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#絵本未満・・・、ぼくのへそのゴマ星人⑪

#チャレンジ・・・ 、ぼくのへそのゴマ星人⑪

「健太。はじめまして。」

「あっ、おじいちゃん。そうでしょ?!ぼくのおじいちゃんでしょ。」
ぼくは、おもわず、おじいちゃんにとびついて、「たかい、たかい。」をしてもらった。

「健太。ずいぶん、大きくなったんだなぁ。」おじいちゃんは、そういって、ぼくをおもいっきり、だきしめてくれた。

「そうか。ぼくが前からほしかった宝物をピカキラのおじいちゃんたちがプレゼントしてくれたんだ。」

ぼくは、おじいちゃんと、ほんとうにいろんな話をした。


「健太は、なにが好きなんだ?!」

「うん。ぼく、野球クラブに入っているから、いまは、一番野球が好きかな?!でも、あんまり、自信ないんだ。」
「それから・・・。」
ぼくは、ちょっと赤くなって、カンちゃんの話もした。

「そうか、好きな子ができたのかぁ。わしも、ばあさんのこと、好きだったぞ。」
おじいちゃんも、赤くなって答えた。


「ところで、健太。いったい、どうしてこんなところまでやってきたんだ?!」

「それが、どうしてだか、ぼくにもよくわからないんだ。だけど、とにかく、ぼくたちの大事なことが書いてある秘密メモを探しにやったきたんだ。おじいちゃん、そのことについて、なにか知らない?!」

すると、おじいちゃんは、自分のへそのあたりを指さして。
「とにかく、わしのへそにきいてみてくれ。」というんだ。

ぼくは、いわれるまま、おじいちゃんのへそに耳をあててみた。
                       (つづく)

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