#絵本未満・・・、ぼくのへそのゴマ星人⑥
#チャレンジ・・・ 、ぼくのへそのゴマ星人⑥
「あれっ、ひょっとして、ぼく、昼寝しながら、おねしょでもしたのかなぁ?!」
ドキっとしたぼくは、自分のフトンをそっと探ってみた。
「まさか、いくらぼくでも、そんな失敗はしでかさないよな。」と、思いながら、フトンをのぞきこむと、なんと、スゴイ地図。
どうやら、スゴイ失敗をしてしまったらしい。
「ピカキラに見つからないかなぁ?!」と、あわてて地図を隠したんだけど、ピカキラは、そんなことはおかまいなし。
「健太くん。スゴイ地図だろう?!これ、ぼくたち、ゴマ星人がつくったんだ。」
「へぇ。そうだったのかぁ。てっきり、ぼくは、・・・。」と、いいかけた時、部屋の外から、隣のカンちゃんの声がした。
「健太くん。どうしてる?!雨が上がったみたいだから、外で遊ぼうよ。」
(カンちゃんというのは、ぼくの幼ななじみの同級生。一応?!女子。)
「うん。わかった。今すぐいくよ。」
ぼくは、できたばかりの、とにかくスゴイ地図ブトンをかかえて、部屋の外へとびだした。 (つづく)