まずギグバッグの中でも最高レベルの堅牢さを誇る。クッションの厚み、外生地の硬さ、造りの丁寧さどれをとっても申し分ない。ケース内部は中が広く余裕がある。
今のReunionBluesの内部は結構ギチギチガッチリ系だがこのケースは違う。余裕がある分ケースに厚みがあるが、利点はギチギチしてないから楽器の出し入れがスムーズでノブやスイッチなどのパーツにストレスが掛かりずらいのだ。広いからと言って楽器が中で動くこともない。このバランスが最高。
ネックピローはちゃんとアングルのあるヘッドのベースでも保護し衝撃をカバーできる。同じくらい強度があるギグバッグPROTECも大変魅力があるケースだが、ネックピローに厚みがないのでアングルヘッドのベースだとケース背面にヘッドが着いちゃってちょっと心配なのだ。
最初に存在を知った時、当時最強と信じていたmonoがペラく感じてしまう程だった。誰だよmonoをセミハードケースって言ったやつ。これに比べたら全然ソフトケースじゃないのっ
もちろん弱点もある。一つは重さで4kgもある。楽器入れて装備もポケットに入れたら10kgぐらいになるから背負って歩くにはキツイ。山籠りする時の刃牙の気分になる…
あと何かの拍子で倒れた時に結構デカい音がする。ケース自体が重いから倒れた時の衝撃は大きいと思われる。あとはちょっと分厚すぎてファミレスとかには寄りづらくなる。
そしてギグバッグの宿命だが最強クラスの硬度とはいえ、やはり底のクッションが楽器のストラップピン等で劣化してしまう…そのままだといずれ破れる。長く使いたいなら工夫が必要だろう。
重ささえ我慢できれば最高のケース。劣化もかなりゆっくりで使用10年目だがこれからもメインで使える。
ただ、総合的に見るとやっぱmonoのM80方が便利なんだよなぁ…ポケットの位置とか重量、バランスは最高なんだがmonoちゃん劣化が早目なのよ…許せない劣化の仕方するし。
reunion bluesを下手ボメしたがやはりこれもギグケース。セミハードでは無い。そこんとこを理解して飛行機とかに持ち込んだり、リペア時の郵送用として使うと非常によいぞ。
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