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2020年11月の記事一覧
わたしの本棚57夜~「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」
☆「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」山口周著 光文社新書 760円+税
論理的・理性的な情報処理スキルの限界が叫ばれ、世界のエリート、経営者は感性を鍛える傾向にあるといいます。論理的に白黒のはっきりつかない問題について答えを出さなければならないとき、最終的に頼れるのは個人の美意識しかない。そのため、哲学を鍛えられた欧州エリートやアートスクールに幹部を送り込んだり、早朝のギャラリー
わたしの本棚54夜~「読みたいことを、書けばいい。」
☆読みたいことを、書けばいい。田中泰造著 ダイヤモンド社 1500円+税
元電通マンの田中泰延氏が47歳で青年失業家となり、フリーランスで働くうちに気づいたこと。文章の書き方、どんな文章がバズるか、支持されるかを就活のエントリーシートの書き方も絡めて書いてくださっています。
シンプルです。「自分が読んで面白い文章を書こう」につきる話です。
文章は、随筆やSNSの短文からして、「何を書くか
わたしの本棚45夜~「戻り川心中」
学生のころ、連城三紀彦さんの小説に出会って、その流麗な文体と謎解きの多い展開に酔って、感動したことが度々ありました。臆病だったせいもあり、恋に恋するような感じで連城さんの小説は愛読しました。エッセイも面白く、そこにカッコイイ友人として描かれる荒井晴彦さんたち映画人の話とか楽しく読みました。彼ほど、作家仲間から尊敬され愛された作家も少ないのでは。65歳で亡くなったせいもあり、偲ぶ会はもちろん、綾辻
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